「久しぶりに見た」ブラック・レイン うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
久しぶりに見た
内田裕也さんがお亡くなりになったことで、この映画を見返す機会がありました。ずいぶん久しぶりに見た印象はだいぶ変わっていました。当時は、比較的クールな町として大阪や日本が描いてあり、松田優作の遺作であるという、それだけの映画で、ほかになんの感情の起伏も感じなかったのですが、まったく印象になかった、高倉健が出演していたという、意外なつながり。
それも、劇中にレイ・チャールズを熱唱するシーンがあったり、意外な発見がありました。
当たり前ですが、出演者がみんな若い。そして、敗戦後の日本人のアイデンティティをうまく捉えた表現は、当時の日本が世界に存在感を放っていた証左に他ならないと思う。でも、正直、今も昔も、何にも引き付けられるものが無い映画なんだよな。たぶんマイケル・ダグラスに魅力を感じないのが大きいと思う。
2018.6.12
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