「女の情念、おそろしや」愛のコリーダ みきさんの映画レビュー(感想・評価)
女の情念、おそろしや
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1936年(昭和11年)
実際に起きた「阿部貞事件」
定型的な「すけこまし」であった吉蔵(藤竜也)
漂う色香が半端ございません。
貞(松田暎子)はそんな吉蔵の色香に
あてられたのでしょう。
そして吉蔵も、ちょっと遊ぶつもりが
貞というどこか危うい魅力の女に惹かれ
地獄へ堕ちる道に足を踏み入れてしまった。
ただただ酒を飲みながらまともに食事もせず
寝る間も惜しんでsexばかりしてたら
そりゃやつれてきます。
変な臭いもしてきそうなもんです。
でも離れがたい2人。
最後の方では、著しく吉蔵から「生」が消え
逆に貞からは「精」が漲っているように見えます。
吉蔵は「死」すら覚悟し、
それもまた「粋で鯔背」ないい旦那を
気取ったように感じましたね。
事実は小説より奇なり。
愛しい男のイチモツを肌身離さず持ち歩く
女の情念とは誠に恐ろしいものでございます。
そしてそんな貞の気持ちが分かるわたしも
「女」でございます。くわばらくわばら😶🌫️𐤔
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