「見て見ぬふりをすることでどのみち有罪」ミシシッピー・バーニング redirさんの映画レビュー(感想・評価)
見て見ぬふりをすることでどのみち有罪
クリックして本文を読む
ウィレムデフォー演じる若いFBI
揺るぎない信念で、ミシシッピーの根深い差別に端を発する殺人事件を解決していく。
彼の揺るぎなさ、カッコいい。こんな人が目の前にいたらついて行くと思う。ジーンハックマンの経験嗅覚正義感も熱い。フランシスマグドーマンもとても良い。
60年代。有色人種は、バスもレストランもトイレも別、こんなベタな差別が当たり前であっだことにいまだに驚くが、選挙権があってもトイレは一つになっても、大局的にいまだに大して変わらない状況もある。
映画としてのドキドキ感も半端なく素晴らしい作品。見たつもりでいたが、見ていなかった、、これを見ないで今まで生きてきたことを恥じる気持ち。
見て見ぬふりをしていることも加担していることになり迫害や虐殺や暴力を働く者たちと同じ有害なのだと。
そして、白人至上主義者が有色人種に向ける憎しみをみて、白人至上主義者に強い憎しみを感じる、この憎しみの連鎖をどうすることもできないという意味で絶望を感じる。
コメントする