「男の傲慢さと身勝手な怒りを覚える」パリ、テキサス kioさんの映画レビュー(感想・評価)
男の傲慢さと身勝手な怒りを覚える
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現代のいわゆるDVを主題にした男の身勝手な夢想映画という印象だな。年上の中年男性と付き合う未成年の若い年下の女性は、何を言っても喜んでくれるし何を食べてもおいしい、といって喜んでくれる、なんてセリフ部分は、男の妄想以外になんでもない、という感想だな。暴力をふるって家を出て行ったこの元妻の女性を探し求める元中年男。
この映画の肝は、ハンター役の子役の演技。ちょっと変な無理やり感のセリフも一部あるが、自然体で大人ぶった演技は素晴らしいく光っていた。可愛かった。
全体を流れるスチールギターの音色は郷愁をそそるしテキサスの殺伐として砂漠の乾燥した雰囲気を色濃くしていた。「バクダットカフェ」を思い出した。主人公の中年男が記憶を失ったという前提だが記憶喪失の理由がよくわからなかった。重要じゃないんだろうけど。といかく飽きずに2時間を見ることができました。
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