ミュージック・オブ・ハートのレビュー・感想・評価
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スプラッター・ホラーの巨匠による、まさかの感動ドラマ。
公開当時は、『エルム街の悪夢』とか『スクリーム』シリーズで知られるスプラッター・ホラーの巨匠ウェス・クレイヴンが感動作を撮ったってことで結構話題になったし、名女優のメリル・ストリープとの組み合わせも意外性たっぷりだった。だが、決して奇を衒ってるわけではなくて、内容は実話ベースのド直球の感動ドラマ。しかもちゃんと胸を打つ良作となっている。
スラム街を舞台に、社会問題に目配せしながら、バイオリンに打ち込む子ども達の目の輝きををきちんと写し撮っている。決して重くなり過ぎずに、爽やかな余韻を残す作品。広くすすめられる作品になっていると思う。
メリル・ストリープ!
『スクリーム』シリーズやホラー映画を得意とするウェス・クレイヴン監督作品。作りは雑な感じもするのですが、メリル・ストリープの演技は最高だ。
クラス閉鎖させないために奮闘する彼女に飛びこんできた幸運なニュースはカーネギー・ホールでのコンサートだった。しかし、演奏が短すぎ。もっともっと楽しみたいところで終わるなんて~
紆余曲折後の感動
大学の英語の講義で見たなぁ。たまたまこないだテレビで二回目見た。
実話が元だから酸いも甘いもあるけど、見ると元気になる。
これに限らず「演奏→拍手喝采」というシーンって反射的にジーンと来てしまう涙( ; ; )
普通の臨時教員の話
総合:60点
ストーリー: 60
キャスト: 65
演出: 70
ビジュアル: 65
音楽: 70
優秀で熱心な教師が貧困地区の子供たちに音楽を教えて、音楽だけでなく人として大切なものや生甲斐まで教えるのかと思いきや、実はそうでもない。メリル・ストリープ演じるロベルタは、人としてまだまだ未成熟。離婚問題に悩み、子育てに悩み、学校では教育にも悩む。そもそも最初から教師らしくもないし人格者でもない、むしろすぐ感情的になるし時に威圧的だし欠点だらけの一人の人であり、なんだか離婚されるのもちょっとわかる気がする。正直それほど魅力的な人物とは言えない。
だが彼女自身が直面する問題から成長をしていく。生活のために始めた彼女の積み重ねが少しずつ大きくなっていく。最終的にはマスコミにも報道されて、ちょっとした美談として世間にも知られることとなる。
実話が基だから本来ならば重みはあるし悪い話でもないのだが、ロベルタの人としての姿や生き方、貧困地区で子供たちに音楽を教えるという話、最後のコンサートのこと、話が分散してやや焦点が絞れていない感じを受けた。結局最後のコンサートがあるから有名になった実話なのだろうが、それがなくてももうちょっと劇的な話になるべきなのじゃないかなと思った。
心で奏でる音楽
ウェス・クレイヴン監督、メリル・ストリープ主演。
ニューヨークのハーレムの小学校に赴任してきた
ヴァイオリン教師ロベルタ。
彼女は子供達に音楽の素晴らしさを伝えようと熱心に指導を始めます。
最初はバラバラだった生徒達が次第に一つになっていくんですが、
市の教育委員会が予算の縮小を決定。
ヴァイオリン教室は存続の危機を迎えます。
そして、ロベルタがとった行動とは・・・?
実話を基にした感動的な物語です。
実際のロベルタ先生を取材したドキュメンタリーも
制作されているんですが、
まさしく「事実は小説よりも奇なり」って感じですね。
大きな目標に向かって努力する姿は単純に感動します。
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