もののけ姫のレビュー・感想・評価
全344件中、281~300件目を表示
開始10分で心をわしずかみ
共に生きてゆければ
"金曜ロードSHOW!" で久しぶりの鑑賞。
ジブリ作品で「風の谷のナウシカ」と同率1位なくらいに好きな作品だ。圧倒的な熱量で展開するストーリーがとても面白く、考えさせられるテーマも相まって何度でも観れてしまう。
ジブリ作品では珍しく残酷なシーンが多いのも特徴である。初めて観た時に強い衝撃を受けた。そして、キャラに生命力が溢れている。立場の違いから生じる衝突に心揺さぶられる。
滅びと再生が一気に訪れるクライマックスは圧巻の一言だ。無慈悲に関しては人も自然も大して変わらないかもしれない。全てが解決したわけでは無いが、希望を持てるラストだった。
全ては人間が傲慢であるが故に始まったことである。自然、もとい神々の怒りも当然だと思える。
自らの欲で森を侵し、憎しみが憎しみを呼び寄せる。その連鎖はとどまるところを知らない。
どちらが優位だとか、どちらが支配者だとか、そんな考え方しか出来ないから争いが絶えぬ。
アシタカとサンのように共に生きようとすれば、世界は良い方へ向かうのではないだろうか。
[追記(2025/10/30)]
初めてのスクリーンでの鑑賞、且つIMAXと云う最高の環境で観られたことを幸運に思う。当たり前の話だが、テレビで観るのとは全く違う鑑賞体験だった。圧倒的な迫力と深いメッセージ性が全身を包み込む。壮大な劇伴が感情を昂ぶらせる。滅びと再生のクライマックスでは、テレビで観た時以上に心を揺さぶられ、涙が溢れた。
[鑑賞記録]
2018/10/26:金曜ロードSHOW!
2021/08/13:金曜ロードショー
2025/08/29:金曜ロードショー
2025/10/30:TOHOシネマズ西宮OS(IMAX)
*修正(2025/10/30)
洞窟でアシタカが目覚めた後の、モロとアシタカの会話が最高。 全然噛...
洞窟でアシタカが目覚めた後の、モロとアシタカの会話が最高。
全然噛み合ってなくてダブルコミュ症。
どちらもひたすら話したい事を話すだけという異次元トーク。
そして最後はどちらも怒りだすというマジキチっぷり。
最初のタタリ神のインパクトと異次元トークはいつ見てもなんか好き
頭の中に残り続ける
美輪明神のビブラ〰️ト
小さい頃から何度も見たけど、歳を重ねて見るからこそ良い 共に生きる...
何を見せたいのかわからない
昭和以前の日本的な感性を集大成
日テレ(金ロ)/劇場で鑑賞した当時は、まだ中学生だった。人間によっ...
宮崎映画のやや男向け作品
非常に評価の難しい作品
この作品、私にしては珍しく2回見ました。最初見た時はすごい。とおもいました。特に前半の緊張感。アシタカの使命感みたいなものが。それが凝縮されたシーンが矢を放つシーンで。敵を倒すシーンですね。腕に異形の者の力が宿ってしまっているので、矢がものすごい勢いで飛んでいって敵の首を飛ばしてしまう。あのシーン。矢という細いものが飛んでいくというだけで、あんなすごい演出になるのはさすが宮崎駿でしょう。しかも首が飛ぶ瞬間がアップになっていない。それなのに凄い迫力がでてた。それで引き込まれて。最後まで面白く見れました。キャラクターがナウシカと被っている・・というか、被らせてあるので。これは漫画ナウシカを映画化にしたような作品だと思いました。
2回目見るとどうしても荒が目立ってしまい、特に後半の部分が、まずいかなと。この映画がわからない。とかいうレビューが多いと思いますが。やはり後半部分。あるいは物語で提示されている、「人間の中の悪意」という、この問題をどうかたづけるのか?といった部分がうまく消化しきってないように思います。また、演出的にはタタラ鉄を作っている女たちが出てくるシーンがありますが。もう、女たちのキャラが全然かけていなくて。やっつけになっちゃってます。おそらく監督自身が映画を作ってる途中で、ここの部分が、後半部分があまりよろしくないことに気が付いちゃって、やる気をなくした部分なんじゃないんでしょうか。
私のこの評価はすべて前半部分。そして、作者が強く伝えよう、描こうとした。その熱意が伝わってくるという・・・その点数にしました。
歳
自然と生きる 人間と生きる
今日で入院生活丸1週間。
つまり、何も見れてない…。ちょうどレンタルでも『我は神なり』『ドリーム』『ガンダム・ORIGIN』、劇場でもいささか評判イマイチのようだが『マンハント』など、見たいのが出始めた時だったので、ショックは尚更…。一体いつ見れる事やら…(>_<)
また、私事だが、レビュー累計2000本到達間近にして、レビューがいつ再開出来るのか分からずストップしたままなのも悔しい!
…って事で、暫く過去に見た作品の思い出しレビューを。
自分がレビューを書く際のポリシーとして、絶対見てすぐ書く。その時思った事、感じた事を、後々読み直して駄文に感じても、大事にしてるからだ。
なので、過去作品で何度も何度も見て、見なくてもレビュー書けるくらいメッチャ好き!…っていうのも、実はほとんど書いた事無い。(書いた事あるとすれば、ゴジラシリーズかな…??)
自分の記憶力のみが頼りなので、作品によって、長文になったり、概要だけになったり、簡易レビューになったりするかもしれませんが、ご容赦を(>_<)
さて、プレイバック! まずは…
思い出しレビュー1本目。
『もののけ姫』
言わずと知れた宮崎駿を興行100億円超えの国民的スーパーヒットメーカーへと押し上げた1997年の作品。
明らかにこの作品以前と以降で世間の宮崎に対する視線も変わり、線引きされる印象になった、色んな意味で記念碑的作品。
本作や本作以降の宮崎映画はクソだとまで言われてるようだが、自分はこの作品が大好きだ!
構想・製作にたっぷり時間をかけただけあって、ダイナミックなアクション、高らかなヒューマニズム、深遠なテーマなどなど、宮崎の魂がひしひしと感じ伝わってくる。
なかなかハードでシリアスなのに当時の興行記録を塗り替えたんだから、驚き! 客に媚びなくても、監督が訴えたいもの、作りたいものを心血込めれば、客にも絶対伝わる代表例だ。
OPのタタリ神襲撃シーンから引き込まれる!
旅立つアシタカ。久石譲の雄大な音楽が素晴らしい。
屋久島がモデルである神秘的なシシ神の森。
そして、女たちが力強いタタラ場。
真っ直ぐで真面目な主人公、アシタカは、作品の世界にぴったり合っている。
サンの凛とした美しさ。
人間側のキャラ描写も深い。
何と言っても、エボシ。タタラ場を仕切る女ボス。物語の展開上敵役のイメージで、自然を殺す人間の象徴そのものだが、一方で疫病にかかった者を自らの手で手厚く看護する。
人の一筋縄ではいかない善悪を体現。
中盤、サンとの一騎討ちのシーンも何と様になっている事か!
勿論、田中裕子の声の演技が素晴らしい。
卑しい人間キャラは、ジコ坊だろう。シシ神の首を狙う張本人。他人を利用したり、騙したり、クライマックスのあんな場面でもシシ神の首を諦めないもはや執念! キャラ的にコミカルなので、何故か憎めない…。我々人のあさましさを最も表しているからか…?
自然を守る獣神たちの偉容。
モロ! 美輪明宏のあの声のあの台詞こそ本作一番の興奮!「黙れ、小僧!」
エボシの首を狙っており、首だけになっても動く最期は凄まじい!
サンを愛しており、彼女への眼差し、語りかけは優しい。
本当に本作は、“女性”や“母”が強く描かれている。
それに対するような、荒々しい乙事主たち。
そして、シシ神…。
クライマックスはシシ神が落とされた首を求め暴走するが、一定の着地となる。
自分のリア友に言わせると、ここが嫌いなんだそうな。
何も解決してないじゃん。一方が一方を殺して、それで終わりでいいじゃん。
いや、それは幾ら何でも…。
テーマは、自然と人間の共存。永遠の課題。
それに簡単な決着などあるものか。
あの終わり方もいいと思うし、自然と人間は何度もぶつかり合いながら、歩み寄り、今も共存の道を探し続けている。
途中眠たくなった
全344件中、281~300件目を表示













