「黒は女を美しく魅せる」魔女の宅急便(1989) あささんの映画レビュー(感想・評価)
黒は女を美しく魅せる
(コメント返信しようとしたら誤作動でレビュー消しちゃいました😱書き直しです💦ショックすぎる)
子どもの頃に何度も何度も観た「魔女の宅急便」
テレビで何年ぶり(前に見たのはいつだっけ?)に鑑賞。年齢が進むにつれて違った視点で見るようになり新たな発見が!その時々で捉え方や感じ方が変わるのが名作の醍醐味。これまでに何も感じなかったセリフに思わず膝を打ったり。
童心に帰れるとともに、今は親目線でキキを見ちゃう。
ヨーロッパ、海の見える街の美しい街並み(ドゥブロヴニク、スェーデン、ポルトガルetc)を舞台に魔女修行に勤しむキキ。少女と大人の狭間で揺れる心、難しいお年頃が繊細に描かれている。
遊びほうける同じ年頃の子達を横目に、魔女になるための修行に奮闘するキキ。
彩豊かな素敵な服や靴が目に留まるし、お洒落だってしたくなる。
そうだよね、わかるよって、つい親目線で、頑張れ〜って応援したくなる。
空を飛ぶこととキキに憧れるトンボ、キキのスランプにそっと手を差し伸べてくれた絵描きの女の子。
そしてキキを優しく見守るオソノさん夫婦。
何一つ変わらないキャラクターが、見るたびに違った風に見えるのは、私が成長変化している証拠なのかしら。
例えば、初めて仕事した鳥籠を届けたお宅がお金持ちの家だったこととか、お洒落なクラシックカーが作中に沢山描かれていることとか。
作れなくなる
歌えなくなる
書けなくなる
描けなくなる
魔法が使えなくなる…。
頑張る人に訪れる誰にでもある“スランプ”、
13歳のキキが励まし勇気をくれる。
あぁ、やっぱり好きだわ、大好きだわ。数年後にまた観て自身の変化を楽しみたい。
昔のことを思い出すのは、回想法と言って、認知症治療でも有効だと言われてますよね。
映画を見て昔を時々思い出すのはとてもいいことだと思います。
しかも、新たな発見もあるのですから❗️
そのうち、日本のすべての老人ホームにジブリ映画のビデオが常備される(オンデマンドの時代にDVDということはないのか…)と密かに思ってます。
ジブリ映画をひとつも知らないという日本人の方が圧倒的に少ないはずです。