劇場公開日 1991年

「Rakumin(ネズミ獲りの薬)」マッチ工場の少女 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5Rakumin(ネズミ獲りの薬)

2023年2月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

序盤から工場でのマッチを作る工程を描いているのが興味深く、刺激のない毎日を夜遊びで発散しながらも孤独な姿に楽しさを感じられない、酷い男であるに違いはないが真摯な対応ではあり、健気に見えながら異常な行動に思える少女ではない立派な大人の女性、トバッチリを受ける男性、やはり母親の事も恨んでいた訳で。

カウリスマキ兄弟の兄、ミカが撮った『ゾンビ・アンド・ザ・ゴースト・トレイン』で主人公を演じた俳優がそのまんまの格好で主人公の兄役を、そんな兄の部屋にあるジュークボックスから流れるThe Renegadesの「Cadillac」が渋過ぎる!!

少しだけ笑みを浮かべ復讐に駆り出されるイリスの行動全てが恐ろしくも、遠慮気味な態度が控え目で地味な女性であるのは変わらない。

万年 東一
マサシさんのコメント
2023年8月23日

曲名の提示ありがとうございます。共感します。多いに。

マサシ