「上映方式の進化についていける映画とは」もののけ姫 定点カメラさんの映画レビュー(感想・評価)
上映方式の進化についていける映画とは
ナレーションはない。心の声を響かせたりしない。主人公が発する言葉は短く少ない。特殊な世界観の中にあって、決して内輪話にはしない。畏怖すべきものに忖度しない、つまりおぞましいものを誰もがおぞましく感じるように描き、神をよくできた人の如き慈愛の存在とは描かない。行為の残虐性を詳細なスプラッタで表現しない。テーマは普遍的で28年の時間の経過に耐えうる。このような映画をIMAXで再び見ることができたことを寿ぎたいと思います。IMAXで見た画面いっぱいのコダマのカタカタは凄かったです。
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