フィールド・オブ・ドリームスのレビュー・感想・評価
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合理的に生きるばかりが良い人生じゃない
メジャーリーグで、この映画の舞台になったトウモロコシ畑で公式試合をやっているを観て、久しぶりに映画の方も観た。改めて素晴らしい作品だと思った。 何が素晴らしいと思ったか。主人公のやっていることは、ひとつも合理的なじゃないところだ。トウモロコシ畑をつぶして野球場を作るなんてあまりにも無駄すぎる。損得勘定で考えたら100%アホなのだが、それが良い。何でも数字で可視化される時代になってしまったので、我々は無駄なく生きることができるが、代わりになんでもかんでも損得勘定で考える人間が増えてしまった。某メンタリストとかその究極だ。 無駄に力を費やすことは何もわるいことじゃない。実際のところ、世の中はすべて計算できるわけではない。現実にこの舞台でメジャーの試合をするという新しい風習が生まれもする。無駄から文化が花開くことがあるのだ。
心を射抜く作品
日本人にも突き刺さる感動を持った作品 日本での公開当時もこの話題が席巻したのを憶えている。 「If you build it,he will come」 レイに聞こえてきた謎の言葉 さて、 この物語は奇跡の物語として描かれているものの、謎の声の主は、レイ自身だったのではないかなと、今になって思うことがある。 誰にでもある心の声 その真の声こそ本心であり、同時にそれこそが神が求めていること。 これは「ドッグマン」でリュックベッソン監督が示した真理 何を作ればいいのかわからなかったレイだったが、やがてそれが野球場だと気づく。 妻を何とか説得し、近所からは頭がおかしくなったと言われながらも、彼は憑りつかれたように野球場を作った。 やがて、トウモロコシ畑の中から在りし日のベースボールプレーヤーたちが現れ、野球を始める。 このことが近所でも噂になってもう一度プレーしたかった彼らの夢を叶えていく。 レイがそうであったように、往年のベースボールスターたちにも心残りがあった。 彼らの夢を叶える場所 しかし、手製の観戦スタンドから落下した子供 この場所で野球ができる条件 引退後に医者になったアーチ- 彼は、現役時代にたった1イニングだけしかできなかった野球をこの場所で存分に楽しみ、子供のためにフェアフィールドの外へと出る。 一瞬で老人の医者となった彼は、子供の診察をした。 ブラックソックス事件で追放された選手たち 彼ら一人一人を思い出すように懐かしく野球を見るレイたち しかし、 マスクをかぶっているキャッチャーが誰なのかわからない。 誰に尋ねても首をかしげる。 そうしてレイはそれが父ではないのかということに気づく。 息子に野球選手になって欲しかった父 しかしレイはそれを拒否して家を出た。 やがて父が死に、葬式の時にようやく帰ってきた。 父に対する想いは、レイの中でずっとくすぶり続けていた。 それに対する「声」 そのキャッチャーに、「キャッチボールしませんか?」と切り出すレイ 父は、もちろん自分ができなかった野球選手として野球をする夢を叶え、息子に声をかけてもらえたことでようやく息子と向き合う決心をしたのかもしれない。 父とするキャッチボール 父とキャッチボールした思い出 このシーンが特に胸に突き刺さる。 この奇跡によって長年のわだかまりが解けたレイだったと物語は紡いでいるが、現実に同じように誰かを赦すことができたとき、このような奇跡に近い形で世界が変わるように思う。 物語は赦すまでの過程を描いているが、おそらく赦すための過程などなくてもいい。 それは「いま」できることだからだ。 この「過程」がエンドレスにあることが、多くの人が持つ「悩み」の根源かもしれない。 「声」はいつでもある。 「声」は声としてではなく、映像として現れることもある。 それと自分の「真の願い」に気づくこと。 自分の本心に向き合うことは、時にレイのように傍から見れば狂ったかのようであるかもしれない。 でも、 もしそれができれば、人生は劇的に変わるかもしれない。
ケビン・コスナー演じる主人公が「声」に導かれて畑に野球場を作る物語...
ケビン・コスナー演じる主人公が「声」に導かれて畑に野球場を作る物語。父親との絆や夢を追い求める大切さが心に響きます。ファンタジーと現実が美しく交錯する一作で、古き良き名作、ぜひご覧ください。
父を想う
正直、最後の場面にある親子のキャッチボールには泣いてしまう。 ストーリー的な演出云々ではないのだ、それはまさに自分の昔の思い出からなのだ。 とうに鬼籍に入った父を思い、幼少の頃のキャッチボールを思い、あの時、声をかけてくれた庭を思い、ひたすら涙を流すしかない。 このストーリーと同じように、父は息子にかけたのだと想う。 昔、やり尽くせなかったことの思いを。そして、息子は、それがあまりにも漠然としていようとも、その父の期待に応えようとしていたのだと想う。 しかし、それが、できたのか、できなかったのか。 どんなに暴投しても、どんなにワンバンしても、そしてそれが顔にあたっても、僕に返球してくれて父を想う。 今から思えば、そこがDreamだ! もう一度 キャッチボールがしたい・・・・・・・・
実話かと思ってた
今作の舞台のトウモロコシ畑でMLBの試合をする時があるからか、ずっと実話だと思っていた。
めちゃくちゃファンタジーだった。
野球選手は実在する選手の名前を使っているらしい。
If you build it, he will come.
これがずっと伏線となっている。
最後泣けた。親子の物語だった。
球場以外の場所には足を踏み入れられない。なぜなら現実に戻ってしまうから。野球選手の夢を捨てて医者になった人が、子供を助けるためにこっちの世界に足を踏み入れるところも良かった。
ラストお父さんとキャッチボールしているのが良かった。離れていてもできるもんね、、
最高傑作・それを造れば彼はやって来る❗
何度も観た。今は亡き父との事をどこがで悔やんでいるキンセラ。ある時『それを造れば彼はやって来る・・』という幻聴を耳にする。それが何なのか時空を越えて突き止める。こんな素晴らしい映画を作る、当時のアメリカ映画界に脱帽。キャスト、構成、ストーリー、演技、何れを取っても最高の作品。バーとランかスターも渋い。折角、野球が出来たのに、患者を救うために野球を諦める、そのシーンに涙が止まらなかった。再会した父に『ダディ』と呼び掛けるシーンにも涙が止まらなかった。名場面は他にもいっぱいあった。最高傑作‼️
張本兄弟に来てほしい
神のお告げを聞いた農家が庭に野球場を作る話。主人公のケビンコスナーについていった奥さんもすごいなと思った。僕が妻ならまず小一時間説教する。その後尿検査させる。 最近このトウモロコシ畑で本当にメジャーの試合をやったらしい。いいな〜。僕も実家のニラ畑を勝手にスタジアムに改造しようかな。でもあんなに広くないからせいぜい卓球台一つしか置けそうにない。置いたら張本兄弟来てくれるかな?来てくれたら刈り取ったニラもプレゼントしちゃう。
悔いを残さない為にも合理的に考えず突発的に行動することで後悔してい...
悔いを残さない為にも合理的に考えず突発的に行動することで後悔していた過去に向き合える。 とうもろこし畑に野球場を作るとゆう発想からは想像できないほど感動した。
ちょっと私には魅力が分からなかった
たぶん、自分が昔野球をやってたとか、自分の子どもが野球をやっているとか、野球を見るのがすきとか、球場に何かしらの思い入れがある人が見れば物凄くエモい作品なのではと思う。。。 あとはたぶん公開されたときの時代背景的にも、野球界の汚い部分とかが取り沙汰されたり黄金期とはいえない時代になったあとだから(なにも調べてないのでただの予想)、「今はなきプレイヤーたちが、なんのしがらみもなく草野球をする」という画に、希望を抱かせてくれる作品だったのだと思う。。。 名作としてよく名前は知っていたので、勝手に『お涙頂戴物』だと思ってたけど、淡々と話が流れて父と子が最後再会をする渋い物語でそこはよかった。 野球とか球場とか、ほんとに興味がないので私には向かなかった…
思い出すだけで感動が蘇る名作
年に一度は観たくなる名作です。
アイオワ州の、広大なトウモロコシ畑を営む男(ケビン・コスナー)が、ある日聴こえてきた不思議な声をきっかけに、家族を巻き込んで生活を一変させる夢のあるストーリーです。
自分がもし奥さんの立場だったらどうするだろう、など想像しながら観るのもまた面白いです。
その後、ボストンで暮らす始終不機嫌な男(ジェームズ・アール・ジョーンズ)とのやり取りもとても面白く、主人公がこの頑固ジジイをどう説得するか、目が離せずハラハラします(笑)
主人公の奔走と並行して、地域の有害図書の問題の言い争いのシーンでは主人公の奥さん(エイミー・マディガン)の不屈の女の姿がカッコ良くて眩しいです✨
クライマックスの奇跡、不思議なラストシーンからの誰もが想像するであろう幸せな未来をイメージするとまた感動してしまいます(笑)
子供から大人まで、野球に興味がなくても絶対に楽しめる名作です!是非ご覧下さい!
悔しくも先日この世を去ったレイ・リオッタも“シューレス”・ジョーとしてこの作品に出演しています。一見怖く見え、実は愚直な野球男の姿を見事に演じています。こちらも併せてご覧ください👀
初めてこの映画見たのは10代だったかな。 今は40代なので、当然感...
初めてこの映画見たのは10代だったかな。 今は40代なので、当然感じ方も違う。 大人になって、 人生の折り返し地点に立って人生振り返ると、 今の自分は、 子供の頃になりたかった自分になれているのかなと、 自問自答しちゃいます。 とうもろこし畑をつぶして野球場を作り、 トウモロコシ畑から現れる軌跡。 ほんと、 13日の金曜日的な、 ジェイソンみたいな化け物が出てこなくて良かったw
まるで記念碑
友人にすすめられ、それも複数の機会に、いろんな人から。 それで、ハードルが上がりまくって観た映画。 そのせいかどうか、まるで心に響かなかった残念な一本になった。 野球は大好きで、「シューレス・ジョー」の逸話も知っていたとはいえ、この映画を好きになるのは、 ・野球場に足を運び ・ボールの行方を夢中になって追いかけ ・ひいきのチームが負けた日は何かの重荷をしょった気分になる そんな人なのだろう。 私は、それに当てはまらない。 「フィールド」野球場には、それほど行かないからだ。
If you build it , he will come・・・
"それを作れば彼がやって来る" 不思議な声を聞いたアイオワ州の農夫レイは、トウモロコシ畑を野球場に作り変える。すると往年のメジャーリーガー、ジョー・ジャクソンとその仲間たちが現れ、野球を楽しむようになる。その後、第二、第三の声を聞き、実行していくレイはやがて知る。声の主が誰だったのか?"それを作れば彼がやって来る" の"彼"とは一体誰だったのかを・・・信じる事の素晴らしさと夢見る事の素晴らしさを、野球を通して描いた名作で、ホントに大、大、大好きな映画です‼️ "彼"に邂逅した時のケビン・コスナーのセリフ "Oh,my god・・・That's my father・・・" もう涙が止まりません‼️父と子のキャッチボール、照明を付けてあげるエイミー・マディガンの奥さん、どこまでも続く車のライトの列、感動的なジェームズ・ホーナーの音楽、”すべての両親に捧ぐ " という字幕まで、何も言う事ありません、完璧‼️
映画のメッセージがわかりにくい
鑑賞後の気持ち
親に感謝や謝罪を伝えられないまま一生の別れになってしまった人はたくさんいると思う。そんな多くの人が持つ後悔を、主人公は解決できた映画だと思った。
鑑賞後の心の変化
親には日頃から感謝と謝罪をしようと思った
鑑賞後の行動の変化
親に感謝を伝える
好きなシーン
キャッチボールのシーン
ウインクするシーン
嫌いなシーン
なし
キャッチボールって良いもんだね
誰かの声を聞き、自分の畑を潰して野球場を作る 妻や娘が応援してくれるのが嬉しい そこに追放されたシューレス・ジョーをはじめ、今は亡き選手たちが集まる 筆を折った人権活動家や、一打席も立てずに引退して町の人を支えるようになった医者も声が呼ぶ そして仲違いしたままだった男も 展開が出来過ぎていてもいいじゃないか
夢と希望と…
Amazon Prime Videoで鑑賞(吹替)。
原田マハの小説「キネマの神様」で、主人公の父親がネット上で本作の評論合戦を展開する場面があり、その文中でされていた作品評が本作を知ったきっかけでした。
夢と希望と家族の絆、そして全編を貫く野球の要素。いかにもアメリカ人が好きそうな題材でしたが、本作で描かれていることに国境などなく、素直に心へ響いて来ました。
堅実な生活を送って来た男が、天の声に導かれて枠から外れた行いをした時、舞い込んだ奇跡の数々。夢や希望はどんな時にも捨ててはいけないし、辛い時こそ心を豊かに…
和解した父とのキャッチボール、見事に落涙しました。
子供の頃を思い出しました
私がカリンと同じ歳の頃、ダンプがやってきて家の庭を埋め立て、そこに芝の生える野球場を作り始めました。 ライトは野菜畑、センターは車道と花壇でレフトは崖を挟んで国道。 祖父か親父はレイと同じような体験をしたのかもしれません。
最後のキャッチボールで泣けた
なぜテレンスはあっちの世界に行ったのか。なぜこんなに元野球選手の幽霊が集まるのか、 よくわからないところもあったが、メジャーで活躍したかった若い頃の父と 再会し、生前は心を通わせることができなかった親子が、キャッチボールしたのは泣けた。 父に対する態度に、主人公は心の底でずっと後悔してたんだね。 そして父の夢を叶えるべく球場を作った。 この映画は20代前半の頃、劇場で観た。そして、今日観た。 自分の80代の父親は、昔はがらっぱちで、激しい性格だったが、今は介護施設。 長くすれ違いの時を過ごしても、父との心の交流はできる、ことを感じさせてくれた。
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