ブレードランナーのレビュー・感想・評価
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ブレードランナー:雨の中の涙のように死ぬ時が来た
【ブレードランナー:トリビア】※ウィキペディアより引用
1.サイバーパンク‥ネオ・ノワール(英語版)を基調とした暗く退廃的な近未来のビジュアルは、公開当初こそ人気を得なかったものの、後発のSF作品に大きな影響を与え、所謂「サイバーパンク」の代表作の一つと見なされている。シド・ミードの美術デザイン、ダグラス・トランブルのVFX、ヴァンゲリスのシンセサイザーを効果的に仕様した音楽も独自の世界観の確立に貢献した。
2.日本語‥作中の風景に日本語が多く描かれている理由は、リドリー・スコットが来日した際に訪れた新宿歌舞伎町の様子をヒントにしたとされている。このことが日本人観客の興味をひくことになり、これらのシーンへのオマージュ・議論が生まれることになった。
3.永久保存‥1993年にアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録された。
4.第2位‥2007年、視覚効果協会が発表した「視覚効果面で最も影響力がある50本の映画」で第2位にランクインした。2014年、イギリスの情報誌『タイム・アウト(英語版)』ロンドン版にてアルフォンソ・キュアロン、ジョン・カーペンター、ギレルモ・デル・トロ、エドガー・ライトら映画監督、作家のスティーヴン・キング、ほか科学者や評論家150名が選定した「SF映画ベスト100」にて、第2位にランクインした。
5.原作‥『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』とは設定や登場人物、物語の展開、結末などが翻案により大きく異なっており、原作というよりは原案に近い扱いである。
1968年の原作発表後から程なくして、いくつかの映画化交渉が持ち上がったが、いずれも不成立に終わっていた。1975年、ハンプトン・ファンチャーは作者のフィリップ・K・ディックとの交渉を行ったものの成立せず、友人のブライアン・ケリーが交渉にあたり、1977年に承諾を取り付けた。ディック自身は制作会社に映画化権を売った後は関与していないが、ファンチャーが書き上げた草稿に彼は良い返事を出さず、何度も改稿が行われた。撮影開始後も映画の出来を不安視し、ノベライズ版の執筆も断っていたが、2019年のロサンゼルスを描いたVFXシーンのラッシュ試写を観て「まさに私が想像したとおりものだ!」と喜んだという。監督のリドリー・スコットは、就任にあたって全く原作を読んでいなかったが、作品の世界観についてディックと何度も議論を交わしたことで、彼は映画の出来に確信を持つようになり、制作会社に「我々の"SFとは何であるか"という概念にとって革命的な作品となるだろう」と期待の手紙を送っている。本作は『トータル・リコール』や『マイノリティ・リポート』に先立つ、ディック作品の初映画化となったが、本人は完成を待たず1982年3月2日に死去した。
【ブレードランナー:おすすめポイント】
1.ラストシーンまでの残り10分がとにかく素晴らしい!!!
2.リック・デッカード役ハリソン・フォードとレイチェル役ショーン・ヤングの絡みとセリフがいいなぁ!!
3.とにかく最初から最後まで映像が素敵!
【ブレードランナー:名言名セリフ】
1.リック・デッカード役ハリソン・フォードの名言名セリフ
→「殺し屋の求人などない それが仕事だった」
→「前の女房にスシと呼ばれていた 冷たい男だと」
→「俺は行かんが誰かが行く
2.ロイ・バッティ役ルトガー・ハウアーの名言名セリフ
→「おまえたち人間には信じられないようなものを私は見てきた。オリオン座の近くで燃える宇宙戦艦。タンホイザー・ゲートの近くで暗闇に瞬くCビーム、そんな思い出も時間と共にやがて消える。雨の中の涙のように。死ぬ時が来た。」
3.レイチェル役ショーン・ヤングの名言名セリフ
→「人を廃棄したことは?」
→「もし私が逃げたら?追ってくる?」
意味のない感じがかっこいい
2019年、人間が造り出したレプリカント(人造人間)が人間の代わり...
2019年11月
ブレードランナー2049を観て
振り幅が効いてる
映画好き、SF映画好きならマスト作
SFはいつ見てもどこか新しく感じるものがある
Time to die... カルト的人気があるSF映画の古典
随分と子供の頃に観て「なんじゃ、こりゃ?」っと思った記憶があるSF映画の古典的作品です。というわけで内容もすっかり忘れてたので新鮮な気持ちで観る事ができました。
確かに映像美は今観ても素晴らしいですね!荒廃した都市の雰囲気やタイレルが住んでるピラミッド?みたいな建物等、その後多くのフォロワー作品が出来たのも納得です。如何にも原点って感じで、こういうSF映画って最近減ってきているような気もします。
レプリカント=アンドロイドな訳ですが、アンドロイドって意外と最近のSF映画にはいないですよね。どちらかというとアンドロイド作るならロボットかなって印象があります。現実社会でもアンドロイドって余り実現化されそうにないですし、やっぱ人間タイプだと色々と問題が起きそうですね。
作中レプリカントに感情芽生えたりするのですが、そこまで精巧に作んなくても良くない?っと思いました。できるだけリアルに作りたいっていう作り手の欲求なのでしょうか?それに最初っからオッサン型にしなくても良いでしょ?バッティはまだしもリオンとか。たった4年しか生きれないのに人生ずっとオッサンって切なくないですか?そりゃ、タイレルさん、恨まれても当然です。
テンポは決して良いとは言えず昔の映画なのでちょっとダレますが、このSFな雰囲気とか、若い頃のハリソン・フォードとか、レプリカントのバッティの最期の独白とか見所も多く、やっぱ語り継がれるには訳があるんだなっと思った次第でした。
35年前から色褪せないカッコ良さ
「ホームシックだが、帰るべき家はない。」
レビューの表題は、人造人間 レプリカントのリーダー役のルトガー・ハウアーの台詞。
全く別のSF小説でも見かけた問題提議「故意に造り出されたものは、粗末に扱われても当然の存在なのか?」
2年後の2019年に設定されている、ということに驚いた。
こんな世界には(今のところは)成っていなくて良かった。。
子供の頃は、映画を身近な娯楽として楽しんでいたので、人が死んだり、悲しいこと、恐いものなどをわざわざ映画で観たくはないと思っていた。
少し成長した今は、映画の起こす問題提議が波紋のように人の心に影響を与えて、不安を解決し未来をよりよいものに創り変えうるのだと思っている。
などと、何だか真面目ぶったことを言ってみたけれど、構えずに観ても楽しい作品だと思う。
CGを使わない映像がとても素晴らしくて、純粋に感動!
視覚効果の工夫がとても美しくおもしろく、見応えのある作品。
評価5の映画史上最高傑作10選+α
アクションじゃないんです。
正直、驚嘆の一語です。
攻殻機動隊やマトリックスのルーツに触れたような気がしました。
私にとってはSF作品では間違いなくオススメしたい作品です。
ただし、このレビューを読んで下さってまだご覧になっていない方は、間違ってもよくあるアクションものだとは思わないでください。思わぬしっぺ返しをもらうかもしれません。
というか、この映画はアクションものではないです。
では何なのか。残念ながらSF映画としか私には言えません。
けれども、ジャンルではなくこの映画のテーマを私なりに端的に
表すとしたら、
「恋人もしくはあなたがアンドロイドだったらどうする?」
ですね。判定するのに機材が必要なくらい人間に似せて作られ、感情が宿ったアンドロイドと普通の人間とでは何が違うのかということを映画の中の様々なシーンで問いかけてきます。
人間とは何か、社会とは何か、生命とは何かを悶々と考えさせられる素晴らしい作品です。
80年代近未来SF
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