遊星からの物体Xのレビュー・感想・評価
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ただのホラーじゃない!?
この作品の良さは、人間不信に陥るという恐怖。
誰がバケモノなのか。
そのバケモノ探しが面白さでもある。
あるのに、それが生かしきれてない!
血に意思があって、熱から逃げるという特徴からバケモノをあぶりだすという作戦。実際、バケモノが誰かが分かってから変身するのが遅すぎる。
この作品はノルウェーの基地で何が起こったのか?という疑問から始まるところが面白い。はじめから続編から作ってるという作品はスターウォーズ以外知らなかったから、逆に新鮮だった。自分は、ファーストコンタクトから観たからつながりが分かって面白かったけど、この作品から観て、1に立ち返るという見方でも良いと思う。
ラストも続編が期待できそうな後味の悪さだったので、この「人間不信」と「バケモノ探し」というテーマで語り継がれて欲しい。
もう一つの南極物語
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 60
南極で犬が登場する。しかしタロとジロではないようだ。しかもあまり歓迎されていないようである。ヘリに乗ってまで追いかけられ、いきなりライフルでドンドンと撃たれている。
普段はあまりこの手のグロ系スプラッタ映画は内容が薄いという先入観もあって見ないのだが、どんな映画かも知らないままに見てしまった。そして、何が起こっていてどこから襲われるのかという心理的に追い詰められる緊迫感が伝わってきた。まだCGもない時代だが、そのぶん作り物でそれなりに映像は健闘していた。最後の結末も何となく荒涼感があって良い。
じわじわと迫り来る恐怖
得体のしれない不安とサスペンス、面白かったです
録画してはみたものの、物体XはVFXの特集番組で知ってるつもりだったし、早送りしつつチャチャっと観ちゃおうなんて思ったら…。
冒頭から得体のしれない不安とサスペンス、すっかり没頭しました。別の意味で早送りの誘惑にかられたけど。緊張感に耐えられなくて、先が知りたくて。
観終わって呆然、どういうこと?何か見逃した?結局もう一度ジックリ観直してしまいました。面白かった!
音楽は、最初の鑑賞では意識にのぼらなかったくらいにシーンと一体化しており、エンドロールでハッとしました。巨匠エンニオ・モリコーネによる、まさに映画音楽でした。
物体Xの皮膚に感じるようなヌメリ感、おぞましく生々しい、スクリーンで観たら凄かっただろうな。
カート・ラッセルは30歳位ですか、カッコいいです。
遊星からの物体X
古典的恐怖映画の名作
1951年に製作された映画「遊星よりの物体X」をホラー映画の巨匠ジョン・カーペンター監督がリメイクした作品です。1982年製作なので映像の古さは否めませんが、それを差し引いても名作と呼べる作品だと思います。
1982年、冬。南極にあるアメリカの観測基地に一匹の犬が逃げ込んできます。その犬はノルウェーの観測基地からヘリに追われていました。犬に向かって銃を乱射するノルウェーの観測隊員。アメリカの観測隊員はやむを得ず彼を射殺します。逃げ延びた犬は他の犬達と一緒に犬小屋に入れられるのですが・・・。
宇宙からやって来た「いきもの」が、観測基地の隊員達を恐怖と疑心暗鬼に陥れます。この作品は「いきもの」の特撮ばかりに目が行きがちですけど、自分以外の人間が信じられず互いに疑心暗鬼になって行くストーリー展開とその緊張感の描き方が本当に素晴らしいです。全編で流れるシンプルなBGMも効果的に使われています。単純にホラー映画として観ても楽しめますけど、人間ドラマとして見てもなかなかの作品じゃないでしょうか?
この映画のラストシーン。公開当時はファンの間でかなり話題になったそうです。単純にハッピーエンドとは言い切れないラストなんですけど、僕はこういう終わり方は大好きです(笑)
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