ランボー 怒りの脱出のレビュー・感想・評価
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自由と民主主義のアメリカは乱暴者に翻弄されるんじゃ
ベトコン(差別用語)とソ連っぽい白人からアメリカ人っぽい白人を解放する出鱈目なお話。
1985年のベトナムに南ベトナム解放民族戦線の旗が風になびいている。
1985年はベトナム戦争はアメリカの敗北で終結している。従って、ベトナム民主共和国は滅亡している。さて、ランボーを追う船に、はためく旗は南ベトナム解放民族戦線の旗。
ぎょぎょ!?
ソ連はアフガニスタン侵攻(1978年)の失敗で本国はペレストロイカの最中。ベトナムにソ連軍が駐留することがあっても、アメリカ相手に戦う事は絶対に無い。あったとすれば、ポル・ポトの残党相手や中国のはずだ。そして、本国のソ連にトドメを刺すのは、1986年のチェルノブイリ。1991年にソ連は崩壊する。
乱暴者の怒りを武器に、ベトナムに進行しなくとも、後一年まてば、誰一人命を落とすこと無く.ベトナムと友好関係をアメリカは結べたはずである。
さて、
せっかちな乱暴者はまだまだ怒り続ける。次はソ連があきらめたアフガニスタン相手に。アメリカは乱暴者に翻弄されると言う事さ。
ランボーVSベトナム兵!
シネフィルWOWOWの吹き替え版で初めて観ました。
ベトナムで捕虜として捕まっているアメリカ人達を救出するだけの任務かと思ったが裏切り行為で置き去りにされ、処罰を受けてしまいますが女性兵士の救出で成功したかと思ったら今度は逆に女性が射殺された時に彼の怒りが爆発し全兵士に逆襲します。
中でもラストの基地に戻ったときのマシンガンを連射するシーンがヤバかったです!
スライの「エクスペンダブルズ」人生、ここに開演。 爆発まみれの出ベトナム記。
ベトナム帰還兵ランボーの戦いを描いたアクション映画『ランボー』シリーズの第2作。
服役中のランボーは、トラウトマン大佐の要請を受け、捕虜救出のためにかつての戦場・ベトナムへと舞い戻る…。
○キャスト
ジョン・ランボー…シルベスター・スタローン(兼脚本)。
共同脚本として『殺人魚フライングキラー』『ターミネーター』の、後のオスカー監督ジェームズ・キャメロンがクレジットされている。
第6回 ゴールデンラズベリー賞において、最低作品賞や最低脚本賞など、4部門を獲得🌀🌀
とんでもなくキレイに纏まっている『ランボー1』。
この続編を作る意味があるのか全くの疑問だったのだが、観賞してみて納得。
確かにこれは正当で真っ当な『ランボー』の続編だ!
まずもって申し上げたいのは、この映画は不当に貶められているっ!ということ!
これは強く主張しておきたいっ!
どう考えたってラジー賞を総なめするようなダメ映画じゃないっしょこれ。
1985年といえば、『ランボー2』&『ロッキー4』が公開されている、正にスタローン・イヤー。
『ランボー2』が全米年間興行収入第2位、『ロッキー4』が第3位だったというのだから、いかにスタローンが凄かったのかがよくわかる。
またこの前年は、『ターミネーター』が公開されたメモリアル・イヤー。
この映画を期に、異次元の肉体を持ったアーノルド・シュワルツェネッガーという男がスクリーン上でその存在感を強めてゆく。
当然、同じ肉体派スターであるスライとシュワちゃんは、この後長きに渡り激しく鎬を削り続ける。
シュワルツェネッガーというライバルの登場によって、さらに磨き上げられたスライの彫刻のような肉体は正に芸術品。
この映画のスライの身体はバチバチに鍛え上げられており、それを観られるだけでもこの映画の観賞価値は大いにあると言って良い。
もう一つ言うと、この時期のスライはアメリカ代表🇺🇸という意識を強く持っていた…ような気がする。
『ランボー2』にしろ『ロッキー4』にしろ、彼はソ連に立ち向かう英雄というキャラクターを演じており、「強いアメリカ」の象徴として自らを売り出そうとしていたように思われる。
これはやはりシュワルツェネッガーという競合への対抗策だったのではないだろうか。
元々オーストリア人であるシュワちゃんでは、どれだけアメリカ的なキャラクターを演じてもやはりアメリカン・ヒーローにはなり得ない。
その隙を狙って、スライがマッチョなアメリカン・ヒーローという枠を掻っ攫っていった、というのが私個人の見解。
これはわりと穿った意見だと思うのですがどうでしょう?
とにかく、1985年というのはシュワちゃんの登場により焦りを感じたスライがとにかく頑張りまくっていた年。
露出が多くなれば当然アンチも増えるし、政治色の強さを増した彼に対して不快感を示す層が一定数いたであろうことは想像に難くない。
そういった事により、本作は当時、不当に叩かれてしまったのだろう。
今観てみれば、本当によく出来た『ランボー』の続編でありアクション映画なんだけどね。
本作は爆発💥爆発💥💥爆発💥💥💥まみれのド派手な作品に仕上がっており、この映画単独で観ても十分に楽しめる。
しかし、やはり『1』と合わせて観ることに価値があると思う。
『1』では、①何処からか流れ着いたランボーが、②不当な扱いにブチギレて大騒動を巻き起こし、③トラウトマン大佐に説得されて逮捕される。
『2』では、①逮捕されていたランボーがトラウトマンに説得されてシャバに出て来て、②不当な扱いにブチギレて大騒動を巻き起こし、③何処かへと流れ去ってゆく。
このように『1』と『2』は綺麗な鏡像関係であり、この2つを合わせることで綺麗な円環構造を成す。2つで1つの物語であると言って良い。
また、『1』ではキルカウント0だったランボーだが、本作では100人単位の敵兵をぶっ殺す。
『1』では封印されていたランボー本来の戦闘力が万全の状態で発揮されており、そうそうコレコレ!!コレが観たかったんだ!という感じがある。
パブリック・イメージとして普及しているランボー像はやっぱりこっち。
バンダナ・半裸・弓矢というお馴染みのルックスで登場して来た時には、「よっ!待ってました!」という掛け声を掛けたくなりました♪
前作がベトナム帰還兵の苦悩と絶望を描いているのだとするならば、本作で描かれているのは彼らへの「救済」。
ベトナム戦争自体は「過ち」であると断罪しつつも、国家に従い戦った兵士たちには何の罪もないと、この映画を通してスタローンは伝えようとしている。
ソ連や北ベトナム兵と戦うが、彼らはあくまでも障害物(「侵略者」のランボーが現地の人間をぶっ殺しまくるという構図になってしまっている点において、批判が集まるのもまぁ確かにわかる…。ベトナム人の扱いに据わりの悪さを感じる人もいるだろう)。
本当に倒すべき敵はアメリカ政府のシステムやイデオロギーである、というふうに設定していることが、本作がただの考え無しなアクション映画ではない、『ランボー』の続編に足る政治性に富んだドラマを持っていることの証明ではないだろうか。
もう一点気づいたのは、本作の宗教色の濃さ。
ランボーを人ならざる者、超越者として描き、彼にベトナム戦争に対する罰を肩代わりさせることで、ベトナム帰還兵たちの罪を雪いでいる。
物語の基礎が旧約聖書の「出エジプト記」であることは明らかだし、中盤に行われる磔にされたランボーへの拷問は、どう考えたってイエスへのそれと被る。髪型もたぶん意図的に寄せているんだろう。
ランボーを救い出し復活させるヒロインはマグダラのマリアだろうし、超越者たるランボーにより齎される殺戮は、正に黙示録的な神の怒り。
人の罪に対する復讐が許されるのは神のみ、というキリスト教の教えに則り、超越者であるランボーが敵を蹂躙するのである。
事程左様に、本作は政治的かつ宗教的な物語になっており、決してただただ阿呆なアクション映画ではないと断言したい。
ただ一点、トラウトマン大佐とかいうオッさんは一体なんなんだ…。
前作も今作も役立たずすぎるだろっ!∑(゚Д゚)
本当にこのオッさんがランボーを作り上げたの〜?
ラジー賞に最低上司賞があったのならば、間違いなく受賞するのはトラウトマン大佐である。
セリフにも登場した通り、本作はスタローンの「エクスペンダブルズ」人生の序章。
ここから現在に至るまで、ハリウッドの「消耗品」として扱われ続けるスライ。
しかし、消耗品である紙コップやティッシュペーパーの方が、高級な陶磁の皿や芸術的な絵画よりも親しみやすく重宝するものなのだ。
消耗品をバカにしちゃあいけないよ。…ということで、『エクスペンダブルズ4』を心待ちにしてますよスタローーーン!!💪✨
ジャングルが本当の彼を解き放つ!
ランボー・シリーズ第2作。
Amazon Prime Videoで鑑賞(レンタル・4K修復版・吹替)。
前作とは打って変わって、社会性は風味程度になり、ひたすらスーパー・アクションの乱れ打ちを堪能しました。
トラウトマン大佐の要請で再びベトナムのジャングルへと足を踏み入れたランボーでしたが、その任務には彼もトラウトマン大佐も知らなかった軍の思惑が隠されており、ベトナム戦争が産んだ負の遺産にまたもや苦しめられることに…
再び国から見捨てられたランボーが、得意のゲリラ戦法を駆使して孤立無援の戦いを挑み、敵地からの脱出を図る!
ランボーと聞いて咄嗟に思い浮かべるのが、額にバンダナをハチマキみたいに巻きつけて、上半身裸で汗まみれなムキムキの肉体を晒し、機関銃を片手持ちでぶっ放し敵をなぎ倒していく勇ましいお姿。本作が源泉かぁ…
ランボーの代名詞、弓矢を使ったアクションが初登場!
マシンガンをぶっ放して来る相手に弓矢で戦おうなんざランボーくらいしか思いつかないよ。矢尻に仕込んだ火薬で建物を吹き飛ばし、ジープを木っ端微塵に…
クライマックスのヘリチェイスも圧巻でした。脚本の初稿にジェームズ・キャメロンが関わっていただけあって、ミリタリー色が強めなのは男の子の琴線にめちゃくちゃ触れて来るし、決定稿にどれだけ反映されているのかは分かりませんが、さすが続編づくりの名人だなと思いました。
※修正(2022/04/12)
Do we get win this time? ベトナムに帰るランボー
ロッキーと双璧をなすスタローンの代表作第二弾。2020年6月に公開される最終作に向けて過去作を見直しです。
本作の脚本ってスタローンとジェームズ・キャメロンだったんですね。ちょっと意外だったのですが、「エイリアン2」でも銃をガンガンぶっぱなすアクションにしてたので、きっとキャメロンはこういうの好きなんでしょうね。でも、ベトナム戦争でPTSDをわずらってる人間をわざわざベトナムに戻すとか発想がスゴい。
舞台となっている1985年はベトナム戦争終結から10年も経ってたのにまだアメリカ兵の捕虜はいたのでしょうか?子供の頃に観た時には何もわからずただスタローンのアクションを楽しんでいたのですが、大人になるとアクション以外でもトラウトマン大佐とマードック指揮官のやり取りも楽しめます。けっこうポリティカルな要素もあったんですね。
アクションは前作より増し盛りです。土の中にいたり、水の中にいたり、ホラーの殺人鬼ばりに何処からでも襲ってくるランボー。でも、アクションばかりに目が行ってしまいがちですが、1に引き続きベトナム戦争の闇を引きずっていますね。最後の指令部を破壊する時のランボーの悲痛な叫びが祖国に裏切られた者の切なさを感じさせます。
ちゃんと観るとアクションだけじゃなく、訴えてくる物語がある作品でした。
かっこいい!!!!
1よりも100倍面白かった!!
明確な目的が戦いに意味を持たせて、感情移入までさせることで、スリルをみている側にも与えてくれる。
ランボーの戦い方や、あの肉体美は本当にかっこいい!
最後のセリフ
彼らが国を愛するように、国も彼らを愛して欲しい
自己犠牲など、野蛮なランボーは優しさいっぱい!!
捨て駒
戦闘シーン。
スゴい。重火器や火薬付き弓矢など
前作を上回る迫力。
そこは素直にスゴいと思う。
愛する人が死に、絶体絶命のピンチ。
どうなるかと思ったが
最後はスカッと終わる。
なかなか良かった
しかし
前作よりも軽い。
ただの薄いB級アクション映画になってしまったのが残念だ…
内容は前作よりも劣るが
今でも興奮させてくれるアクション、スタローンの肉体美(笑)を評価し
3.5で
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