「因縁の対決」ブロークン・アロー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
因縁の対決
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Broken Arrowは米軍で核兵器紛失の緊急事態を指す隠語だそうだ。
軍の核弾頭強奪は007の「サンダーボール作戦(1965)」のプロットにもあるが実際の爆発や列車絡みでは翌年の「ピースメーカー(1997)」に先駆けている。まあ、今となっては列車アクションも定番、既視感を免れないが当時としては頑張ったのでしょう。
核爆弾テロの映画は多いが、本作はスペクター同様金目当て、盗んだ核爆弾で政府を強請るのだが片棒を担ぐ犯人の動機も軍での出世の遅れで逆恨みというから情けない。
冒頭から相棒のパイロット同士でのボクシング、事件の展開もこの二人の攻防にスポットをあてており、因縁の対決で幕引きと単純明解、核爆弾騒動と大風呂敷の割には俗人的なスケール感の小ささがなんとも、ちぐはぐに思えます・・。
まあ、一応、女パークレンジャーを絡めて色を添えているし、地下とは言え実際に核爆発させている点では結構、過激、ジョン・トラボルタの臭い芝居には閉口するもののアクションものとしては面白かった。
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