「ロードムービーのお手本のような名作」パリ、テキサス pekeさんの映画レビュー(感想・評価)
ロードムービーのお手本のような名作
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これまた名作ですね。
ロードムービーのお手本のような作品。
冒頭から、我々の目の前に「どん!」と大きな謎が呈示される。
この男は、何者なのか? どこから来て、どこへ行こうとしているのか? なぜ黙ったままなのか?……。
やがて、荒野をさまようファーストシーンは、主人公の虚無感や絶望的なこころの内を表現したものだとわかる。
ライ・クーダーの音楽がぴったりすぎるほどぴったりとハマっていて、本作のトーンを決定づけています。
そして、ナスターシャ。美しすぎる!!
ラストシーンの長回しは、この映画のハイライト。
悲しいけれど、けっきょく2人が直接向き合うことはなかった。
あの、風俗店の仕切りが、もう修復できない夫婦の関係を象徴しているのですね。
アメリカの匂いをプンプン感じる映画でもありました(アメリカに行ったことないけど)。
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