「【当時のアメリカ映画界に空手ブームを齎し、更に日系日本人のミヤギの存在を知らしめた記念碑的作品。ラストのミヤギに鍛えられた試合シーンは矢張り沁みます。】」ベスト・キッド(1984) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【当時のアメリカ映画界に空手ブームを齎し、更に日系日本人のミヤギの存在を知らしめた記念碑的作品。ラストのミヤギに鍛えられた試合シーンは矢張り沁みます。】
■カリフォルニアに引っ越して来たダニエルは、同じハイスクールに通う美少女・アリに恋をした。
しかし、恋敵のジョニーはカラテの高校生チャンピオンで歯が立たない。
ダニエルはカラテの達人である日系人・ミヤギ(ノリユキ・パット・モリタ)の元でカラテの特訓を受ける。
◆感想
・今更ながらだが、ダニエルがミヤギから指導される「ワックスかける、ワックスとる」のシーンは、ジャッキー・チェンの初期作品から着想を得ていると思われる。
・今作が、何故にヒットしたかは当時のアメリカ文化が背景にあると思う。
武器で相手を斃すベトナム戦争に疲弊した人たちに、今作の身体一つで相手と戦う姿が斬新に映った事が響いたのではないかな。
<先日、劇場で観た映画でも日本のヤクザに対し、”ミヤギか!”と言う台詞が出る程、今作が後年の作品に与えた影響は大きいと思う作品である。>
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