劇場公開日 1996年5月25日

「渋いサスペンス」ヒート かつさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0渋いサスペンス

2019年4月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

 渋〜い大人なサスペンス映画。かなり見応えがあった。スマートな悪党vsダーティな刑事どいう図式がなかなか面白い。両者が一流で、その一流vs一流の攻防戦がまさに息を呑む展開!どっちかというとニールの方が充実した生活を送っていて、ヴィンセントがやさぐれた生活だったのが、最後にヴィンセントが家族の信頼を取り戻す展開がよかった。また、ずっとスマートに理性的だったが最後の最後で感情で判断を誤ってしまうのも、物語としては面白いですね。最後のヤマを前にして二人が顔突き合わして話すシーンは、なんだか粋でした。
 ただ、全体的に長い・・1つ1つのシーンが長いから、上映時間の割にストーリーのボリュームはなかったかも。あと、夜景バックのシーンが全部バリバリの合成でロマンチックなシーンが台無しだ。

かつ