ラストエンペラーのレビュー・感想・評価
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こんな中国を舞台にした映画、今後ないだろう
新宿で上映しているということで、感想を書きたくなりました。
大作であることは知っていましたが、学生の頃はあの弁髪が冗談のような髪型に思えて、まったく観る気はありませんでしたが、中国大河小説にハマり、その流れで鑑賞。
印象的だったのは、溥儀が住まう宮の外、同じ紫禁城の中に、袁世凱?か、日本軍?か、近代国家の軍人が車に乗って訪れるシーン。すごい遠目のシーンなのですが、それがまた紫禁城の大きさを感じさせられますし、溥儀だけが旧国家に取り残されているとも感じさせられました。
溥儀が紫禁城内を自転車に乗って走り、北京の街に続く門まで来たシーンも心象的。すぐそこに見える北京の街は車が走り、人々が行き交う姿が見れるのに、そこからでられない。
壁一つ隔てた場所に、清朝と中国が隔てられている。
溥儀の立場を感じ、なんて悲しい皇帝なのだろうと思いました。
挙げればきりがないほど心に残る名シーンばかりです。
溥儀の姿にはわ皇帝と立場のプライドや欲も見えますが、時代に翻弄された皇帝としてもしっかり描かれています。
やはり、紫禁城内で撮影された映像だけでも圧倒されます。
弁髪だけで敬遠していたことを後悔しました。
中国映画って、一般的に観る人少ないかもしれませんが、私はこの「ラスト・エンペラー」と「さらば我が愛 覇王別姫」推します!!!!
映画館で観られた幸せ
公開時は確か中学生で、当時観たけれどほぼ意味がわかっていなかった。
今回新宿武蔵野館での上映に感謝。
清朝最後の皇帝をジョン・ローンが美しく演じて、そして坂本龍一の美しい音楽。もちろんベルトリッチの美しい映像も含め映画館で観るべき作品。
溥儀は本当に時代に翻弄された人。最期は静かで幸せであってあって欲しい。
中国宮廷物ドラマや小説もたくさん観て読んだので中国文化や歴史もある程度把握した今となってみると、小さな皇帝や周囲の宦官たちまでも英語を話してるのが違和感ありありだったのが残念。
そしてエンドロールを見ていたら、あのハンス・ジマーがMusic Associate(だったかな?)にクレジットされててビックリ。巨匠の原点に坂本龍一教授が関わっていたのか!
籠の中の鳥
タイトルなし
中国のラストエンペラー、溥儀。 幼い頃に皇帝になり、時代に翻弄され...
祭り上げられた悲劇
溥儀という人間
最後の王朝の最後の皇帝
大作大作した大作
公開された当時ものすごく話題になったのでとても楽しみにして見に行った記憶がある.映画自体はさほど面白くなく正直多少がっかりした.この映画のいいところは何と言ってもそのテーマだと思う.それまで誰も扱わなかったところにカメラを向けて、誰も扱わなかった題材を取り上げたというところが偉いと思う.そして何よりも優れているのは坂本龍一の音楽だ.映画ってのは結構ストーリーくだらなくても音楽がいいと名作になってしまう.これもそんな作品だと思った.
それと映像。素晴らしいキャメラだ。すべてのカットの色、色のバランス、構図が素晴らしい。映像のために照明とか、調度とか、ふんだんに金がかけられている。それが歴史的スケール感をリアルでリッチなものにしていた。
大作大作した大作だったと言えよう。
政治に翻弄された男の宿命の人生をスケール豊かに描いたベルトルッチ監督の力作
ベルナルド・ベルトルッチ監督が、清朝最後の皇帝溥儀の政治的変動に翻弄された特異な人生体験をスケール豊かに描いた大作。特に紫禁城内に幽閉された少年期までの描写に、ベルトルッチの特長であるデカダンスとオペラ美術が華麗に表現されていると共に、世紀末の人間絵巻も重厚に再現されている。ここは、ヴィスコンティの後継者たるベルトルッチの面目躍如といったところであり、大変見応えがある。天津での西欧に阿った社交界の生活を経て、再び満州国の皇帝に祀り上げられるところから、自由の無い生き方を強いられ、それを望むしかなかった主人公の宿命が描かれる。そして、日本軍の敗戦によって戦犯の平民として余生を送る、晩年の悲劇をラストに映画は終わる。中国ロケと大規模なエキストラの記録的な撮影条件を駆使した映画の迫力は素晴らしい。ただし、絢爛豪華な美術が素晴らしい前半の見応えに対して、後半の登場人物の掘り下げが弱い説明不足が盛り上がりに欠ける。溥儀その人に対する思い入れが足りないと見たが、元来ベルトルッチは、自作の登場人物をある一定の距離を置いて描く監督で、そこはヴィスコンティ監督との違いでもある。その点では、デヴィッド・リーン監督の演出力と比較しての不満と言える。題材の重量感から言って、2時間50分程に収めず、せめて4時間ぐらいの長尺を掛けて、後半の歴史に刻まれた事件の溥儀の運命を描き切ってもらいたかった。役者では、ジョン・ローンが子役3人と共に前半良く、英国人教師役ピーター・オトゥールの渋味が、この映画の前半を更に見事にしたと思う。音楽が素晴らしい坂本龍一のキャスティングは最良ではなく、女優陣にも印象に残る人はいなかった。
1988年 2月2日 宇都宮オスカー
劇場鑑賞時は後半に不満を覚えたが、後にテレビで219分のオリジナル版で見直して不満が解消した。その評価で今回の採点をしています。映画は、基本監督が望む上映時間を貫いてもらいたいが、興行面が優先された上映が今も昔も行われているのが実態です。
即位礼正殿の儀の日の鑑賞
2019年10月22日 令和の新時代の重要な日
ニュースだらけでつまらない、でも中継は見たいから
合間の映画鑑賞をどうしようかと悩み、朝一にアベンジャーズ エンドゲームを観たから、次はこれ。
ラストエンペラー エクステンデットver
だいぶ前に入手してて、手付かずでした
国とは、象徴とは、統治とは、王とは
色々考えてしまいます
ゲームオブスローンズやロードオブザリング等映画の覇権争いと清朝の歴史を並べてはいけないのかもしれませんが…
CGがなくとも紫禁城の存在はやはり偉大です
これからの日本の皇室のあり方を、我々国民がどうしていけるのか考える一日でした
思ったのは、やはり秋篠宮家はもっとちゃんとしてほしい。本日のこの場にやはり小室さんと言われる方にはいて欲しくないと思った
イギリス王室も大変みたいだし、時代にあった在り方、生き方、伝統って難しい問題です
しかし、ジョン・ローン、カッコイイな
紫禁城予習としては最高
タイトルなし
圧倒的!
清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の生涯を描く。かなりの長尺ですが、それ...
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