ファイト・クラブのレビュー・感想・評価
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何回も見たくなる
「言葉じゃ伝えきれない痛み」を抱える20代に
『ファイト・クラブ』は、ただの暴力映画ではない。むしろ、コミュニケーションの不在が生み出す孤独や葛藤を、過激な形で浮き彫りにした作品だと思う。
物質的に満たされても心が空っぽ。社会の中で役割を演じることで、自分の「本音」や「存在意義」がどんどん薄れていく。そんな不安や焦燥は、まさに20代の僕自身が日常で感じていることだった。
主人公が出会ったタイラー・ダーデンは、その不満や怒りを言葉ではなく、拳という原始的な方法で“共有”しようとする。暴力的ではあるけれど、それは決して「他人を壊すこと」が目的ではなく、「自分を確かめること」なのだ。
現代はSNSでのつながりが当たり前のようになっているが、本当の意味で誰かとぶつかり合い、深く関わるコミュニケーションは減っている。この映画は、そんな僕らに問いかけてくる――「お前は、本当に誰かとつながっているか?」と。
観終わった後、自分自身の中にある暴力性や寂しさと静かに向き合うことになった。そして、表面的な会話ではなく、もっと本質的な対話を大切にしたいと思えるようになった。
20代のうちに一度は観ておくべき、魂にぶつかってくる映画です。
もう一度観たくなる!
ただの映画じゃない、頭をガツンと殴られる一本。
すっきりしない映画
ワークアウトは自慰行為だ 男は自己破壊を
SE7ENを観たのでブラピ繋がりで鑑賞。中盤辺りから少しずつ違和感を覚え始め、終盤では答え合わせのように真実を告げられ主人公の行く末をハラハラしながら見送る事に。
物質的にみれば満たされた生活。でもそれは表面だけであり、死にかけの人間を眺めて安心するような脆いもの。タイラーに出会い、自分の中に眠る男性的な側面に向き合い始める。自己破壊こそ正義だと。
考察をいくつか見て1番しっくり来たのは、「マーラを愛することで自分の女性的な面と向き合った」という考察。
この映画は風刺画的な側面もあるのでは?と思った。だから誇大的な表現が多い気がする。宗教的な程に主人公を崇拝するスペースモンキー、暴力的な思考の行く末は自殺、崩壊…とか。
2度目 1度目ほどの衝撃はないけど面白い 欲にまみれてきたりこの映...
2度目
1度目ほどの衝撃はないけど面白い
欲にまみれてきたりこの映画を観た時の気持ちを忘れそうになった時に観るとすっきりとする
しがらみから少し解放してくれる救いのような映画
女には絶対分からない世界なのが上手い
ケンカを避けているとか暴力的な衝動とか
「すべてうまくいく 出会いのタイミングが悪かった」
この台詞が最高に良い
ちゃんとした自分でハッキリと話した最初の言葉みたいな所が
これからエドワードに待ち受ける運命なんて絶望感しかないのに晴れやかですっきりと、しっかりとしている感じが何故か上手くいく気にさせてくれる
BGMも相まって最高のラストシーン
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