劇場公開日 1965年4月3日

赤ひげのレビュー・感想・評価

全50件中、21~40件目を表示

4.5病気は無知と貧困から

2021年1月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

5.0赤ひげがかわいい

2021年1月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

萌える

豪放磊落と言いたいが、患者の心情を見抜き、適切なケアをする繊細な神経を持っている赤ひげ。
細やかな処置をする割には無愛想。
いつも怒っている。
何に?
貧困と無知に。そして、その前には、自分の医学の術など、砂漠に巻く水のような無力感に。

開発途上国と言われる地域で活動しているNGO達を思い出した。
 医療も大切だけれど、まず病気にならない環境を作ろう。
 そのために、現地で活動する保健ワーカーを育て、識字率を高め…、清潔な水を確保し、栄養価のある食べ物を栽培し…。

そのようなサポートがない中で、孤軍奮闘をしている診療所、人を見ずに病を診る医者ではなく、病を通して人どころか社会をみる医者のいる診療所を起点とした物語。
 赤ひげを軸とし、新米医者・保本を狂言回しとして、その間を取り持つ先輩医師・森を配して、貧困の中で、そこで生きる人々の人生を、オムニバスのように、少しずつ絡めながら描いていく。

原作未読。

性的虐待を受けたと訴える女性の症状に対して、「そんな経験をした人はたくさんいる。けれど、こんな症状を持つのはこの女性だけだ(思い出し引用)」と言い切る。”そんな経験をした人”がたくさんいる状況!!!この一言で、この映画に描かれている庶民がどれだけ人権をないがしろにされているのかを表現してしまう、その脚本!そんな風に簡潔に表現するところと、たっぷり時間をかけて表現されるところの、取捨選択、テンポが秀逸。

ごく自然なふるまいと、舞台を見ているような二人の立ち位置(保本と狂女、佐八とおなか、保本とおとよ)、独演劇場を見ているような独白(佐八やおくに、独白はないけれど六助)の緩急。診療所医師の食事風景は『楢山節考(木下監督)』を思い出してしまった。

そして、光と影を最大限に活かした場面。
 佐八の臨終ー本当におなかが来ているのではないかと思ってしまう。
 おとよが診療所に来た最初の夜。狐憑きを思わせる。
 井戸。この世とあの世を繋ぐもの。井戸をのぞき込む女たちから、井戸の水面に映る女たちに映像がかわる場面。この世とあの世がひっくり返ったようだった。

これらの脚本・演出・映像をとっぷりと堪能させてくれる役者たち。
 豪華絢爛、大御所たちをこれでもかとふんだんに使う。ウォーリーを探せ状態。お一人お一人を絶賛するとそれだけで字数オーバーになりそうなほど。
 そんな俳優たちの中にあって、おとよを演じた二木さん、公開当時16歳、長坊を演じた頭師氏公開当時10歳が、少しもひけをとらない演技で感動させてくれる。

そして音楽。

圧倒的貧困。
義理やいろいろな思惑が絡んで思うとおりに行かず、背負ってしまう業。
つらく苦しい話がベースだが、絶望だけでは終わらない。
そして、淡い恋物語が花を添え、全体を通して新米医師の成長譚として綴られ、未来を感じさせてくれる終わり方。

それにしても、赤ひげがかわいい。
 聖人君子。仏。このような立派すぎる人の話だと、へたをすると、そのりっぱさが鼻について嫌味にもなろう。
 だが、赤ひげからは嫌味さは感じられない。持ち上げられれば照れ、わざと自分のダメな部分を明かす。一生懸命、自分に対する称賛・権威を振り払おうとする。その様がかわいい。応援したくなってしまう。
 この人物をこのように愛らしく演じられる、三船氏の器の大きさ。
 この映画の一番の魅力はここだと思う。

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とみいじょん

3.0古い映画だが

2021年1月6日
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知的

幸せ

ここで描かれた人間の機微はすべてそっくりそのまま現代に通じるのが黒澤の凄いところ。

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ブロディー署長

4.5この時代の俳優は本当に凄い。主役級のみならず脇を固める役者達の味わ...

2020年9月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この時代の俳優は本当に凄い。主役級のみならず脇を固める役者達の味わい深い演技により最初から最後まで目が釘付けとなる。貧困の中での人間の叫び、哀しみが胸に迫ってきた。香川京子の狂気、二木てるみの眼差し、井戸に向かって叫ぶシーンが心に残る。映像も脚本も黒澤映画には一分のスキもないと実感、この赤ひげも素晴らしい作品だった。

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tsumumiki

4.5完璧です!

2020年8月9日
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私の中では黒澤映画でのNo.2です。
三船敏郎の圧倒的な存在感は健在。途中ちょこっと涙出た😢

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kenyan

4.0貧困と差別の社会に対する人道主義を問う黒澤芸術の完成度とその表現力

2020年7月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

享保の改革で設置されて約100年後の文政の江戸時代、1820年代後期の小石川養生所を舞台にした新米医師安本登の成長物語。黒澤監督含む4人体制のシナリオ執筆に2年の歳月を費やす労作にして、内容の濃いエピソードの連鎖に平明な人道主義を構築した力作。当時の医療技術の実態を最小限の説明に抑え、貧困と差別の社会に対する問題提起を主題として、その模範的人間像を赤ひげこと老医師新出去定の言動で描く。有名な(解体新書)が刊行されて50年が経ち、シーボルト来日で齎されたオランダ医学が長崎で発展し始めた時代背景は、二次的要素に止まる。唯一麻酔なしの開腹手術が医療治療の描写だが、主人公安本の臆病さや未熟さを意図した場面になっている。
座敷牢に隔離された色情狂的体質の若い女のエピソードでは、女性の色気に惑わされる男のしがない性(さが)を露呈する。香川京子の鬼気迫る演技が素晴らしい。それに続く蒔絵師六助の臨終場面も凄い。癌末期の壮絶な症状描写には死を悟った人間の尊厳があるが、死後の娘おくの懺悔の告白で分かる六助の不幸な晩年の後付けが更に暗く重々しい。また黒澤作品では珍しいと思われる男女の恋愛悲話を車大工佐八で描くも、妻おなかの行動に話の作為が際立ち説得力が弱い。作品で一番の山崎努の名演がその欠点を補っているものの勿体ない。人格者赤ひげのお金に容赦ないふてぶてしさや、岡場所での用心棒との格闘で見せる武術の高さは、矛盾した人間の設定に沿ったエピソードになっているが、完璧すぎる印象を与える。赤ひげが自己否定し諭しても、安本からは全てが理に適った模範的な人物に見えるからだ。赤ひげ演じる三船敏郎の演技にどこか不自由さを感じる。
其々に練られ完璧に構築されたエピソードの中で最も優れているのが、ドストエフスキーの(虐げられた人々)を引用したと云う、おとよと長次のお話だ。安本と交互に看病して培われるおとよとの人間関係もいいし、一家心中で瀕死の状態にある長次を救うべく井戸の底に叫びかける賄婦たちとの交流も微笑ましい。また、一番可笑しかったのは、娼屋の女主人きんを追い払う賄婦たちの行動にある演技の本気度である。名実共に大女優の杉村春子を、いくら演技と云ってもベテラン女優たちが力一杯に叩き付けるとは、黒澤演出の悪戯を感じる。その上で、滅多に観ることのないシーンに驚きながら、杉村春子の役者魂に感服するのだった。また、両替屋和泉屋徳兵衛に志村喬、安本の両親役に笠智衆と田中絹代を持ってきたのは、流石に黒澤監督の力であろう。日本映画の巨匠小津と溝口に敬意を注ぐ映画人の、継承者たる覚悟を推し量る。
三年間の長崎留学の不在で許嫁に裏切られた安本の実情が徐々に解る、映画的な語りと表現が素晴らしい。妹まさえを何回か登場させてからの種明かしが予想通りではあるが、流れは自然である。御目見医の出世を断り、まさえに承諾を取るところから、ラストシーンの赤ひげに付いて行く安本の後ろ姿は、映画冒頭の後ろ姿とは別人になった安本の成長を見事に表現している。完璧を追求する黒澤監督の映画作品に懸ける執念の凄さと、人道主義を師弟対比で描く普遍性にある分かり易さ。公開当時に”泥臭いヒューマニズム”の賛否を受けたのも頷ける。役者は加山雄三以外文句なしの演技を見せつける。

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Gustav

5.0これより素晴らしい邦画を知らない。黒澤作品の良いところが全面に出て...

2020年5月26日
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これより素晴らしい邦画を知らない。黒澤作品の良いところが全面に出ている。白黒映画の表現としても羅生門に比肩するし、ヒューマニズムは言うもがな。終わらないでほしいと思いながら見た。

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kazuyuki

4.5「赤ひげ診療譚」山本周五郎の原作も良かった記憶。 その周五郎に原作...

2019年10月5日
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「赤ひげ診療譚」山本周五郎の原作も良かった記憶。
その周五郎に原作よりよいと言わしめた本作、確かに見応えのある作品でした。一つ一つのエピソードが面白く、ヒューマニズムあふれ、長い上映時間を全く苦に感じません。
三船敏郎のさすがの存在感、加山雄三が若くてイケメンだ。どこかで見たような人がたくさん出て来て懐かしい。長次って「飛び出せ青春!」の柴田だよな、すぐわかった(笑)
さすがは世界の黒澤、日本人として見るべき作品です。

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はむひろみ

5.0これこそ映画の世界遺産です

2019年9月19日
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文句のつけようはずもありまん
ただただ感涙あるのみです

物語は一言でいえば新任の若い医者の成長物語です
その主人公に加山雄三を配役する眼力は流石というしかありません

物語は、狂女、六助の娘おくにと三人の子供、佐八とおなか、12歳のおとよ、7歳の長坊の五つのエピソードで構成されます
おとよと長坊の二つが休憩を挟んだ後半になります

狂女の登場の鳥肌のたつ怖さはどんな怪談よりも怖い
おくに役の根岸明美の超がつく長台詞シーンは驚嘆、圧巻で度肝をぬかれるばかりの名演です
異常な緊迫が画面に溢れています
おとよと長坊の二人は病床での眼の光にはまいりました
神ががった演技が山のように全編に満たされています

そこに黒澤監督の演出が炸裂するのですから、強烈な映画体験と言うしかありせん

劇中の季節が初冬に始まり真冬を経てラストシーンは積雪の溶ける明るい日射しの春で終わります
主人公の心象の変化を季節で表現させているのはお見事という他ありません
井戸の水面に水音がして波紋が広がって、長坊が命をとりとめたことを実感するシーンも流石です

これこそ映画の世界遺産です

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あき240

3.5けっこうよかった

2019年9月15日
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吉泉知彦

5.0・人の変化には周りの人たちの働きかけが大事なんだとしみじみ分かった...

2019年5月3日
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・人の変化には周りの人たちの働きかけが大事なんだとしみじみ分かった
・変化というより成長だったのか。特におとよ!おとよの変わりようを見るのが楽しみでならなかった
・笠智衆の一言で満面の笑みになっちゃう

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小鳩組

4.0前半佳作・後半駄作

2019年1月22日
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黒澤唯一の欠点は安直な人情噺にハマり安いところである。失敗作は全てそれでコケている。

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タンバラライ

5.0黒澤映画のベスト3くらい

2018年10月20日
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 貧困と無知との戦い。全ての病気に対して治療法はない!と断言する新出去定。病気の影には政治が絡んでいるとのことだ。終始、貧乏人の味方である人情医師赤ひげだ。

 3時間にもわたる長い作品ではあるけれど、前半2時間、後半1時間と雰囲気が全く違うところがいい。前半では山崎努と桑野みゆきのエピソードが凄い。陰影を上手く使った照明技術で頬のこけ方が怖いくらい。逆に後半の中心になる置屋の12歳の娘二木てるみに当たるキャッチライトが野性味を醸し出し、全体的に照明技術が印象的でもあった。

 子ネズミ長次の似たようなエピソードは今ではあちこちで使われてるけど、みなこの映画を参考にしているのかもしれないなぁ。
 「後悔するぞ」とか、印象に残る台詞は人によって違うと思うけど、幼い娘が犯されるなどの事件を聞くたびに「よくあることだ」と言い捨てる赤ひげが印象的だった。江戸時代ってのは日常茶飯事だったのだろうか。

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kossy

5.0素晴らしい映画

tさん
2018年7月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

DVDにて。前情報なしに初めて観た。社会派映画だった。しかしさすが黒澤。しっかりエンターテインメントとして仕上がっている。日本がダメダメな今こそ、この映画を観て、我々は江戸の統治に学ぶべきではないか。

劇中の小石川養生所は、あの当時(1700年代)、目安箱から集められた民の意見に基づき、幕府主導で行なわれた貧困対策。これにまず驚く。同時代の他国ではありえない。日本流の民主的統治は上手く回っていた。前々から感じていたが、日本の最盛期って実は江戸時代だったんじゃないかと思う。(そうならないことを願うが笑)
我々の民主主義精神のルーツは、この江戸時代におけるトップ主導の民主的統治にある。しかしこれは、欧米の共同体主導の民主主義とは全く食い合わせが悪い。
明治政府は日本と欧米の民主主義の違いが分かっていた。だから明治維新は成功した。しかし戦後の日本政府は、この違いを忘れた。そして今こそ、思い出すべきだ!

余談ですが、小石川養生所の設置は大岡忠相の主導により行なわれたが、その貧困の原因である享保の改革の大失敗を引き起こしたのも大岡忠相(笑

・・・と、映画の話と大分逸れたな。

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t

5.0黒澤ヒューマニズムの極地!

2018年5月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

難しい

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しゅうへい

2.5赤ひげ先生存在感なさすぎ~

2018年1月12日
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泣ける

悲しい

知的

群像劇です。
患者さんを中心にした人間模様です。
でも、もうちょっと赤ひげ先生の魅力を全面に出してほしかったです。
地震の後のセットは凄かったです。さすが黒澤監督だなあ、と思いました。

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はるひろ

3.5『生きる』に繋がる

2018年1月11日
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人の死をもって生を見る
語らずに逝くもの
語らなければ死ねぬもの
今の世も昔もなんら変わりがないはず
当たり前だけど
人の数だけ生と死があるのだと気付かされる
作家の佐野洋子さんがこんな事を言っていた
「死の意味は自分の死ではなく他人の死なのだ」
まったくだ

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カルヴェロ

3.0思ってたより退屈でした。 赤ひげ先生はかっこいい。 地廻りをボコボ...

2018年1月4日
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思ってたより退屈でした。
赤ひげ先生はかっこいい。
地廻りをボコボコにしたあとの、赤ひげ先生のセリフは笑えた。
「うん。これはひどいこんな乱暴はよくない」「医者ともあろうものがこういうことをしてはいけない」

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へまち

5.0桑野みゆきと二木てるみ

2017年12月13日
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泣ける

笑える

楽しい

テレビドラマを見ていて、またもや観ることに。
女優中心で見たが、先ずは狂女をお世話する団令子、狂女の香川京子、自責の念から死を選ぶ桑野みゆき、娼家の鬼婆の杉村春子、登の母親の田中絹代、床磨きの二木てるみ、そして登を裏切った姉の代わりにかいがいしく世話をする内藤洋子は大ファンだった。
黒澤の集大成のような巨編だが、これだけの作品を今の映画人にも作ってほしい。

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いやよセブン

4.0世治し

2017年5月22日
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everglaze