ファイト・クラブのレビュー・感想・評価
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おかしくなっていく男
面白い!
精神がおかしくなっていく映画の世界に滑らかに入っていける。
脚本と演技はもちろんのこと、音響や小道具、フレームワーク、カット割り。隅々までが空気感を作っている。
そして、その滑らかな中での所々の違和感ざらつき感。その理由がハマってくる「オチ」。面白かった!
二度目にみるとその隅々まで行き届いた理由のある演出がわかる。
痺れる
オープニングから細胞の中を這いまわる様なフィンチャー節。序盤からラストまで興奮が全くおさまらない稀有な作品です。
消費することだけしか存在理由がない現代。そして、消費社会に男性性を奪われた『僕』の存在理由はあり得るのか。去勢された『僕』が抱える実存不安は、まさに「神」にとって変わった「男性不能型消費社会」をメタファーとして描かれます。
コピーのコピーのコピーでしかなかった『僕』。タイラーという理想の男の出現によって、『僕』が『僕』で生きていることは現実になりました。タイラーから傷を与えられても、決して離れることはできません。
「人は愛する相手を傷つけ、傷つける相手を愛する」傷つけた『僕』と傷つけられた『僕』。
最後に『僕』は、自分自身とのファイトを制し、自信溢れる男へと生まれ変わりました。そして、「腫瘍の様な女」マーラの中に投影していた「嫌悪していた自己」という腫瘍をやっと愛することができたのです。
「俺をみろ。心配するな。これからはすべてよくなる。」マーラの中の『僕』に語りかける『僕』。
ぶっ壊さなければ、決して突き抜けることが出来ない。『私』の人生も。
これを観た人間は、フィルムの中、いや自分の中の『私』と対峙することができるのか、『おい、そこのブランドボーイ』。フィンチャーからの熱い熱い熱い問いかけ。私、試されているんだ。
痺れた。
服屋の店員のおすすめ
奥深く、何度も見てしまう映画
最初はコメディかな?って思えるところがあってなんだかデビット・フィ...
価値観を一掃される映画です
僕がこの映画を知った理由はただたんにブラットピットが好きだったことにあるのですが、この映画のブラットピットは最高です
解説で間違っていますが、主人公の名前はジャックではありません
名前をいってないと思います
この映画は不眠症で悩む少年が自分とは違う価値観を持っているタイラーに出会う映画で、タイラーは自分自身が作り出した幻像
この映画を見ると幻像のタイラーのつじつまが合わないところが多くありますが、伝えたいことはストーリーではなく自分が望んでいるものとと対話だと思います
なので、展開に関してはあまり気にしませんでした
単純に楽しめる中に、深い内容が隠されていると思います
現代社会はブランドを追い求める、多量消費の世界です
そこで下等だと思われる性のことや、煙草、など感じることを推薦する映画だと思っています
生きている喜びを肌で実感する映画
暴力をふるっていますが、僕はタイラーが殴れよ と初めに言ってることから、攻撃的というより感じることがメインではないかと思いました。
社会の流れに乗っている人が見ると、おっとこういう考え方もあるのかと思える映画だと思います
最期のシーンもよかったです
行き過ぎてしまったタイラーがクレジット会社を破壊するのですが、ビルの上から眺めている主人公はなぜか彼女を横に平然と立ち尽くしている
このシーンで初めて見たときは、よく平然としていられるなぁと疑問に感じたのですが
受け入れたという感じだと今は思っています
とにかく最高の映画です
男の理想像とは
もう一回観ました
殴りあうシーンが多いですが単なる喧嘩のようなものでなく
スポーツに近い殴りあい。
そうは言ってもバイオレンス系が苦手な人には
苦痛かもしれませんが…。
最初は
規模が小さかったものの、どんどん大きくなり
方針の食い違い…
変わっていく「ファイト・クラブ」。
こういう流れはありがちな展開かもしれませんが、最後の種明かしが衝撃的でした。
思わず
すぐに見直しました。
すると、
全体を通して
ちゃんと"ルール"が守られてました…。
最初から
一応、答えはあったわけです。気付く人はほぼ皆無な気がしますが…汗
最高の一本
タイトルシークエンスからエンドロールまで何から何までかっこいい。
ラストのエドワード・ノートンの一人芝居も凄いし、ブラピのカリスマ性も本当に説得力がある。そして劇版の完成度の高さ。どの曲を聴いてもシーンが思い浮かべられる。
カッコイイ!
ふむふむ
一度観たらもう一度観たくなる
私は、一度ファイト・クラブを鑑賞したことのある友人と共にこの映画を観たのですが
鑑賞後に彼が「サブリミナルカットに気付いた?」と言ったので、「最後のチンコでしょ?」と言うと、「いや、もっとあったよ」と言うのでチェック!
そのうちのひとつですが、わりと最初の方で「コピーのコピーのコピーのようだ」的なナレーションの場面があると思うのですが、そこにチラリと一瞬だけ何かが映っていました。ホントーに一瞬なので一時停止をすると、そこにはなんと、タイラーが映ってました!
まるで、タイラーが映写機の一コマにポルノを入れ込むそれのような感じに思いました。
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