フィールド・オブ・ドリームスのレビュー・感想・評価
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終始幸せがあふれる名作
約20年ぶりに鑑賞。 淡々と物語が進行し、いつしか「お告げ」の 謎が解ける。 野球が文化として根づいているアメリカならでは物語の中に、しっかり家族愛が描かれた名作。 映像技術ばかりが目立つ最近の映画に疲れた人に観てもらいたい。 終始幸せな空気が流れつつ、ラストシーンでは「ここは天国か?」と感じられる。 今でも映画に使われた球場と、主人公の家が残っているそうなので、一度行ってみたい。
【”人生に後悔を残さない事、夢を信じる事の大切さを、時を超越して、ファンタジックに詩情豊かに描いた作品。野球愛、人間愛に溢れた脚本の素晴らしさとラストシーンは忘れ難い作品でもある。】
ー 野球好きの少年時代を過ごした男の夢の一つは、幼き息子とキャッチボールをする事ではないかと、勝手に思っている。- <Caution !内容に触れています。> ■”造れば彼がやってくる”と言う不思議な声を聞いた、レイ・キンセラ(ケヴィン・コスナー)は、自らのトウモロコシ畑の一角を潰し野球場を作る。 レイ・キンセラは、17歳の時にマイナーリーグに入団するも、夢叶わなかった父、ジョンと決別していた。 そして、ジョンは”シューレス”ジョー・ジャクソンが好きだった。 ◆感想 ・今作は何度観ても良い。 過去に後悔を抱える、レイ・キンセラを始め、八百長事件を起こし大スターの地位から野球界を永久追放になってしまった”シューレス”ジョー・ジャクソンや、メジャーリーガーになる夢が叶わなかったDr.アーチ―グラハム、時代に絶望し、筆を追っていた作家のテレンスマン(原作では、サリンジャー)等が、レイ・キンセラが天の声、 ”造れば彼がやってくる” ”彼の痛みを癒せ” ”最後までやれ” に導かれ、お金が無いのに野球場を作り、テレンスマンを探し出し、アーチ―グラハムを探し出し(タイムスリップも・・)、彼らの夢を叶えるストーリー展開の素晴らしさであろう。 ・”シューレス”ジョー・ジャクソンの”野球は最高だな・・”と言う言葉と共に野球の素晴らしさを語る言葉の数々や、Dr.アーチ―グラハムからアイオワに行くことを断られたレイ・キンセラとテレンスマンがアイオワの球場に向かう際に、青年をヒッチ・ハイクで乗せるシーン。彼はアーチ―グラハムと名乗るシーン。脚本、巧いなあ・・。 そして、”シューレス”ジョー・ジャクソンが”連れて来た”往年の名野球選手たちがレイ・キンセラが作った野球場で、楽しそうに試合をするシーン。 彼らは野球場を取り囲むトウモロコシ畑から現れ、試合が終わると、畑に消えていく・・。 ・レイ・キンセラの娘カレンが観客席から落ちた時、若きアーチ―グラハムが球場の結界を越え、老いたDr.アーチ―グラハムの姿になり、カレンの具合を見るシーン。そして、満足げに去って行く姿。 ・一番、心に響くのは球場に現れた、ユニフォーム姿の若き父、ジョンが、レイ・キンセラと妻のアニーとカレンに出会うシーンである。 レイ・キンセラは、嬉しそうに家族を若き父に紹介し、握手をする。 そして、父は言う。 ”ここは、天国か?””アイオワだよ・・” ”シューレス”ジョー・ジャクソンが最初に現れた時も、同じセリフを口にしている・・。 <今作は、人生に後悔を残さない事、夢を信じる事の大切さを、時を超越して、ファンタジックに詩情豊かに描いた作品である。 ラストシーンも忘れ難いし、様々な事を若き日に感じ、学んだ作品でもある。>
まだ間に合うよ…と優しく後押ししてくれる
野球を題材に家族の絆や色々な人の”夢”を描いた作品。今からでも夢を追いかけたり後悔したくないなら間に合うよ…と優しく後押しをしてくれるような映画だなとおもった。 大きな事や夢を成し遂げたことがない主人公を通し、”謎のお告げ”から農場に野球場を作り、その後進んでいくストーリーはファンタジー要素が多くあり最初は少し戸惑ったが、ファンタジーだからこそ描ける往年の選手の登場や夢半ばで諦めた人の夢を叶えるシーンはグッとくるところもあった。 そして見返りや損得的に考えずにお告げだけで野球場作り、動き出す主人公の行動力や家族の支えがすごい。その行動力もあるのか全体的に唐突且つとんとん拍子に進むシーンが少しもったいない印象。 ラストの「天国は夢の叶う場所さ」というセリフを聞き、「じゃあここは天国かも…」と返すシーンやキャッチボールのシーンはジーンときた。
スポーツ少年だった童心、掘り起こしてみる?
大人を童心に返らせてくれる作品。子供の頃にスポーツ(特に野球)に夢中にだった人にはおすすめ。 残念ながら、若い世代(30以下)や何かに夢中になった子供時代を過ごしてない人は、おもしろさは分からなさそう。私もその一人。 主人公は妻と幼い娘がいる30代半ばの男性。ある日、当然聞こえた謎の司令。それに従って、農場の一部を野球場に変えてしまい、その結果家族は窮地に追い込まれてしまう。 女性なら妻目線で、主人公に嫌悪感を抱きそうなのに、不思議と全くそうならないのが魅力が! 観客も童心に返って不思議な声からの指示に従い続けてたらどうなるのかワクワク! ただ、指令の二人を連れてくる必要性はあまり感じられず…。私の読解力不足かも。 現実では叶えられない夢を叶えるストーリーは、夢があって素敵! 球場に集まるスターの日本版が見れたら大興奮だろうな、なんて。ちょっと想像してワクワクしました。
ふむふむ、
この映画の名前やケビンコスナーが出てるのは知ってたけど、ちゃんと見たのは初めて。 ようやくどういう映画かわかったけど、SFとも言わず、ゴーストもの?とも言わず、でもストーリーもわかってよかった。 ちゃんと借金を完済できたんだろうと最後は思いながら(笑)
ん〜ファンタジーですね〜
あ!ハンニバルに脳みそ食われてた人!! ん〜ファンタジーの設定を深追いしてはダメですね〜 これを見てから2021.8月のメジャーリーグのトウモロコシ畑の再現をみると、野球ファンじゃないが感動しました!!
心の声に耳を傾け、辿り着いた所には
一度は諦めた夢と向き合い、癒やされていく人々の時空間を超えた感動ストーリー。 何事も思い通りにいかないのが人生で、仕方ないよねってやり過ごしていたつもりでも、だいぶ後になってから実はとても後悔していたり、傷付いていたりしていた事に気付く事ってあるよなぁ。そんな気持ちで繋がった人々が時空間を超えて出会い、野球を通じて心が満たされていく姿に心温まりました。 ゾワッとくる場面もありましたが、ホラーではないし、ファンタジーともちょっと違う。不思議な感動に包まれました。
シアター オブ ドリームス
父とのキャッチボール。幼い私、上手くキャッチできません。父も父で、そんな私に合わせたボールを投げることができない。結果、完全にボールへの興味を失いました。 物理的に感謝すれども、人として尊敬できなかった父。ただね、この歳になると分かることもあるようです。 かつてファンタジーにしか見えなかった本作。私の知人が、何故に本作で涙したのか、今なら分かる気がします。家族へのわだかまりと、渇望する想いは、時を越え、海を越えて繋がっているようです。それを分からせてくれる映画とは、有難いものです。 愛情表現が下手な人って、どこまでも下手なんですよね。ただ、それを受け入れない、私も私ですね。今でもボールに無関心の私ですが、父が好きだった映画は、どうやら私に受け継がれているようです。未だに、父とキャッチボールする気はありませんが、映画なら、一緒に観れるかな。 父と分かり合おうとしなかった私を、この映画は許してくれるかしら。ホームシアター造ったら、父は化けて来るかしら。 私の夢は、私をどこに運ぶのだろう。
全ての親たちに捧げる
感動とは罪悪感の解消である。罪の赦しが感動であるならば誰しも理解することが出来るのかもしれない作品です。2021年時点で自分は親では無いですが人生の白秋を迎え分かるような年頃になりました。人生を誰しもが振り返りたく思える様な作品の意図が窺えます。映像的にもしっかり韻も踏み映像の色合いも美しかったです。柄になく心に沁みました。良い作品だと感じます。
むしろホラーなのでは
これは逆らえない運命 かのようにみんな語り始めるて受け止めるのがすごいホラーだった ただひたすらに怖かった。 ファンタジーとしての目線で見ることが難しい作品でした あと映像の撮り方もなんかわかりやすいと言うかなんと言うか工夫がない感じがして 全体的に美しくなかった、、、
奥さんと娘さんが素敵!
不思議な声を聞き、農場を野球場にする そして.. 。 これこそ、映画っていいなぁと思える作品だなぁと思います。 今観て、つまらないと思った方は、何年後かにもう一度観て観ては?と思います。きっと、感じ方が変わるんじゃないかなと。
422位/443 2021.05.21現在
野球大好きです。 でも、合わなかったなぁ。 グリーンマイルと同じかも! いや、映画の内容は 全然違いますが。 少しだけファンタジーってのが 苦手なのかもなぁ、、、、 でも、それだと ゴースト、デミムーアのね。 あれもちょっとだけファンタジー? でも、面白い。 自分でも基準は分からないけど。 これを観た中学生の時が 親父と、あんまり 仲良くなかったからかなぁ、、、 関係ない? 以下、 超個人的主観による駄文のため 盛大にスルーしてくださいあ (RG風) FODのあるある言いたい♫ FODのあるある早く言いたい♬ FODのあるある今から言うよ♪ 観終わったらキャッチボールしがち♩ 備考 点数は自分が 生まれてから現在まで 観た映画をランキングにして 相対評価で点数付けてます 上位と下位から順番に 感想書いてます 初回鑑賞年齢→15歳 (2021年時点40歳) 初回鑑賞場所→自宅VHS 鑑賞回数→1回 記憶度→15% マイ映画ランキング 2021年時点 全映画中→422/443 洋画部門→348/368 野球部門→3位
天国の野球場
30年も前の作品。この頃のケビン・コスナーは本当にきれいだったなぁ。こんなダーリンがいたら毎日ウキウキだ〜。 仕事中に突然、どこからともなく声が聞こえる。神のお告げか!? 抽象的な内容なのに、独自に解釈して野球場を作ってしまう。突飛な行動だけど、奥さんも笑って応援してくれる。奥さん、肝が太い。 そのうち、鬼籍に入った有名選手が現れる。選手が選手を呼びどんどん増える。審判も来て試合ができるまでになる。でも、その試合を見る客は、その家の家族だけ。誰かが入場料を払ってくれる当てもなく、お金はない。土地を売れと迫られる。 何というか、都合よく進むんで突っ込みたくなるけど、でも、ところどころ惹きつけるシーンがあって、嫌いになれない。お盆みたいな感じだから? あと、悪い人がいなくて、傷ついたり悲しんだりすることがないから? 見終わって爽やかな気持ちになった。 ラストの延々とつながるライトが、つい最近見た「天外者」とよく似てた。「天外者」の監督、パクったね?
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