北京オペラブルース

解説・あらすじ

辛亥革命直後の激動の中国。私兵を操る軍閥たちが私腹を肥やし、意のままにふるまっていた時代。そんな軍閥のひとり娘として生まれたツォワンは、民衆解放のための地下組織に加担。父親をも敵に回し、京劇(北京オペラ)一座の娘たちを巻き込んで過激な戦いを繰り広げていく。男装の麗人ブリジット・リンの美しさが光る。

1986年製作/105分/香港
原題または英題:刀馬旦 Peking Opera Blues

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映画レビュー

3.5女たちの娯楽活劇

2025年6月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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80年代香港ニューウェーブの1人ツイ・ハークが監督した映画。ちなみに邦題は英語題直訳なんだけど「北京オペラ」とは京劇のこと。なので本当は「京劇ブルース」が正しい。

辛亥革命直後の袁世凱政権時代、袁派の軍閥の将軍の娘でありながら袁独裁に反対する地下活動に身を投じた女性と、混乱の中で宝石を猫ババしようとした貧しい楽士の女、女人禁制の京劇(=北京オペラ)に出ることを夢見る一座の座長の娘の3人が、ひょんなことから知り合い友情を育むうちに、袁派の機密文書を盗み出すという将軍の娘の計画に他の2人も巻き込まれていく。肩がこらずに楽しめる娯楽活劇でなかなか面白かった。ブリジット・リン、チェリー・チャン、サリー・イップの3人の主演女優がいずれも好演しているが、特に革命に身を投じる男装の麗人役のブリジットが素晴らしい。

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