「悪い奴はウォーケン」バットマン リターンズ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
悪い奴はウォーケン
前作にも増して好き放題にティム・バートン節炸裂な世界観がコミカルにキュートながらもダークに、ペンギン周りの小道具やら美術のディテールが可愛らしくもあり、ミサイル背負い込んだペンギンの群れがどうせならもっと活躍して欲しかった。
奇形を愛するティム・バートンがバットマンよりもヴィランを中心に描く物語、ダニー・デヴィートの気味の悪さから愛らしさも醸し出す滑稽な姿やキャットウーマンを演じたミシェル・ファイファーは悪役でありながらのヒロインを魅力的に、またしてもマイケル・キートンは影の薄い存在なのは否めない。
スーパーヒーローやヴィランでもないクリストファー・ウォーケンが誰よりも目立っていた印象で、一番悪いのもウォーケンな訳でさすがの存在感。
初公開時に仙台青葉劇場にて鑑賞。
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