「ダークでナイトメアな世界観」ファイト・クラブ シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
ダークでナイトメアな世界観
悪夢のような心理ドラマで、強烈な世界観が魅力的です。主人公の平凡な青年が正体不明の男と出会ったことで、世界が少しずつ異形のものに変化していく過程が、妙に生々しいです。こう言った悪夢世界は、同じデヴィッドでもクローネンバーグが得意そうだけど、フィンチャー独特の硬質で冷たい映像もいい感じです。しかしなによりもこの作品は、ブラッド・ピット、エドワード・ノートン二人のそれぞれのキャラを生かしたどハマり演技なくして成立しません。マッチョな魅力にあふれるブラピもさることながら、ノートンの内面的演技も鬼気迫ります。
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