魅せられてのレビュー・感想・評価
全8件を表示
『トスカーナに死す』違う♥『トスカーナに生きる』だ
モーツァルトのクラリネット協奏曲とホルン協奏曲を対比されて、主人公の置かれた状況を語っている。
それはともかく、
この中のトスカーナの自然は実は自然では無い。全部、人間が自分達の為に作った自然なのだ。
『誰も人の話に耳を貸さない。皆が独り言を言う国になってしまった。』
『それは愚痴?自己批判?』
『両方さ』
『愛は存在しない。ただ愛の証だけが残るだけ』この言葉がこの映画のテーマ。
みんなでピザを食べる場面があるが、ホークとナイフを使って食べている。手を使ったり、TABASC◯なんてかけると怒られる。
死に行く爺さんの目から見た女性に対する『妄想』と『古い価値観』を映像化している。宇能鴻一郎先生の『女体育教師』と言う映画とテーマが同じだと感じた。なんとなく、マーラの5番っぽい音楽使っている。
木工彫刻は日本が一番だね。
追記
ビデオ映像と映画の映像の違いが良く分かる。主人公映画になると絶世の美女に変わる。つまり、ゆだれを垂れ流す少女に変わりないのだから、この美は人が作った美である。つまり、自然の木も木工彫刻で作られた美に変わるって言いたいのだ。
と思った。
むー、すごかった…
あまりにも行き過ぎたmale gazeを感じつつも
何だか爽やかなラストに、いい映画だった…なんて
感じてしまいましたよ
女性たちの思いも代弁されつつも、
やっぱりミランダが気の毒でしたな
もう少し何かあっても良さそう
「愛は存在しない。愛を証明するものがあるだけだ」
不意に出てきたこの台詞。良かった。
美しい脚に魅せられました
1996年のベルトリッチ監督の映画。
詩人だった亡き母親の故郷であるイタリアのトスカーナを訪れるアメリカ人のルーシーは19歳。
リブ・タイラー。エアロスミスのスティーブン・タイラーの娘。ホントに19歳?わけないよね~と思いましたけど、1977年生まれだから本当みたい。処女という設定にはいくらなんでも無理があると思うけど・・・・
飛行機からつけてきた盗撮男。列車の窓を見上げる無垢な瞳。あげるよと言って、ハンディカムのテープを線路に落とす謎の男。自分で見ないのかよ!
誰と誰が夫婦?などわかりにくいけど、リブ・タイラーを見に来たんだから、気にしない。4年前の夏に来て、従兄弟?に初恋し、一緒に写っていたポラロイド写真を手帳のポケットに大事にしまっていた相手は女の子をとっかえひっかえ。芸術家たちの集まる村はオープンな石造りの家が点在するヌーディスト村。いきなりプールサイドに全裸のレイチェル・ワイズ。
おじさんの彫刻家役のドナル・マッキャンが奥田瑛二とほぼ同じ匂いのするエロ親父。姪っ子をモデルにして、野外で片乳出させちゃう。
毎日のように繰り返されるパーティー。回されるマリファナ。ルーシーの一風変わったウブな吸い方。
救急車に乗って最期の入院に向かったアレックスに渡すリボン🎀つきのマリファナ。アレックスがホントの父親?かと思ったら・・・
美しい脚に魅せられました。ちょっと太腿が見えただけで、ドキッとしちゃう。木綿の真っ白なパンティとのギャップ。お幸せに~
視点が分散されていて…
トスカーナーという土地の清々しさ、そしてルーシーの無邪気さ、可憐さ。
ところで、この映画は何に焦点をあてたかったのだろう。視点がいくつかあり分散されていて、わかりにくく感じた。
ルーシーの美しさ?
ルーシーが大人になっていく過程?だとすれば、昔ラブレターをもらって内容がよかったからこの人なら、というのは、あまりに子供っぽいように感じる。
『可憐な美女は心もきれい。だから、真心と粘りがあれば美女もおとせるよ』と言いたいのかしら。
もともとそんな気分で作られた映画だとしたら、もう何も言うことはないけれど。
魅せられる
小難しいベルトルッチの印象がオープニングは勢いのある若手みたいで、自主映画の雰囲気が漂よう音楽と映像のLookがモロ好み。
ジェレミー・アイアンズ含めたおじさん達がロリコン全開でスケべ親父にしか見えない!?
只々、リヴ・タイラーが可愛くて彼女が映し出されるだけで魅了され飽きる事はなく、微妙なエロさが丁度良い??
リヴ・タイラー
彫刻家の家にお世話になることになったルーシー。彼女はヴァージン。白血病で余命いくばくの彫刻家や、家族たちにボーイフレンドはいかが?と薦められるがイマイチだ。しかし、みんなセックス好き。レイチェル・ワイズだってセックスしちゃってる。
まぁリヴ・タイラーのおっぱいを拝めるだけの映画かもしれないですねぇ。でも、あくまでも芸術としてですよ!
ジュディ・オングは出てこない
ベルナルド・ベルトルッチ監督が「シャンドライの恋」の前に撮った作品。
リブ・タイラーのみずみずしさとジェレミー・アイアンの枯れた感じが対照的なのだが、この二人の交流がいい。若さと不安、老いと透徹した人間観は対比的であるが、この二人は対立することなく互いを理解し、慈しみ合うところまで近づく。
若く美しいタイラーは、母親を亡くした後、まだ見たことのない父親を捜しにイタリアの片田舎へやって来る。そこには様々な個性を持った人々が投宿しているある芸術家の家があり、彼女の母親も昔ここで過ごしたことがあったのだった。
宿泊客の一人がアイアンで、彼は病に冒されて余命いくばくもない。はじめはまぶしいほどに美しいタイラーを篭絡しようとするのだが、彼女の出生の謎を追う姿を見るうちに、誰よりも大人の本音を教えてくれるようになる。
自らの人生が残り少ないことを知っている彼の人間観は冷めている。だが、この男は決して刹那的でもなく、希望や楽しみを失っているわけではない。
すべてを失おうとしている男。過去にとらわれているために全ての可能性に続く未来へと進むことをためらう女。この構図は、次作「シャンドライの恋」にそのまま引き継がれるものである。
若さとそれが持つ希望や可能性を嫉妬したり羨んだりすることが、ベルトルッチの心の中を占めていた時期だったのだろうか。
全8件を表示