マッチ工場の少女のレビュー・感想・評価
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『壁の花』に『デカダンス』は存在しない。『惨め』なだけだ。
アンデルセンの童話に『マッチ売りの少女』があるのは、誰でも知っている。
キリスト教徒はアンデルセン童話をどう見るのか?この映画の話の流れは、日本の『四谷怪談』『番町皿屋敷』『真景累ヶ淵』等と同じ。
また、
この話を日本の『フー●ンの寅●●』に当てると『フ●テン●寅●●』は何人を手にかけなければならないか。そして、本来日本は、寧ろ『裏切り』に対しては『復讐』が常なのである。
僕は日本人なので、彼女の出した答えに共感を持つ。宗教とか性別とか関係なく、そう言う気持ちだと思う。勿論、行動に移す事を肯定するわけではない。
『壁の花』に『デカダンス』は存在しない。『惨め』なだけだ。
度肝を抜かれる作品だと思った。
Rakumin(ネズミ獲りの薬)
序盤から工場でのマッチを作る工程を描いているのが興味深く、刺激のない毎日を夜遊びで発散しながらも孤独な姿に楽しさを感じられない、酷い男であるに違いはないが真摯な対応ではあり、健気に見えながら異常な行動に思える少女ではない立派な大人の女性、トバッチリを受ける男性、やはり母親の事も恨んでいた訳で。
カウリスマキ兄弟の兄、ミカが撮った『ゾンビ・アンド・ザ・ゴースト・トレイン』で主人公を演じた俳優がそのまんまの格好で主人公の兄役を、そんな兄の部屋にあるジュークボックスから流れるThe Renegadesの「Cadillac」が渋過ぎる!!
少しだけ笑みを浮かべ復讐に駆り出されるイリスの行動全てが恐ろしくも、遠慮気味な態度が控え目で地味な女性であるのは変わらない。
【“ああ、酷い人だ!愛の夢を踏みにじる・・”清貧な暮らしをしていたマッチ工場で働く少女の一夜の夢と、復讐を内容に見事に合致した音楽と共に描き出した作品。】
■田舎町のマッチ工場で働く少女・イリス(カティ・オーティネン)は、稼いだわずかな金で母と義父を養っていた。ある日、彼女は給料で衝動的にドレスを買ってしまう。
怒った義父に殴られ、母に返金を命じられたイリスは、家を飛び出し、ディスコで出会った男性と一夜を共にし、妊娠する。
が、手書きで送った手紙に対して、男から送られてきたのは、タイプライターで書かれた一文
”始末してくれ・・。”であった・・。
◆感想
・初鑑賞である。が、今作では、この後のアキ・カウリスマキ監督の作風が見事に開花している。
・登場人物の、無駄のない少ない会話。
・アキ・カウリスマキ監督のミューズとなる、若きカティ・オーティネンの意志の強いキリっとした表情。
・冒頭では、イリスが住む小さな家のTVで中国の、天安門事件が繰り返し流されている。
<社会的弱者を常に温かい視点で描き出す、アキ・カウリスマキ監督の原点がこの作品にはあるのである。>
懐かしすぎる
大昔に映画館で観ちゃったシュールでブラックユーモア満載なこの映画を思い出して検索したらちゃんとここにデータあるんですね♪さすが映画.com
大昔のマイナー映画ですが未だに鮮明に記憶に残っているシュールな作品
マッチ工場で働く、ブスで暗くて無口でもてない平凡な少女の恋物語?
もちろん恋物語なんて陳腐なストーリーでは終わらないシュールな作品
言葉にすると陳腐だけど、未だに主人公の姿が鮮烈に記憶に蘇る
無口すぎる主人公、ほとんど喋らなかった気がする
映画マニアには有名な監督カウリスマキ
この作品もう一回観たい!
けどツタヤレンタル検索したら在庫なしだし、、
こちらのサイトのレビューは少ないですがツタヤのレビュー件数たくさんでした
もう一回観たいから買おうかな~てか売ってるんだろうか?
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