劇場公開日 1982年6月26日

「【水爆を搭載したアメリカの爆撃機がコンンピューターの誤作動によりモスクワ攻撃が避けられないと知ったアメリカ大統領が決断した事。今作は核兵器を保有する全ての国のトップが観るべき作品である。】」未知への飛行 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 【水爆を搭載したアメリカの爆撃機がコンンピューターの誤作動によりモスクワ攻撃が避けられないと知ったアメリカ大統領が決断した事。今作は核兵器を保有する全ての国のトップが観るべき作品である。】

2025年10月8日
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■水爆を搭載したアメリカの爆撃機が、軍事司令部よりモスクワ爆撃を指示する暗号を受けて発進する。
 それがコンンピューターの故障による誤った指令だったと気づいた時、爆撃機編隊を呼び戻す術はもはや失われていた。
 アメリカ合衆国大統領(ヘンリー・フォンダ)は核戦争を回避すべく、ソ連の議長に対し、恐ろしい提案をする。

◆感想

・中盤以降の緊張感が尋常でない作品である。殆どが会話で構成されており、飛行機も機内の操縦士たちの表情と、レーダーに映る機影だけであるのだが・・。

・モスクワへの水爆投下が避けられないと判断した、アメリカ合衆国大統領が指示した事。それは、エンパイヤ・ステートビル上空で自国の水爆を爆発させることで、被害を米国とソ連だけに留めるという決断を下すシーンと、当然それに反対する米軍軍人。

・モスクワとの軍事電話が切れた時に、ショットで映るニューヨークで平和そうに暮らす人たちのショットで終わるラストの余韻も物凄き作品である。

<今作は、核兵器を保有する全ての国のトップが観るべき作品である、と私は思うのである。>

NOBU
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