アウトロー(1976)のレビュー・感想・評価
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ゲリラってどういう存在?
北軍にも南軍にいるのは、正規軍ではない?
南軍は義勇軍的に集まって戦う集団がいる印象はあったけど。北軍は正規軍だけだと思っていた。
しかも北軍が汚い嘘つきだったりする。
どこまで史実なんだろう。戦争だからいろいろなことがあったんだろうが。
老人はチェロキーで女性はシャイアン、後で出てくるテンベアーズはコマンチ
南北戦争の映画でネイティブアメリカンを割と出している映画だろう。
奴隷解放が一つの要因だったといわれる南北戦争だが、ネイティブアメリカンは
蚊帳の外だったんだろうな。
ソンドラロックは、実生活でクリントイーストウッドの恋人なんだろう。ここからか?
少し長いかなこの物語にしては。
邦題はアウトローだけでなく、ジョージー・ウェールズをつければ、いいのに。
他にも同じ題名が多いから。
20240906 午後ロード録画再視聴 二度目かな。
農民のガンさばきがあんなにうまくなるとは?
あいかわらず渋い演技のクリント・イーストウッドだがつば(噛みたばこ?)をぺっぺ、ぺっぺを吐くのは今では決してカッコよくなく共感を得られないだろう。
アウトローらしさを出したかったのかなあ?
いちいちつば吐くなと言いたかったがその時代は当たり前だったのだろう。
物語はわかりやすく(主役は殺されないと思うから)もうちょっと評価が高いと思った。
ソンドラ・ロックはかわいかったし、そのばあさんの頑張ってた。
一番頑張ってたのは先住民のおじいちゃんかも。
なぜアメリカ人が「分断」と声高に恐れるのか? それは分断がやがて分裂となり、南北戦争の再来となることを恐れているのだ それを本作から感じとれる
1976年公開
1865年の南北戦争最中の惨劇から物語が始まる
北軍のゲリラ部隊に襲撃され妻子も家も失った男の物語
復讐を誓い南軍のゲリラとなるが、やがて戦争も終わる
ただ一人北軍への投降を拒否するが、落ち武者狩りに追われて命を狙われ続け西部を流れていく
その間にインディアンの元酋長や仲間が出来て、最後には彼らから助けられようやく安住の地を得る
しかし彼の腹には銃弾の穴が空いている
ハッピーエンドのようで、実は違うのだろう
それが結局アウトローの行きつく先なのだ
BLM運動など、昨今のアメリカは分断で揺れている
なぜアメリカ人が「分断」と声高に恐れるのか?
それは分断がやがて分裂となり、南北戦争の再来となることを恐れているのだ
それを本作から感じとれる
南北戦争とはシビル・ウォーのことなのだ
イーストウッドの師匠レオーネ監督が1973年に撮った「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ウエスト」でこぼれ落ちた、アウトローのその後、そしてインディアン達のおかれた状況が描かれている
ソンドラ・ロックの美しさ可憐さには感嘆する
イーストウッドが我が物にしていまうのも納得
本作から13年間も同棲することになったそうだ
本作もまた、レオーネ監督の上記の作品と同じく、「西部開拓史」のあるエピソードを下敷きにしている
インディアンは今では先住民と言わなくてはならないそうだ
しかしその方が偽善的に感じてしまう
理解が不足しているのだろうか?
復讐の為に早打ちの練習を励むシーンは、タランティーノ監督の「ジャンゴ」で同様のシーンがある
オマージュだったのだろう
ジャコウネズミとビーバーって価値があったのだろうか?時折笑わせてく...
ジャコウネズミとビーバーって価値があったのだろうか?時折笑わせてくれるのはいいけど、まだマカロニ・ウエスタンから抜けきれないのか暗さがいっぱい。
途中から早撃ちだってことがわかってくるが、農夫だったのだから銃の訓練シーンをもっと取り入れるとかしないと、イーストウッドだから早撃ちなんだという先入観に頼ってしまう。もっともアメリカ建国200年記念の大作だったので、お祭り的な歴史映画だと捉えれば何の文句も出てこない。
アメリカ建国200年記念映画らしい。南北戦争のこととか詳しいとより...
アメリカ建国200年記念映画らしい。南北戦争のこととか詳しいとより面白いのかも。
その南北戦争のどさくさに妻子を殺されてしまう主人公イーストウッド。子役は実息カイルではないか。センチメンタルアドベンチャー以外も出てたんだ。
この復讐譚、面白そうと思ったら、瞬速で南北戦争は終結、お尋ね者となったイーストウッドは妙な仲間たちを加えつつ旅を続ける。
おーい!復讐譚は何処に行っちまった?これではロードムービーじゃないか!
しかしこれがこれでなかなか面白い。やっぱりイーストウッドが銃をぶっぱなすシーンは最高だ。
セクシー担当ソンドラ・ロックも期待通り(笑)
吐きまくる唾、ジジイと先住民娘の行為が品を下げてしまったことが残念でもあり、面白くもあった。
厳しい逃避行
総合:75点
ストーリー: 80
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 65
家族を殺された男のただの復讐劇ではなく、その男の人生の区切りと再生を描いた作品。家族を失い感情も荒れてちょっと近寄りがたい雰囲気を持ったイーストウッド。次々に登場してくる人々との出会いが彼の生き様を形作っていく。それぞれの人が持つ背景と共に入り組んでいく人間関係が複雑な物語となって一つの作品となる。
西部劇だが銃撃戦の場面はそれほどたいしたことはない。とにかく敵がいくら撃ってもイーストウッドには弾が当たらない。でも仲間の素人の撃つ弾はどんどん敵に当たる。ドンパチよりもイーストウッドをはじめとするそれぞれの人々の背負う傷や、それでも生き抜こうとする気持ちを堪能した。
でもちょっと雰囲気には厳しくて重い部分もある。いつまでも追いかけてくる敵に警戒しながら逃避行をして、荒野に野宿し襲い来る敵を殺していく修羅な生活が続くのは厳しい。見ているだけでこちらも疲れる。それだけに最後はうまくまとめたと思う。
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