遊星からの物体Xのレビュー・感想・評価
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クリーチャーがエグい
最後に残った二人で一件落着のようだがお互い疑心暗鬼のまま疑う余地は残されて。
J・カーペンターが描くクリーチャーが気持ち悪過ぎでリアルに怖い。
それぞれが疑い信用出来ない状況での心理的な描写がアッサリしていて焼き払えば倒せてしまう感じは意外に単純で観ていて恐怖心を煽られない。
特殊効果がいくらでもショボい映画は沢山ある中でこれだけリアルに描けるのは凄い。
抜群の緊張感
古き良きVFX全盛の時代に、
それを最大限に活かしたSFホラーの傑作。
閉鎖空間の中で誰が敵かわからないという
ありがちな設定ながら、よく出来た脚本と
演出によって屈指の作品に仕上がっている。
観客に与えられるヒントも限られているので
本当に誰がニセモノなのかわからない。
"Thing"の造形が素晴らしい。
あの気持ち悪さが何者とも知れない敵の
恐ろしさを倍増させている。
これらの要素によって
抜群の緊張感が延々と続く。
ヒリヒリさせられて本当に面白かった。
そして、犬の演技がスゴすぎる。
どうやったらあんな風に演技させられるのか。
アカデミー助演犬賞があったら
彼は間違いなく殿堂入りを果たすだろう。
よかった
これまで何度も見ていいて、久しぶりに午後のロードショーで録画していたのを見た。
血液で検査しているときに宇宙人が暴れ出しているのに、隣でロープで縛られっぱなしになっている場面がコントのようで面白かった。室内で豪快に火炎放射器を使うことになんの躊躇いもないところにアメリカを感じた。また、南極の基地なのに人生を楽しもうとしているような生活感もアメリカっぽかった。日本だときっと、もっと暗くて寂しげになる。
落ち着いて見るとモンスターがさっぱり動いていなかったし、人間に擬態してあのように普通に会話できるレベルになるなんて相当高度な宇宙人だ。脳の機能をそのまま活用しているのだろうけど、相当なもので、あの調子なら本当に人類を乗っ取ることなど簡単にできそうだ。今描くとしたら、そこまで高度でなく、繁殖力も弱くして、ひっそりと侵略しているのを地球人のエージェントが探し出すものにするのではないだろうか。
(追記)
スクリーンでやっていたので見てきたのだが、去年見返したばかりなのと寝不足だったせいかあまりワクワクしなかった。しかし、基地を破壊して回る場面に必要以上のデストロイを感じた。血の一滴だけで同化できるなんて無敵すぎるし、その割にクリーチャーは派手だ。何がしたいんだ、血液をこっそり忍ばせて同化すればいいだけではないかと思った。宇宙人はもうちょっと弱点があった方がスリリングだったのではないだろうか。またそのうち見よう。
手作りの特殊効果に瞠目せよ!
いまやなんでもCGで作れてしまう時代だが…CGでは作れない生々しさを体験させてくれる本作は、CGがどんなに精緻になろうとも色褪せない実在感を、本作品は味わわせてくれます。唯一無二の作品。必見。
We're gonna find out WHO is WHO. SFホラー映画の古典をリメイクした名作!
正直そんなに面白いとは思ってませんでした。実際に観るまでは。80年代物だし、今CGに慣れちゃってるとショボく感じるだろうけど、有名なんで観てみるか~ぐらいの軽い気持ちで観始めたのですが・・・いやいや、面白いじゃないですか!!
50年代にあった映画を見事にリメイク?してます。というよりきっと本家よりこっちが面白いハズ!確かに今観るとクリーチャーのチープさは感じますが、現代に至るまでの元祖って感じで色んな作品にインスパイアを与えてますね、これは。もう何がなんだかわからないグチャグチャな宇宙人も、頭に足が生えて逃げ出す宇宙人も、犬がパカッと割れてしまう宇宙人もインパクト抜群。各方面に散々真似されまくってます。やっぱ元祖はスゴい!クリーチャーの造形考えた人スゴい!こんなん撮っちゃうジョン・カーペンタースゴい!
何より秀逸なのは誰が宇宙人かわからない緊張感!血液テストのシーンは本当に息を飲みます。クリーチャーだけだとB級止まりでも、あの緊迫した雰囲気を上手く捕らえている所が伝説になる理由でしょう。そして、なんとも言えないあのラスト。やるだけやったんで後は天命を待つみたいな。いやー、現代まで残る訳ですわ。
しかし、カート・ラッセルが若いですね。顔に全然シワがない。パッと見本人識別不可なぐらい若いです。
昔の有名作も今観るとちょっと・・・ってヤツも多いのですが、これは「エイリアン」と並び時代を越えて楽しめる作品です。
この中で使われているキモいは褒め言葉です
10万年前に地球に飛来した謎の生命体(THE THING)が南極にて犬に同化し、人に同化し襲いかかる最高にキモいSFホラーサスペンス密室ver映画。
もうね、超キモいね(褒め言葉)
手作り感満載だけどそこが逆にキモさを引き立たせてる。内臓ぐしゃぁとかならまだね、ゾンビ耐性があるから全然いいんだけど、奇形ってのはね、キモいねぇ笑。
この生命体には擬態能力があり、人そっくりに外見を作り変えることができる。そのせいで隊員たちはお互い生命体なんじゃないかと疑い始める。こういった部分でサスペンス要素が強く、ただのモンスターパニック映画で終わらせない内容になっている。
さっきまで普通に話していた人間が生命体だとわかった瞬間に豹変して、変形する様子はすっげぇ怖いそんですっげぇキモい。
何より1番キモかったのは変形するときの音。骨がゆっくり割れていくときのメキメキとか圧迫された肉がこすれ合うときのムギュムギュとかの音が最高にキモい 。
そんで1番ビックリするシーンは実験のシーン。パーマーの血が高熱に対して拒絶反応起こしたとき心臓止まるかと思った笑。
最後に1番笑うシーンは心臓マッサージされてるノリスの胸から生命体出てくるシーン。素晴らしい笑。
冒頭でも言いましたがこの中のキモいは全て褒め言葉です面白いですよこの作品笑。
紛れ込んだ恐怖
80年代ホラー映画の代表作。
「いつか必ず見よう」と思いながら、名作と分かっているが故に後回しになってしまっていたがようやく鑑賞した。
「それ」は現在の映画にも見劣りしない素晴らしいもので、
「それ」に殺害、同化される描写も見ていて楽しい。
キャラクターの性質上、逃げ惑う描写がないので基地ならではの閉塞感はあまり伝わってはこない。
それでも「それ」が完璧に隊員たちに紛れ込んでいて、目に見えない、対策できない恐怖を全員が感じている様子は、物足りなさを補っている。
過去の名作ホラーを見るたび、公開当時に生まれてきて観たかったなあと思う。
まさに「なに?」なクリーチャー
CGもない特撮でここまで気持ちの悪い作品を作り上げたと感心する。
下手なCGに比べても存在感が桁違い。
むしろCGで綺麗に作られても、あんなもん触りたくないし、近寄りたくもない…と感じるレベルになるかは別問題。その部分でこの特撮は凄い。
もはやB級ホラーと言う分野で区切れば絶対的名作である。
雨の後の筍みたいにはえてくる今時のB級ホラーではこれだけの興奮は得られない。
物語の中で採血して、ヒトなのかチェックするシーンは本当にドキドキする。
ラストシーンの白い息を吐く主人公と白い息を吐かない仲間を見て、どちらが?と言う所で終わっていくのは見終わった後も印象に残る。
前日譚が映画化したので改めて観る人も増えたが、回収してきた遺体やカミソリを持った遺体、切り出した氷の棺など、当時としても異様さは凄かった。
ビビって観なかった人も多いとは思うが観て損はない。ホラー映画はビビらされる位じゃないと勿体ないよ。むしろそれを観る権利を買ってるはず。
誰がいつどこでエイリアンとすり替わったのかは、監督もわかっていない...
誰がいつどこでエイリアンとすり替わったのかは、監督もわかっていないという。
ジョンカーペンター監督は自身の作品群の中で一番この作品を気に入っている。
ブレードランナーと同じ日に公開された。
両作品とも最初は低評価だったが、どちらも今ではSF映画クラシックとなっている。
特集造形のRob bottin は当時22歳。
解剖シーンでは本物の動物の内臓が、使われた。
小学生の頃観てトラウマになった
それ以来観る機会はあったけど、なかなか観る事が無かった。
で、久々に観ても、やはり怖いね〜
誰が敵なのか分からない所なんかはエイリアンの序盤に通じる物が有るが、あのBGMとクリーチャーはたまらんな〜
味わい深いSFホラー。
名作なのは知ってたけど前半部分が退屈で、"期待しすぎた"と思った。なのに後半まで来たら見方が一気にひっくり返った。"それ"のデザインなんか特に手が込んでて見る価値あるよ。CG重視の最近の映画じゃ出せない味わい詰まってたし、これが名作所以たるその理由がよく分かったよ。温いホラー映画より時間を注ぐ価値あるよ!
名作です。
「エイリアン」と比較するとB級感も強くグロいので、そこまで一般大衆向け映画ではないかもしれません。ですが、本作は名作だと思います。
ジョン・カーペンター監督の作品では「ハロウィン」
等が有名ですが、面白さで言うと本作が一番ではないでしょうか。
誰がエイリアンなのか分からないなんて怖すぎます。
あの疑心暗鬼にとらわれる独特の空気感がたまらなく怖くて好きです。
氷に閉ざされた施設が舞台なのも「寒さ」という身体的なストレスと「閉塞感」が与えるストレスが上手くマッチしていてパーフェクトです。
そこそこグロに耐性のある人にはおすすめしたい大作です。
ただのホラーじゃない!?
この作品の良さは、人間不信に陥るという恐怖。
誰がバケモノなのか。
そのバケモノ探しが面白さでもある。
あるのに、それが生かしきれてない!
血に意思があって、熱から逃げるという特徴からバケモノをあぶりだすという作戦。実際、バケモノが誰かが分かってから変身するのが遅すぎる。
この作品はノルウェーの基地で何が起こったのか?という疑問から始まるところが面白い。はじめから続編から作ってるという作品はスターウォーズ以外知らなかったから、逆に新鮮だった。自分は、ファーストコンタクトから観たからつながりが分かって面白かったけど、この作品から観て、1に立ち返るという見方でも良いと思う。
ラストも続編が期待できそうな後味の悪さだったので、この「人間不信」と「バケモノ探し」というテーマで語り継がれて欲しい。
もう一つの南極物語
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 60
南極で犬が登場する。しかしタロとジロではないようだ。しかもあまり歓迎されていないようである。ヘリに乗ってまで追いかけられ、いきなりライフルでドンドンと撃たれている。
普段はあまりこの手のグロ系スプラッタ映画は内容が薄いという先入観もあって見ないのだが、どんな映画かも知らないままに見てしまった。そして、何が起こっていてどこから襲われるのかという心理的に追い詰められる緊迫感が伝わってきた。まだCGもない時代だが、そのぶん作り物でそれなりに映像は健闘していた。最後の結末も何となく荒涼感があって良い。
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