劇場公開日 1996年11月9日

ファーゴのレビュー・感想・評価

全88件中、1~20件目を表示

5.0Ages like a Statue

2021年6月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

笑える

単純

興奮

After two decades have passed, we can admit with confidence that Fargo is one of the most all-around completed films in history--a knot made out of a single piece of yarn loop. Its revelations are cinema at its best . The bad guys are stuck in a quicksand rut between evil and hyper-evil, played by silent Swede Stormare. McDormand's acting skills are worth further study after her recent Oscar win.

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Dan Knighton

4.5手が込んだ作品

2025年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

1996年の作品
実話を実写化したもののようだが、事件は1987年に起きたようだ。
つまり当時見ても時代の差を感じるのだろう。
事件そのものに背景をつけ足していると推測するが、警察署長が妊婦という設定は物語としての演出だと思った。
そして調べてみれば、
実は、
最初に実話とナレーションされているが、実際にはそれはすべて演出だったようで、すべてがフィクションというわけだ。
さすが自由の国だ。
4月1日に訳の分からないニュースをシャレで流したりできる国。
さて、
このようにこの作品は非常に手が込んでいるが、監督が示したいのは「人の思考と判断」という最も大きなミステリーだったような気がした。
この作品のジャンルは、やはりサスペンスとかミステリーとかに分類されると思うが、その根幹にあるのが理解できない「人の思考と出来事に対する判断」だろう。
冒頭
カーキャリアで「シエラ」を運んでくるジェリー
物語の時系列が入れ代わっているのかと思ったが、端然と時系列で進行している。
つまり、
後には戻れないという意味だ。
だから、仲介役のジェブとジェリーの話の詳細は最後にも登場しない。
既に話は着けられてしまった。
もう後戻りなどできないことが示されている。
ここにこの作品の手の込んだ面白さがある。
「悪の法則」と同じ手法
「もうすでに選択は終わってしまっている」
さて、
客観的に見てジェリーは「ダメ男」だ。
様々な人脈に対し体裁を繕いながら自分が優位になる方法を模索しているが、何もかもまったく上手くいかない。
何に使うのか知れないが、大金を手に入れたい。
そのために妻を誘拐して義父に身代金を支払ってもらうというまったくもって無謀な計画を立てる。
その実行犯役を仮釈放中の従業員に仲介させる。
足がつかないと考えたのだろう。
何をするのかはもちろん言わない。
ところがこの素性のしれない彼らは、取り返しのつかないことを仕出かしてしまう。
もうすでにジェリーのコントロールなど及ばないところに来てしまっている。
同時にジェリーは義父に投資話を持ち掛ける。
この話が思いがけず進展したことで早速妻誘拐の計画を中断しようとするが、時すでに遅し。
何もかもがジェリーのコントロールできないことばかりになってしまう。
実際これは視聴者の人生でもあるのだろう。
だからこそ面白い。
そしてジェリーのような思考回路は多くのアメリカ人が持っていると監督は指摘したかったのだと思う。
最後に警察署長のマージが「幸せ」について夫と語るが、ジェリーという男は決して不幸ではないし、むしろ恵まれている。
義父との大きな差と見下されていると感じていることが、彼に余計な思考を与えてしまうのだろう。
加えて義父の相棒のスタンもまた、ジェリーを見下している。
しかし彼ら二人のジェリーに対する扱いは、ジェリーそのものの思考と判断力からきているのがわかる。
頼まないのに車を塗装してクレームになることや、客の想いを考えないまま支払いについて話したりすることは、営業部長としての彼の立場上売り上げを伸ばす方法をあれこれ考えているからだろう。
当時からそんな手法は「ダメなやつ」だったはずだ。
たまたま好きで結婚した相手の父が、会社経営者だったことで彼の立ち位置が決まってしまった。
それさえも、もう後戻りなどできないことだ。
人生とは、実に後戻りができないということをこの作品は言いたいのだろう。
さて、、
妊婦の警察署長マージ
彼女は事件があっても決して慌てずにいる。
見ていて若干のんびりし過ぎているように感じるが、監督はここにもまた罠を仕掛けているのだろう。
ファーゴというのんびりした街
この街の名をタイトルにした意味
忙しなく焦りながらお金を追いかけている人々とは少し対照的だ。
実際映像の大半がミネソタ州で、冒頭のバーがファーゴだった。


田舎
そのコントラスト 光と影のようなものだろうか?
何もない雪の積もった場所で、人間の愚かな思考からくる計画と暴力行為が始まる場所。
「お金儲けして何が悪いんですか?」
あの有名ファンド会社の言葉を思い出す。
マージはのんびりしながらも確実に事件の真相に迫ってゆく。
まるで刑事コロンボのようだが、そんな特別な推理は不要で、出てきた事実のみを積み上げていく。
勝手に追い詰められていく犯人たちとジェリー。
まるで車で逃走した犯人を歩いて追いかけているように見える。
それに対し、ジェリーの思考と行動はすべて真逆に着地していく。
このコントラスト
今この作品を見ればほぼコメディだ。
1996年のアメリカにはまだマージのようにお金と幸せを切り離して考える人々がいたのだろう。
3セントの切手の絵が採用された彼女の夫とお腹の子供
この幸せ
1987年アメリカ経済 ブラックマンデー 景気自体は悪くはなかったが、日本がバブルで沸き立ちアメリカを円で購入できると騒いでいたころ。
自動車産業は日本車の勢いがアメリカ車を追い込んでいた。
この背景と設定
そして「マイク・ヤナギタ」という人物設定
彼は学生時代にマージと友人だった。
しかし今彼は極度のノイローゼ 躁鬱状態
彼の妻、学生時代一緒だったリンダが白血病で死んだこと。
今の彼の様子
同じ友人からマイクのことを確認するマージは、本当の彼のことを知る。
運転するマージの表情には、もの悲しさがあった。
有望で血気盛んだった彼の現在
躁鬱病で署長に出世したマージをうらやむことしかできない。
変わってしまった今と、過去の想い出
人というものの不思議さ
日系である彼を選択した設定も当時を鑑みればまた手が込んでいるが、何よりも変わってしまう人の寂しさがあのシーンに溶け込んできた。
ジェリーもまた、強迫観念のようなもので変わってしまったのだろう。
その顛末 成れの果てともいうのがこの作品
なかなか手が込んだ作品だったし、いま見ても悪くない、面白かった。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
R41

4.0なんか怖かった

2025年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

なんかジェリーの安易な考えが自分と似てるような気がして途中からめっちゃ怖くなってきた

コメントする (0件)
共感した! 0件)
symi

2.5タランティーノの失敗作 みたいな

2024年11月28日
PCから投稿

そんなテイストの普通に面白くない 刑事ものだと思った

コメントする (0件)
共感した! 0件)
タンバラライ

3.5なんも解決せん

2024年9月28日
スマートフォンから投稿

楽しい

怖い

妊婦の刑事の気楽さがおもしろい
身の程に合わせて幸せを感じで生きられれば幸せってこと?
雪景色の画がすごくきれい

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ぎょうざ

4.0アカデミー賞受賞も納得の良作

2024年9月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

コーエン兄弟お得意の不条理な人間模様を描く作品。様々な登場人物の思惑が混ざりあいどんどん状況が悪化していく様をブラックジョークを交えながらストーリーは思わぬ方向に進んでいきます。警察署長マージ夫妻でさえも多少変わっている人かなと思わせる絶妙な脚本が素晴らしいです。こちらの作品は以前から鑑賞したかったのですが、動画配信で気軽に観れるとは嬉しい限りですね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
よう

4.5やっぱり好きだ。

2024年9月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

おそらくら公開時に映画館で観てない気がする。TSUTAYAでDVDを借りたのかなー?
正直どんな作品だったかあまり記憶がなかったが、面白かったという記憶はある。ただ、また観たいには、今日の今日まで至らなかったのが事実。
そのきっかけになったのが、ツインピークス。当時はやはりTSUTAYAで借りて観て、途中で断念してしまったことを悔やみ、ほぼ、一気見に近いかたちで観終えた。オフビートのコメディサスペンスという、絵も言われぬジャンルに今でも色褪せない面白さと、デビットリンチ十八番の夢や異次元的なシーンが絡み合い、独特のトーンに、あらためて痺れた。
なぜか、この作品を観終わったのち、無性にファーゴが観たくなった。Yeahの独特のリズムと特別な設定ではなく日常を舞台にしたオフビート感が、自分の中でシンクロしたような気もする。
何かに呼ばれて作品を見直す。しばらくこの繋がりを楽しみたい。

※Primeでの配信は10日間以内にで終了とのこと。寂しい限り。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

3.0これがオスカー...?

2024年7月14日
スマートフォンから投稿

単純

主人公?の男のしょうもなさが笑えるくらいで、正直面白さがさっぱり分からなかった。
映画全体に漂うアメリカの田舎特有の閉塞感みたいなものも好きになれない。
誰にも感情移入できないまま終了...

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Hej

4.0かっこいい妊婦婦警さん。

2024年6月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

主人公では珍しい設定だな〜ぐらいに思って観てたらかなり面白かったです、悪役達は救いよう無く自己中で行き当たりばったりの犯行を繰り返して行くのがなんだかリアルだなと感じた。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
はまぐりの短い感想文

5.0無邪気さと悪意のミックス‼️

2024年4月29日
スマートフォンから投稿

笑える

興奮

幸せ

このコーエン兄弟の最高傑作で描かれるのは、偽装誘拐、殺人、詐欺、ミネソタ州、雪景色、変な訛りとおかしな人々、妊娠した警察署長‼️しかも一見サスペンス映画のようでありながら、ブラックコメディという調味料が大量にまぶしてあります‼️多額の借金を負った自動車セールスマンのジェリーが、自らの妻を偽装誘拐し、自動車業界の大物である妻の父親から身代金を騙し取ろうとする。知り合いから前科者二人を紹介してもらうが、彼らは誘拐の際、警官と目撃者を撃ち殺して殺人事件に発展させてしまい、事件の責任者として妊娠中の警察署長マージが捜査に当たるが・・・‼️雪の白一色の画面に徐々に車が現れる、しびれるようなオープニングシーンの素晴らしさ‼️登場人物も、どんどんドツボにハマっていくジェリーを始め、前科者コンビもホントにクレイジー、娘を助けたいけど無駄に金は出したくない父親、マージの夫もはじめは変わってるように見えるし、マージの知り合いの日系人が妻に死なれたと嘘をついて、マージを口説こうとする‼️白い雪に囲まれたミネソタ州で人間が狂気に染まり、それを通り越してブラック・ユーモアに浸かっているような世界観ですね‼️白昼堂々に行われる誘拐シーン、夜の雪景色の中で警官と目撃者の殺害シーン、屋上駐車場での身代金受け渡しのシーン、湖畔で前科者が相棒を "処理" してるシーンなど、サスペンスで、ホラーで、グロテスクなシーンもどこかユーモラスで笑ってしまう‼️キャラクターではやはりフランシス・マクドーマンド扮するマージが素晴らしい‼️二人の売春婦の話を聞くシーン、ジェリーにキレられるシーン、知り合いに説かれるシーンに見られる、目を丸くさせた不思議な表情で、作品の根底にある温かさに一役買ってる‼️前科者のピーター・ストーメアを誤送するシーンの「理解できない」と言うセリフが、この狂気な世界観への彼女のダメ出しでしょう‼️そしてラスト、ベッドの上で夫の描いた絵が3セント切手のデザインに採用された事を喜ぶ夫婦の会話シーンが素晴らしく、この狂気でブラック・コメディな世界観に一筋の光を与えてます‼️完璧な映画で、ホント大好きな映画ですね‼️

コメントする (0件)
共感した! 13件)
活動写真愛好家

3.5トレジャーハンター・クミコから来ました

2024年4月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

単純

今夜(2024/04/19)、小休止を挟みつつ観ました。

タイトル通り『トレジャーハンター・クミコ』の主人公、クミコが執着した映画が何を隠そう『ファーゴ』で、そこから興味が湧き、加えて憧れの俳優であるスティーヴ・ブシェミも出演していることが、視聴の決め手になりました(笑)

本作は、『ビッグリボウスキ』の監督さんの作品で、そこかしこにその匂いが感じられます。ただ全体を通して今回の映画は空気が重く、よりスリリングです。

短絡的な男が短絡的な計画を立て、想定外のことが起こって収拾がつかなくなる展開で、主演の女性警官の有能さが嫌でも際立ちます。

中盤以降は集中して観られる反面、スロースターター感は否めず、序盤から暫くの間は少し退屈な印象でした。
ただ佳境からクライマックスに掛けてはとてもエキサイトします!

価値ある作品かと思います。クライムサスペンスがお好みの方は特に要チェックです!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
蜷川吝塀

5.0説明不可能

2023年12月10日
PCから投稿

20年ぶりに再見、以前同様の摩訶不思議な面白さ。

面白いような、おかしいような、薄気味悪いような、後味が悪いような、人をバカにしたような独特の感覚を的確に表現した批評に出会ったことはありません。

ストーリーとしては単純で振幅があるわけでもなく、映像も凄惨でグロテスクな場面が散見されますが、それらを超越した表現不可能な「クセ」があります。敢えて言えば「ブラック」ですが、それも少し違います。

犯人一味の間の抜けた慌てぶりが際立つ一方、警察も含めた周囲の人々の「他人事ぶり」のアンバランス故でしょうか?

良くも悪くも多分に感覚に訴える作品なので、絶賛の一方けなす人がたくさんいるのも大いにうなずけます。要するに好き嫌いがハッキリ別れる作品ですが、最もコーエン選手らしさが際立つ作品でもあります。

雪一面の道路の向こうからゆっくり姿を現す一台の自動車。
未だかつて最も印象的なファーストシーンです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
越後屋

3.5本編以外の思い込みと言う恐怖について

2023年8月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

もったいない映画体験をしてしまった…
スマホの画面で見るようなストーリーではなかった…

是非評価を読まず、エンドロールまで気を抜かずにお楽しみください。
(英語が分かるとなおよし)

【あらすじ】
実話に基づくストーリー。
金欲しさに自分の妻を誘拐させ、義理の父から金をふんだくる作戦と経てた主人公。
しかしそう簡単にいくわけもなく…

Twitterで謎に紹介されていた「トレジャーハンター・クミコ」がどうしても気になって、
作品の元となった本作「ファーゴ」を鑑賞。

パケ写が「ディアトロフ・インシデント」っぽかったので、前情報入れずクライムサスペンスかな~?見始めたらまさかの実話。

誘拐事件を起こそうにも全く段取り良くいかず、余計な死者まで出してしまう。
ドラマ「メンタリスト」のジェーンだったら一発で見破られてるぐらいみんな嘘が下手w

クライムストーリーなのに計画が何一つうまくいかず、これこそ実際の誘拐事件の末路なんだろう…

しかし実話のクセにこれと言った劇的な殺人犯がいるわけでもなく、
途中で事件と関係ない警察官の同級生との会話があったり、
特出して面白い展開もなくつまんねえな、なんでこんなに評価されてるんだと思わざる負えないんだけど____

ネットで解説を調べたら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おもろいwwwwwwwww

ずるいな~このやり方は。

U-NEXTの吹き替えで見たけど、エンドロール最後の英文にはさすがに目がいかなかった。
ここまで見てこその作品なんだろうな~~

当時劇場でこの作品を見ることができた人は羨ましい。
サブスクでエンドロールを飛ばすことが当たり前になった現代への”アンチテーゼ”のようにも思えた。

=======ネタバレを含みます========

この作品は実話ではなく、完全な[フィクション]
作品冒頭でわざわざ”嘘”をつくわけないという先入観のせいで
一見つまらない展開もドラマチックに、意味ありげなシーンに思えてしまう。

”思い込み”の隅をついた革新的な作品ですね。

最近ではフェイクドキュメンタリー作品が流行っていますが、
90年代にホラージャンルではなく”クライムサスペンス”という題材に目を付けた監督は素晴らしい。

モキュメンタリーの代表的な「ノロイ」や「ほんとにあった!呪いのビデオ」は
現実との境目が曖昧である”霊体”や”呪い”をテーマにしていることから
信じる人もいれば、フィクションと気がついてしまう人も多い。

しかしスピリチュアル要素のないサスペンス作品で「実際に起こった事件を基に・・・・」と導入がはいると、途端にノンフィクションであると信じてしまう心理を逆手に取ったいい手法だなと思います。

一応この映画がフィクションであると暗示するヒントはちりばめられてるみたいですね…

ぱっと思いつくのだとマイク・ヤナギダの「妻が死んだ」発言が虚言癖から来る嘘だったぐらいだけど、斧を持ったサスペンダーおじさんのオブジェにも意味があるらしい。

あとは主人公の企てた誘拐事件自体が”自作自演”なのもそうでしょうか?

なんかエンドロールの注意書きが英語で私がスルーしちゃったように、「トレジャーハンター・クミコ」の主人公もそこだけスキップしちゃったんかや?

本編ストーリーの外で騙されるのは痛快で気持ちがいいですね…

コメントする (0件)
共感した! 0件)
二ノ前

2.5うーん、面白いと思えない自分はダメですか?

2023年8月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

絶賛されたので、見てみたら、ちっともおもしろいと思えなかったという、自分の審美眼に問題があるんじゃないかと疑いたくなる一本。もっと自由に、面白くないと言えればいいのだけれど、コーエン兄弟に限っては、それは、映画の楽しみ方を知らない人、みたいな目で見られるんじゃないかと心配になり、つい、どこかに面白みを見つけては褒めようとする。

でも、出てくるのは中途半端な小悪党だったり、正義感に燃えてもいない警察署長が、妊娠中の母親だったり、計画が簡単に破たんしていったりと、いったい映画のなかで何が描きたいんだろうと、イライラが募っていった。ましてや、これを題材に連続ドラマを制作するなんて、正気の沙汰とは思えない。

「スリー・ビルボード」には感動したし、見終わってからもその余韻に浸っていたい不思議な気分を味わった。この映画が無ければ、それもなかったわけで、そういう意味で、今日のコーエン兄弟に評価を決定づけた作品として確固たる地位を築いたからそれでいいんだと思う。好きじゃないけど。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
うそつきカモメ

4.0毛を逆なでされるような感覚

2023年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

知的

非常に後味の悪い映画である。
コーエン兄弟はこういうの多いな。

残酷描写ももちろんだが
人物の思惑と反してほんとうに!
坂を転がり落ちていく展開が
下手なホラーよりも怖い。

常に体中の毛を逆なでされているような。
半音ずれてる不協和音を聞かされてるような。
不安、悪趣味なユーモアにつつまれてる空気が流れていて
居心地が悪くってしかたない。

逆にこれほどまでの空気を作り出す才能というのはすごいと思う。
パトリシア・ハイスミスの小説を映像でみているような気分になります。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
こまめぞう

3.5バイオレンスが叫んでる

2023年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

興奮

 公開当初はちょっと通ぶって積極的に好きな映画に挙げていました。いや今観てもセンスが良くてユーモアに富んだ(ブラックですが)完成度の高い作品です。が、以前と違ってもう私の暴力シーンに対する許容度が相当狭まってしまってて、今回久々に観てその生々しさにひいてしまいフルには愉しめませんでした。数年前に同タイトルのTVシリーズがNetflixか何かで始まった時もワクワクしてみ始めたくせに数エピソードで残酷シーンを見かねてギブアップ。殺害や拷問などの残酷なシーンへの需要は今でも依然強いんですねえ。
 ということでこの映画もコーエン兄弟もなんも悪くない。むしろいい。私が無理して観なければええだけの話でした。失礼しました。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
おまつ

4.0実話

2023年2月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

この話は実話だというテロップが出たから最後まで信じていたが、なんと全くのフィクションらしい。

コーエン兄弟にしてやられた。
そんなのありなのか!!

見た後すぐに感想を書いたはずだが保存されていなかったのか白紙だったため、1年後にレビューしている。

細かいところは忘れてしまったが、粉砕機で人を砕いているシーンは忘れない。

軽く見れる映画だったと思う。
ドラマ版も気になる。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ゆい

5.0フランシス・マクドーナンド

Mさん
2022年10月2日
Androidアプリから投稿

は「スリー・ビルボード」で知りました。
ファーゴの彼女もいいですね。お腹の大きいおまわりさんの映画は初めて見ました。

コメントする 1件)
共感した! 5件)
M

3.520年ぶりに視聴

2022年5月22日
iPhoneアプリから投稿

何故か不思議と記憶に残っている映画。20年ぶりに見て特別面白いと思わなかったが、見ていてなんか良い!笑
人に面白さを説明するのが難しい映画。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
どんじい

4.0コーエン兄弟作品はやはり面白い

2022年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

観るのがもったいなくてお楽しみのために今までずっと観てなかった「ファーゴ」、コーエン兄弟作品らしい作品でホント楽しめました
まともなのはマージとノーラ夫妻だけに思えるような、車を買いに来た客夫婦くらいの脇役でさえも周りの人達全てがおマヌケさんでした
でもそれが面白い!
スティーヴ・ブシェミは本当にハマり役、何回も「変な顔」と説明されてるのには笑えました
しょっちゅう「Oh,yeah.」を繰り返すフランシス・マクドーマンドが印象的
何回も観たくなる作品でした

コメントする (0件)
共感した! 3件)
小町
PR U-NEXTで本編を観る