劇場公開日 2001年3月17日

「やっぱり名作」羊たちの沈黙 オパーリンブルーさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0やっぱり名作

2025年4月3日
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鑑賞方法:その他

悲しい

怖い

興奮

NHKBSを、未見の家人とリアルタイムで視聴
畳み掛けるようなテンポが良い

トマス・ハリスの原作(「レッド・ドラゴン」も)を以前読み、警察・官僚の男社会で奮闘するクラリスの描写がとても多かったのを思い出す

冒頭FBIの訓練校のエレベーター内、周りをぐるりと男性陣に囲まれて、身の置所が無さそうな小柄なジョディ・フォスターのショット
(同じフォスターの「告発の行方」に似てるシーン)

チルトン博士の明らかにクラリスを女性として品定めしている目つきを隠そうともしないふてぶてしさ、そしてそれをガン無視するクラリス

遺体安置所に意味もなくたむろする地元警察官のジジイどもに、声を張り上げて、でも失礼の無いように追いはらうシーン

FBIの上官クロフォードですら、レクター博士にかかると、彼はキミを性的な視線で見てるよと解釈されてしまうが、深読みするとそうかも知れない

無駄に美しくて目を引く故に、しなくて良い苦労をするヒロインの造形が、猟奇殺人犯を捕らえるまでのそこかしこで輝く

オパーリンブルー
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