「初鑑賞」もののけ姫 mptgayさんの映画レビュー(感想・評価)
初鑑賞
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もののけ姫初鑑賞。鑑賞後、何年の作品かと気になって調べてみると自分の生まれ年で驚いた。そういえば実家にVHSがあったような、でも見たことなかった。
自分の生まれ年に公開された作品がリバイバル公開され、当時見れなかった世代に届くことは素晴らしいと思うし、それだけの価値がある作品なんだろうなと思った。
実際見た感想は、ただただ心を打たれてしまったということ。薄い言葉になってしまうのが悔しいけど、かなりぶっ刺さった。
最初は人間と自然界の攻防戦でどちらが強くてどちらが勝って終わってその結果が現代に繋がるのかとか思っていたけど違った。共存、共生。共に生きるということ。
自然が破壊され、生き物たちの住む場所がなくなり、人間と自然の境界線がくっきりと線引きされているところをよく見かけるけど、人は自然に生かされて自然を生かす、自然は人間を生かし人間のすぐそばで生きている。アシタカとサンが共に生きることを誓ってそれぞれの場所に帰っていく姿が、どちらか一方ではなく共に支え合い依存し合い助け合い時間を過ごすこと、それが“生きる”中で大切なことだと思った。
名作だと言われる理由がなんとなくわかった気がする。公開から28年経った今の世界にも刺さる内容が描かれていて、自分が生まれた時から変わっていないのかと思う反面、このテーマはこれからもずっと考えていくべき人類のテーマだと思う、生きていく限り。
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