「繊細に描かれた少女の心の揺らぎ」魔女の宅急便(1989) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
繊細に描かれた少女の心の揺らぎ
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"金曜ロードショー" で久しぶりの鑑賞。
原作シリーズは未読。
幼い頃はクライマックスの飛行船スペクタクルしか真剣に観ていませんでしたが、年齢を経た今になると、キキの心の揺らぎが繊細に描かれていることに気づかされました。
普遍的な成長物語は、時代が変わっても胸を打つ。
当時58歳だった宮崎駿監督は、何故ここまで思春期の少女の心情が分かったのだろうかと、感心させられました(笑)。
[余談]
キキが宮崎監督の理想の女性だとすると、トンボは宮崎監督の化身と云うことになるのかなと思いました。つまり、プロペラ付き自転車のシーンは宮崎監督の理想のデートなのでは!?
[以降の鑑賞記録]
2024/03/22:金曜ロードショー
※修正(2024/03/22)
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しゅうへいさんのコメント
2022年5月3日
なるほど、そういうことなのかもしれませんね。キキの心の揺れ動きを、映像になっても行間を読むと云うか、観る人に考えさせる手法が取られているので味わい深いなと思いました。
asicaさんのコメント
2022年5月2日
宮崎監督が思春期の少女の心情を慮る事が出来ているとしたらそれはもう原作の読み込みかなあと思います。キキがニシンのパイの少女に対する思いや自分と彼女たちの差やトンボに対する感情の揺れがもっともっと細かく描写されています。