「とても怖かった」ブレーキ・ダウン ツネさんの映画レビュー(感想・評価)
とても怖かった
・飛び出してきた車のドライバーに因縁をつけられてその二者関係での話かと思いきや、親玉もいて組織ぐるみの悪行というのが面白かった。
・出だしの右折で出てきた車に追突しかけての運転トラブルからの因縁をつけられる感じが怖い。車が故障してその因縁をつけてきた車の後にきたトラックがとても助け舟に映った。それが悪の親玉っていうのがとても怖かった。
・平気で嘘つかれてもド田舎だと誰が本当の事を言っているのかなんて信憑性全然ないよなっていう恐怖も凄かった。知らない町だと地元の人間の言葉がとても重たく感じられるのを痛感した。誘拐グループが警察もグルだと言っていたけど、どうやら嘘で警察は大丈夫そうだった。携帯電話もつながらず、当時の環境だと、誘拐じゃなくてもどうやって再会すればいいんだろうと絶望する。
・ヘッドレストに首をテープで固定して急ブレーキ踏んだら首が閉まるっていう拷問の発想がなかったので面白かった。
・誘拐された奥さんがラストで生きていて驚いた。納屋に連れてってすぐに窒息死させるつもりのようだったし何で彼らは生かしておいていたのかなぁと思った。陰毛の色も言っていたけど、適当に言ったのか実際に見たのかが曖昧に感じられた。親玉の家の納屋に奥さんに黙って隠していて表向きは普通の家庭って事にしているのか、ひどい奴らだけど、観ていて間抜けにも見えた。
・中盤くらいで一味が警官を撃った。何となく襲われているのが犯人側なので撃たなくともッて思ったけど、もうばれてるって思ったのだろうか。若干、どうしたって思った。
・子供に猟銃の構え方とかを教えてたみたいだからそんなわけなさそうだった。(アーミーナイフで襲うのかと思ったら銃だった。)
・ラストは生活感が感じられるぼろい車とトラックとのカーチェイスも良かったし、トラックと共に死んでいった悪玉も良かった。そういえば、免許が取れるようになりたいっていっていた男は普通に運転してた。
・車の映画の醍醐味だらけで見ごたえがすごかった。