劇場公開日 2024年10月5日

  • 予告編を見る

「制作された1960年代の感覚がないから凄さが分からない」皆殺しの天使 ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0制作された1960年代の感覚がないから凄さが分からない

2025年3月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

「シュルレアリスム100年映画祭」で「皆殺しの天使」を観てきました。

これまで聞いたことが無い映画だった。
今は無き高田馬場のACTで昔に観た「アンダルシアの犬」の監督(ルイス・ブニュエル)の代表作と知って、観たいと思った。

今なら、ミステリー映画やサイコ映画に区分される映画だと思う。

面白くなかった訳ではないけれど、制作された1960年代の感覚がないから、凄さが分からない。
「アンダルシアの犬」は、観終わった時にゲーゲー吐きたくなった記憶が今も鮮明だけど、少なくともそういう衝撃はなかった。

あれは、ダリが制作した映画って印象しかなくて、監督の名前なんか覚えてなかったから。

映画は総合芸術である、と言います。
文学、演劇、音楽、絵画彫刻、建築、歴史など、様々な分野の素養を深めなければ、各々の映画の良さは、正当に理解することが出来ないってことなんでしょうね。

ねこたま