魔女の宅急便(1989)のレビュー・感想・評価
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キキとジジの歩む道は冒険に満ちている。だから魅力的だ。
物語は、登場人物は素敵であれ。
嫌味のない登場人物。
そして背景の美しさに見惚れる。
ユーミンの♪ルージュの伝言に ワクワクし
♪やさしさに包まれたなら に安堵感を覚える。
「不安だけど、がんばる」
「今日は楽しい予感がする」
周りの人に助けられながら生きてゆく。
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです」
ここに全てが入っている。
ひとりじゃないって、素晴らしい。
※
働く13歳のキキの姿に励まされたり泣いたり
魔女修行が13歳になるとある事。
知らない街に1人で生活しなければならない事…。
キキの姿に、今観ても、かっこいいな、
素晴らしいな、あったかい、優しい
と励まされたりツッコミ入れたり感動したり。
これから先もきっと
頭の上がらない素敵な人だと感じます。
大好きな映画の一つ。
ジジ可愛い。
空飛ぶ事が初心者だったはずのデッキブラシ、お疲れ様でした!
さすがの名作ジブリ
キキの希望と絶望が繰り返しでくるため心がかなり揺れ動かされるが、たくさん胸キュンできるし、幸せな気持ちにしてくれる。
キャラ一人一人が魅力的で、世の中って捨てたもんじゃないなってなる。
最終的に暖かい気持ちにしてくれる映画。
『すずめの戸締り』が影響を受けてると知って…
子供向けのハートフルストーリー
子供の頃に何回か見たはずだがあんまり記憶に残っていない作品。今回見直そうと思った。他にも、キキのデザインが可愛らしく、もう一度ちゃんと見てみたいなと思っていたのも理由の一つ。
結論としてあまり印象に残らない作品だった。内容が子供向けで『日常系』寄りであるため、物語に目的意識があまりないのもあって、日常系をあまり求めていない自分としてはこの作品はあまり楽しめなかった。スランプの女の子か隣人たちに助けられて自分の価値に徐々に気づき、ラストにおける友達の危機に対して火事場の馬鹿力的に自分の力を取り戻したという感じだが、その中でキキはどうやって乗り越えようかという主体的な足掻きを見せていない(彼女の年齢でなくて当然だろうが)のも個人的評価が小さい理由。
良かったのは作画が綺麗だった事、キキとジジが可愛かった事。
子供の頃に初めて観た時は難しかった記憶がある。でもすごく背伸びした...
想像と少し違って驚いた。
ジブリ作品鑑賞14作品目。以前から観たいと思っていたジブリ作品ナンバーワン。なかなか借りられずようやく鑑賞。
幼いキキが魔女の修行に旅立ち、社会の厳しさを知りながら色んな人との出会いを通じて成長していく物語。
まずとにかくBGMがよかった。海のきれいな舞台や背景ともとてもマッチしていた。ユーミンも、『海の見える街』も、言葉に言い表せないくらい。
次にストーリー。魔法使いで空が飛べて、猫と会話ができる。そんなファンタジックな世界観ながら、少女が知らない街に一人で上京(?)し、社会の厳しさを学ぶという、子供にも大人にも向けた面白いストーリーでした。自分が想像していた、いわゆる子ども向けの「魔女の宅急便」とは違っていて、驚きましたね。
キキの思い悩むシーンが数多く出てきますが、なんとも言えない甘酸っぱい気持ちになりますね。知らない街に出て、そんな中でも優しい人たちはたくさんいる。出会いって素晴らしいなあ。
そしてさすが宮崎駿作品、セリフにはしない表現、考察が捗っているようです。魔法が使えなくなった理由、とかね。
今まで観たジブリ作品ともどこか一味違う、そんな作品でした。
女の子の成長物語
自分が自分であること
子供の頃は単純にワクワク!とカワイイ!が詰まった楽しい映画だと思ってました。
大人になった今観ると、親元を離れ、たった一人見知らぬ街にやって来た時の不安や緊張感がジリジリと伝わり、落ち込んだりスランプに陥ったりしながらも自身を奮い立たせ、成長するキキの姿に胸が締め付けられました。
住む部屋、仕事、人間関係…新しい環境で、何もかもをゼロから自分でつくりあげるって本当に大変な事だと思います。冷たい視線や態度を感じつつも、おソノさん達に支えられ、少しずつ自分の基盤を築いていくキキがとても頼もしかったです。
荒れ狂うデッキブラシにまたがり、振り落とされぬようしっかり握りしめながら、トンボを助けようとする姿に涙が流れました。
黒は女を美しく魅せる
(コメント返信しようとしたら誤作動でレビュー消しちゃいました😱書き直しです💦ショックすぎる)
子どもの頃に何度も何度も観た「魔女の宅急便」
テレビで何年ぶり(前に見たのはいつだっけ?)に鑑賞。年齢が進むにつれて違った視点で見るようになり新たな発見が!その時々で捉え方や感じ方が変わるのが名作の醍醐味。これまでに何も感じなかったセリフに思わず膝を打ったり。
童心に帰れるとともに、今は親目線でキキを見ちゃう。
ヨーロッパ、海の見える街の美しい街並み(ドゥブロヴニク、スェーデン、ポルトガルetc)を舞台に魔女修行に勤しむキキ。少女と大人の狭間で揺れる心、難しいお年頃が繊細に描かれている。
遊びほうける同じ年頃の子達を横目に、魔女になるための修行に奮闘するキキ。
彩豊かな素敵な服や靴が目に留まるし、お洒落だってしたくなる。
そうだよね、わかるよって、つい親目線で、頑張れ〜って応援したくなる。
空を飛ぶこととキキに憧れるトンボ、キキのスランプにそっと手を差し伸べてくれた絵描きの女の子。
そしてキキを優しく見守るオソノさん夫婦。
何一つ変わらないキャラクターが、見るたびに違った風に見えるのは、私が成長変化している証拠なのかしら。
例えば、初めて仕事した鳥籠を届けたお宅がお金持ちの家だったこととか、お洒落なクラシックカーが作中に沢山描かれていることとか。
作れなくなる
歌えなくなる
書けなくなる
描けなくなる
魔法が使えなくなる…。
頑張る人に訪れる誰にでもある“スランプ”、
13歳のキキが励まし勇気をくれる。
あぁ、やっぱり好きだわ、大好きだわ。数年後にまた観て自身の変化を楽しみたい。
何度目かわからないくらい観たけど何度観てもいい 絵が綺麗とか技術使...
何度目かわからないくらい観たけど何度観てもいい
絵が綺麗とか技術使ってるとかじゃなくこういうシンプルだけど風景も綺麗で内容も和むようなこういう作品が良いんだよジブリ
紅やトトロもそうだけど技術ではなく腕で綺麗な風景を描いてたこの頃を思い出してくれ
この頃のような作風の映画をまた作ってくれ
繊細に描かれた少女の心の揺らぎ
"金曜ロードショー" で久しぶりの鑑賞。
原作シリーズは未読。
幼い頃はクライマックスの飛行船スペクタクルしか真剣に観ていませんでしたが、年齢を経た今になると、キキの心の揺らぎが繊細に描かれていることに気づかされました。
普遍的な成長物語は、時代が変わっても胸を打つ。
当時58歳だった宮崎駿監督は、何故ここまで思春期の少女の心情が分かったのだろうかと、感心させられました(笑)。
[余談]
キキが宮崎監督の理想の女性だとすると、トンボは宮崎監督の化身と云うことになるのかなと思いました。つまり、プロペラ付き自転車のシーンは宮崎監督の理想のデートなのでは!?
[以降の鑑賞記録]
2024/03/22:金曜ロードショー
※修正(2024/03/22)
私は贈り物のフタを開ける時みたいにワクワクしてるわ
いいですね、魔女見習いの女の子が頑張る物語。全編通して現代萌え絵でリメイクして頂けないでしょうか。もちろんこのままでも可愛い。
「私は贈り物のフタを開ける時みたいにワクワクしてるわ」について。ワクワクって、心の内から沸き立ってきて勝手に体が動いちゃうような体験ですよね。冷静とは程遠い。なのにこんな長くてきれいな比喩が前に来てるのは、とっても独特だと思います。それは、キキの長い歴史を想像してはじめて理解できます。ワクワクが常態化している。いつかのことだと心踊らせた時期から、今は具体的な予定としてタイミングを計っている時期に来ています。興奮しているけど冷静、これは長い時間ずっと情熱を注いではじめて現れる現象で、この台詞の文と言い方だけで、キキのこれまでの時間が表現されているように思います。
それから、プロペラ自転車を必死でこぐトンボ少年を見て大ウケする通りすがりのおじさん。あのおじさんの「笑い」を創作物のなかに、言い換えれば意図的に表現するのは圧倒的宮崎駿だなと思いましたね。あれは日常の中に突然非日常なものと出くわした時に出るものです。「なんかよくわからんけど爆笑した」ってやつです。生理的嫌悪の逆、生理的好意とでも言いましょうか。とにかく、あれは感情の動きでもなく、本当にただそこにある叙事的なもので、全てがシンボルとして現実に対応するアニメーションにおいて存在するのはびっくりしますね。カメラだったら、写っちゃったりすると思いますけど。僕はまだまだ創作の中にアレを入れようという発想には、枠が追い付いていませんね。
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