許されざる者(1960)のレビュー・感想・評価
全3件を表示
なぜオードリーかな?
本作知らなかった⁉️
西部劇のオードリー、しかも先住民。
ほんと、イギリス生まれオランダ貴族の出身の
オードリーにはおかしな役柄。
ですが、乗馬が上手い。
裸馬にパッと飛び乗り駆けて行く。
以前の『戦争と平和』という作品で、
ドレス姿で特別な馬具を使い横乗りして
駆けて行くシーンがありましたが、
オードリー本人と確信しました。
多才、難しい着衣水泳もやってのけたし。
(『ローマの休日』)
家の上の屋根に牛がいる〜〜❣️
あとあとこの屋根で大変なことに。
ベン兄さんからのピアノ🎹のプレゼント🎁
ピアノ持ち上げるって⁉️
ザカリー一家の可愛く美しい一人娘レイチェル
長男ベンを信頼するゼブの息子チャーリーが、
レイチェルにプロポーズした帰り、
カイオワ族に殺され、
レイチェルが先住民とバレて
村八分になったザカリー一家。
レイチェルを取り戻しに来たカイオワ族と
闘うことに。
わからないことだらけの本作、
先住民と言う以上、後から来た者たちが、
本来ならば畏敬の念で崇める存在とも言える。
実際には差別している。
それが先住民も平和的にはなれない要因かと。
レイチェルを認めた瞬間、
「わが妹よ。」と笑顔で叫んだカイオワ族首長。
レイチェルの義理兄ベンによって撃ち殺された。
友好的関係ならば、互いを行き来して、
楽しく過ごせていた筈だったのに。
ベンと仲良くなってもなぁ、実兄を思うことは
無いのか❓と思ったラスト。
ヘップバーン可愛かった。
前半は、広大な景色や逞しいカウボーイ、美しい馬たち、古い西部の時代を垣間見ることが出来てそれなりに楽しい。
しかし後半は、インディアンを殺しまくるシーンが続く。最終的にレイチェル(オードリーヘップバーン)がインディアンのところへ帰ることはなく、ただただインディアンが虐殺されて終わる。
学生の頃、ネイティブアメリカンに興味があって写真集や詩集、ルポなど何冊か持っていた。ネイティブアメリカンにも色んな顔つきの人がいて、目がパッチリ大きくて鼻筋の通ったヘップバーンみたいな顔立ちの人もいる。でも、オードリーヘップバーンは父親はオーストリア系、母親はオランダの貴族?出身。出自も役柄もノーブルなイメージが強い女優さん。だから余計に野蛮なイメージで描かれるインディアンというのは違和感あるかもしれない。
ちなみに、本当はクリント・イーストウッドの「許されざる者」を見るつもりで鑑賞しました。開始早々、目が点になってしまった。
オードリー・ヘプバーンはカイオワ族?
総合40点 ( ストーリー:30点|キャスト:60点|演出:50点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
アメリカ先住民が襲ってくるかもしれないというまだまだ開拓時代の不安定さと彼らに対する嫌悪感を残したテキサス。西部劇なのに舞台演劇のような仰々しい科白が飛び交う前振りがある。そしてその言葉の後で、オードリー・ヘプバーン演じるレイチェルがアメリカ先住民だという強引な展開が出てくる。顔つきがあまりに違うので、この展開をするのならば配役がおおいに問題があってどうにも感情移入できないし、この時点でかなり前提が破綻している。それならばせめて髪くらい真っ黒に染めてくればいいのに。わざわざ彼女を西部劇に出演させて、用意した役がこれというのはお粗末すぎる。交渉にやってきたカイオワ族を、話し合いもすることなくいきなり撃てと命令するバート・ランカスター演じる長男もどうしたものか。
そして襲撃され皆殺しにされたはずのに、レイチェルがさらわれたという十数年前の記録はいったいカイオワ族の誰がそんな余裕があって記したのだろうか。それから十数年たってからいきなり家まで押しかけてきて、今頃になって彼女をよこせといってくる。そんな圧倒的多数の彼らの攻撃がまたなんとも弱弱しいこと。そして部族間・兄妹間で殺しあうことになった結末もこんなのでいいのかなあと。迎えに来たのにいきなり攻撃されて、いいとこ無しのまるで完全なただのやられ役な彼らにも劇中で多少の同情があってもいい。
白人にとってまだ先住民が危険な存在であったという舞台上の時代背景と、まだ差別が根強かった制作年代上の舞台背景があったのは理解出来る。だが現代人とは価値観が違う。オードリーの唯一の西部劇出演作ということで、興味のある人は作品自体には期待せずに観ておいてもいいかなという程度。
全3件を表示