「ツインピークス見ておいてよかった」ブルーベルベット talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
ツインピークス見ておいてよかった
コマドリ(robin)、森があるちいさな田舎町、木の伐採をする町、製材所がある町、お互いが顔見知りのような町、一見みんな穏やかに暮らしている人達。車が真夜中にセンターラインの上を走る。そこに父親が不可思議な怪我をしたために大学生の息子が里帰りして女子高生と出会い、町の暗部に入り探っていく。ツインピークスでマルホランド・ドライブ。
もしかして全部、ジェフェリーの夢だったのかも知れない。夢はネガティブなものが圧倒的に多いから。そして現実は幸せを運んでくれるコマドリがたくさん飛んでいる世界なのかも知れない。敢えて暗部を探らない方がいいのか?どうしても知りたいという欲望から人間は逃れられないのか?私にとっては、ジェフェリーの家にいる双子みたいな二人の老婦人(ジェフェリーの母と叔母?)が怖かった。二人ソファに並んで腰掛けてテレビ見ながら編み物してる。その二人は「明るい世界」に属しているようなのに、リンカーン通りは危ない所だから行ってはダメよとジェフェリーに注意する。
ツインピークスではFBIクーパーを演じているカイル・マクラクラン、この映画ではもっとずっと若い時期。彼もサンディ役のローラ・ダンも面長顔。リンチ監督自身も面長だから同じタイプの顔が好きなのかな。
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