「敗戦の予感」ブラック・レイン ipxqiさんの映画レビュー(感想・評価)
敗戦の予感
脚本が割とザルで、ご都合的な場面が多く、まあ気持ちはわかるけど、雰囲気で乗り切ってる場面が少なくない。
とはいえ撮影、ロケーション、音楽などその雰囲気の部分がばっちりなのでまあ楽しめるけど。
お堅い高倉健が変わる話かな? と思わせてからのラストににっこり。
今となってはおよそ現実だとは思えないAs No.1のジャパン。その象徴である高倉健(妖精)に影響され心を入れ替えるマイケル・ダグラス。
また若山富三郎が語る敗戦の記憶。それはアメリカ人に今度こそ負ける覚悟をしとけよと言ってるみたいだった。
今見ると良くできた名作というより、珍味のブロマンスという印象。
ただこの映画について、人が松田優作の話ばっかりしたくなる気持ちはわかります。「ダークナイト」のジョーカーばりの存在感。
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