劇場公開日 1996年11月9日

「人の世は、ときにかくも“おぞましい”」ファーゴ ゼンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5人の世は、ときにかくも“おぞましい”

2014年6月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

おいもうその辺でやめとけ!、と二人組に向かって言いたくなった瞬間は何回あったろうか…。
あのシーンの白と赤のコントラストはあまりに現実離れしていて、視覚と脳の処理とに若干だけどもタイムラグ。ようやく認識したらば今度は“よくもまあそんなことが”と半ば目が眩む思いである。
『欲』が絡んで『自己保身』が募ると、ああいう結論を招き得るんだなと思わずにはいられない。
発端にして、この中で一番の一般人ジェリーは、こんな結末予想もしていなかっただろうけど。

血表現に耐性がないと見通すのはツラいかも。だけど面白い。見応えありのいい映画です。

ゼン