フレンチ・コネクションのレビュー・感想・評価
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とにかくカメラがすごい
誰でも覚えている名シーンは高架上の地下鉄をその下の道路を車で爆走して追いかけるシーンだろう
犯人が乗った駅はおそらくブルックリンの港50丁目駅
次の駅は港25丁目駅と駅員が言うので、都心方向に追いかけた筈だが、映像ではどうも逆方向に走っているように見える
この区間を、行ったり来たりで撮影したようだ
とにかくカメラがすごい
撮影はオーウェン・ロイズマン
後に監督にもなってトッツィーなどヒットもある人
自然光のみ、手ブレの多用などドキュメンタリー的な撮り方で迫真性を追求しているが、そこに超ローアングルのスタイリッシュな映像を挟みアクセントを付けている
そのカーアクションのシーンのカメラも迫真性があり、名シーンとしてこれからも永遠に語り継がれるものだろう
東京で同じような光景の街並みは思い当たらないが、大阪にはとても良く似た所がある
新大阪駅の北側の御堂筋線東三国駅と南側の西中島南方駅の辺りだ
ここを高架を走る地下鉄の下を車で走ると、まんま本作の中に居るかのような気分になれる
特に西中島南方駅北口の交差点の信号を通過するときはベビーカーを押す婦人が現れそうなくらい、そっくりな風景がある
西中島南方駅のホームもその港50丁目駅に雰囲気が似ている
駅の周囲もブルックリンの街並みに近い猥雑な赴きがある
フリードキン監督はロイ・シャイダーがお気に入りでよく使うが、本作ではあまりうまく役にはまっていないと感じる
ジーン・ハックマンのキャラとかぶり気味で引き立つどころか相殺しているようで残念
最初の方のタイムズスクエアのコパカバーナのシーンで歌っているのは、なんとあのスリーディグリーズ!
これは今まで気付いてなかった
この当時はまだルーレットレーベルの所属の頃
この2年後、彼女達はPIRレコードに移籍して世界的大ヒットを連発するのはご存知の通り
あの超有名テレビ音楽番組ソウルトレインのテーマ曲TSOPを歌っているのが彼女達だと言えば多くの人が思い出すはずだ
日本でも大スターとなって何度も来日をしている
というか、半世紀後近い最近でも来日公演をしているぐらいだ
このシーンに写っているのはオリジナルメンバーで、彼女達が初めて中ヒットを記録してしばらくの頃だろう
本作が彼女達の大出世につながったきっかけだったのかもしれない
音楽担当のドン・エリスの慧眼だろうか
強迫観念的追走劇
尾行と追跡
渋いカッコよさに憧れます
麻薬の密売人を追い掛ける捜査官の話。
実際にあった事件を元に作られたそうで、どちらかというと地味目な印象を受けます。
しかし、テンポが早く飽きることなく観ることが出来ました。
ジーン・ハックマンもロイ・シャイダーも渋くてカッコ良すぎます!
たまらんかった
すっかり内容を忘れていて、イオンシネパスで見て、スクリーンで見るのは初めてで、新鮮に面白かった。
面白かった。NYのワイルドで危険な感じが生々しく描かれていてかっこよかった。
カーチェイスもすごかった。決め絵のようなかっこいいアクションではなく、どうなるのか分からないスリルがたっぷりだった。
ポパイの勘はすごいんだと、こっちが勝手に信じていたらクライマックスであっさり外れて、ズッコケた。
ポパイはなぜあんなに捜査に熱心だったのだろう。決して正義感でやっているとは思えないところが不思議だった。マフィアの連中がレストランでおいしそうなのを食べているのを寒空の下で震えながらピザを食べているポパイを見て、マフィアが本当に憎たらしくなった。
荒ぶるジーンハックマン相方ロイシャイダー
マルセイユの謎の暗殺からブルックリンのサンタ
荒廃したブルックリン
野獣刑事コンビ
またマルセイユ
ブルックリン獲物を狙うポパイの目
朝の7時まで遊んでる獲物、ブツ運んだ?サルとアンジーの店
マルセイユ
暗殺者と打ち合わせ
ブルックリン
黒人の店、ここでポパイを自称。一斉押収
ヘロインを探してる
ワインストック
フランスから車運んできた
盗聴許可
ポパイはブーツ好き?アンクルホルダ
車の無線が受話器
尾行。寒い。食い物の対比
敵に感ずかれてる
60キロ50万ドル末端3200万7ばいに薄める89%
巻かれそう、地下鉄。やられた
DCへ。髭のフランス人はシャルニエ
消す相談
ポパイ仕事おろされた
いきなりライフルで撃たれる。団地騒然
高架鉄道。25番街まで車奪い追跡
銃で撃った、電車ジャック
無茶苦茶な疾走車ぐしゃぐしゃ
また撃った電車追突、見つけたぜ殺しちゃったよ
また張り込みNYの街汚い
車解体してみたが何も出ない。
でも54kgロッカーパネル!
よう元に戻したな
泳がせて橋の下で
効率悪い捕まえ方。銃撃戦
まさかの同士討ち
テロップで実質の失敗てどんなオチよ!
足指こすり罪で逮捕するっ!
フィクションだが、50キロの麻薬を押収した実際の事件を元にしています。
この映画が凄いのは、BARに前科持ちの悪党が揃って会食しているのを見た主人公ドイル刑事が、こいつら何か企んでるぞ!と勘だけで捜査を開始するところ。
このドイル刑事のモデルとなったエディ・イーガンは、実際に数百人犯罪者を挙げた凄腕で、本作にもアドバイザーとして参加(主人公達の上司役でも出演)。
おかげで、ガサ入れ・尋問・尾行シーンがリアルです。
不審者を尋問する際、「ポーキプシー行ったことあるか?」「そこのベッドで足の指こすってただろ!?」と訳のわからない事言って恫喝して情報を引き出すシーンは、相棒ラソー刑事役のロイ・シャイダーも隣で笑っちゃってました(笑)
役者を精神的に追い詰めるので有名なフリードキン監督は、本作ではジーン・ハックマンを餌食に。
張り込みで震えてるのは、長時間放置プレイしたガチの映像。
有名なカーチェイス・シーンでハックマンの顔がひきつっているのも、スタント・カーを最小限に減らして本人に運転させてるから。
ハックマンは、差別的で暴力的なポパイを演じるのに抵抗があり、ノイローゼになりかけたとか。
その後、何作も極悪人をさらっと演じているのに、この頃はまだ心身ともに若かったんだね(笑)
監督はキャラクターだけでななく、オールロケと自然光での撮影にこだわった結果、ざらついたドキュメンタリー・タッチの映像となっています。
「ダーティハリー」がポリス・アクションの傑作なら、こちらはリアル系刑事ものの傑作ですね!
とても男臭い刑事ものの秀作
総合:80点
ストーリー: 75
キャスト: 85
演出: 85
ビジュアル: 75
音楽: 65
映画用の余計な見せるための演出を排してドキュメンタリー調に撮影をしているため、真剣度や緊迫感が強く伝わってくる。かみついたら離さないブルドックのようなしつこい獰猛な「ポパイ」ドイル刑事を演じるジーン・ハックマンはぴったりのはまり役。狡賢い敵役のアランを演じたフェルナンド・レイの存在感も高い。薬を隠しているとみられるリンカーン・クーペを一晩中見張って車を解体する場面の執念は見物だし、彼が地下鉄の中で尾行をまく場面は面白いし、ドイルが狙撃犯を追いかけて地下鉄を車で追いかける場面は迫力がある。犯罪者が暖かなレストランで幸せそうに食事を楽しみ、外で刑事が震えながら立ちすくんで監視をしている場面を対照的に描く撮影手法も見事。
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