ハイテンションのレビュー・感想・評価
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フレンチ・ホラーの幕開け
2006年、日本で上映され、後に続くフレンチ・ホラーの草分け的な存在となったエポック・メイキングな作品です。
監督はフランス人ホラー作家の中で唯一アメリカン・システムの現場に馴染む事が出来たA.アジャ。
ウェス・クレイヴン監督の「サランドラ」をリメイクした「ヒルズ・ハブ・アイズ」のヒットを皮切りに、「ミラーズ」「ピラニア3D」、そして「ホーンズ容疑者と告白の角」といった話題作を連発。
すっかり米国ホラーの屋台骨監督と化してしまいました(笑)
そんな彼がフランス時代に生み出した本作は、ジャンネット・デ・ロッシによる手造りグロ・ゴアと「血」に対する拘りが半端ない作品となりました。
米国が「血」をド派手に吹き出す効果として使用するのに対し、アジャ監督は肌にまとわり付く様な「血」にする事で痛みを誘発する事に成功しています。
見せる血を体感する血に変えてしまいました。
身体にまとわり付いたべったりとした汚い血は暫く脳裏から離れなくなる事でしょう。
勿論、ロッシが手掛ける「造り物感」が丸出しとなった特殊メイクも必見です。
ロッシが携わったルチオ・フルチの「サンゲリア」でみせた肉の腐敗とは違い、肉の破壊に従事したメイクはあまりにも惨たらしく、汚いです。
造り物である事がありありと分かる造形ですが、壮絶な肉の破壊描写に初めて観る人は呆気にとられてしまう事でしょう。
グロはNGという人は避けた方が賢明です。
余談になりますが、日本での衝撃的な公開から19年が経とうとしているんですね。
久々に本作を観て思いましたが、グロだろうが、手作り特殊メイクだろうが、名作というものは何年経っても色褪せないもんですね。
つくづく「病んだ映画だなぁ」と思いましたよ(笑)
ゴアに無遠慮
男の侵入パート&最後の展開で2度美味しい
あーこっち系のパターンか!よくある殺人鬼が家に侵入する系と思ったら、まさかの最後のどんでん返しで驚いた。いかにも殺人やりそうなテンプレのデブなおっさんだったから、先入観にやられたなぁ。
前半に主人公が親友の裸見て1人でしてた意味深な描写はレズってことだったのね。普通に親友に好きって伝えれば悲劇起きなかったのでは...?とも思ってしまう。子供まで躊躇なく殺っちゃうのは可哀想だった。
どんでん返しがなくても、家に男が侵入してきてからはめっちゃハラハラする。勘のいい人は途中で犯人の正体分かっちゃうだろうけど、見抜けないと最後の展開にやられて2度美味しい作品。
血祭り祭🙌
久々に再度鑑賞しました。
やっぱり、血が🩸凄い。
2006年と、昔の映画ですが今でも全然新鮮に感じる映画です。
女子大生のマリー、友人のアレックスの実家に試験勉強をするため、一緒に帰省する。
アレックスの実家は、フランス🇫🇷の郊外のため2人で楽しそうにSara Perche Ti Amoのサウンドに乗せて、一見楽しそうなスタートから始まる。
マリー役のセシル・ドゥ・フランスが、ベリーショートでいかにもフランスの女子を演じています。
場面が変わり、いかにもデブで怪しいおっさんが切断された頭部を股間にあて…怪し過ぎる🤮
もう、これから始まるお祭りの犯人はコイツやろうと確信しましたね。
アレックスの実家に到着した晩から、惨劇が始まります。
フランスのスプラッターホラーは、加減が無いというか、ぶっ飛んでいます。
徹底して、残酷でイカれています。
ラストも、衝撃です。そうくるのか🫨と唖然としましたね。
いやーアレクサンドル・アジャ監督の作品は面白いですね。
初めて見た感覚
何十年ぶりかに観たら
全然覚えてなくて笑ったw
冒頭、トラックの中で
やらかしてるシーンに
期待値爆上がりしたけど、
「あれ、こんなに退屈な感じだったっけ」となる。
ホラーあるあるだけど
マリーの行動にもイライラする。
が!
そうだった、そうだった。
そうだったーーーー!!
(もはや後半で思い出すw)
グロシーンは、これ以上の
作品がたくさんあるので
もはやそれほどではないけれども
さすがフランス映画
複雑な心理戦と言うか
多重人格者の虚言で
(本人は虚言と思っていないけど)
見る側を翻弄させてくれる。
三大フレンチホラーはいま見ても最高だった。
過去鑑賞
この作品、レビューしてなかったですね。
観る前はもっと血みどろなスラッシャー描写だけに秀でた作品かと勝手に思い込んでいましたが、意外にも割りとストーリー性のある映画でした。
ただ、終わってみれば腑に落ちない点は多々ありましたが(と言うより納得いかなかったり、辻褄の合わない箇所の方が多いくらいでしたがf^_^;)
しかし、緊迫感のある展開でしたし、最後までドキドキしながら観れますよね。
ストーリーは穴だらけでしたが、音の使い方は秀逸ですよね。
あともう一つ欲を言えば、ヒロインを魅力ある女優さんにすれば、もう少し説得力が出たかもしれないですね。
4大フレンチホラー、どれも捨て難い作品ばかりですが、個人的には『マーターズ』が一番好きです。
期待値MAXで見るべきではない
この映画は、オチがすごいという触れ込みもそこそこあり
グロ・ホラー・ストーリーの3点を楽しみに見始めてしまった。
しかし、グロは完全に評価できるが
ホラー・ストーリーにおいては期待外れと言わざるを得ない。
ホラーに関しては、こっちが勝手に想像していたので
別に、あれでもよく。見せ方もかなりベタなカメラアングルだが
うまく作れていると思う。
問題は、圧倒的に問題なのはストーリー
なんじゃありゃ…。あれ見て評価してる人はどういう意味なのか知りたい。
予測不能なオチや、衝撃の結末、みたいな事ではない。
妄想を映像化しました。
が、通用するなら何でもありなわけで
じゃあ、最後は15m級のスーパー戦隊が急に空からやってきて
車踏みつぶしましてん。でもまかり通るのが、この映画の最大のしらけポイント。
だから、逆にストーリーを知った上で
あ、意外にこんなところにも気を使えてるんだ
みたいな味方の方が純粋に楽しめるのではないだろうか。
殺人鬼として描かれるオッサンも、実は殺人鬼だった姉ちゃんも
カミソリ一本が凶器だったとしたら
不意打ち以外なら絶対勝機はある。
即死するようなダメージではないから逆転のきっかけは必ずある。
人生を踏まえてみると教訓じみた感想にたどり着ける
そこそこのクソ映画でした。でも、普通には面白いです。
騙された
本作の視聴前には余計な情報は入れないほうが良いだろう。例として作品を挙げてもネタバレに繋がってしまう様な映画だからだ。
本作の簡単なあらすじは、試験勉強のために人里離れた友人の家に泊まる事となった主人公だが、その晩無気味な中年男が友人の家族を惨殺し、自身にも魔の手が迫り、恐怖の体験をするというものだ。殺害シーンはこれでもかと言うほど残虐であり、これで観れるか観れないかが別れるポイントになるだろう。
首に棚を挟ませてぶった切ったり、完全に巻き込まれな運転手をチェーンソーで切り刻んだり、シーン1つ1つはスプラッタホラーと思える展開だが、内容はサイコホラーと言った所だろうか。
台詞も少なく、恐怖一本で挑んできた様な作品であるが、台詞が少ないが故の怖さがにじみ出ているのが上手い。なんの説明もなく冒頭でいきなり女性の生首で自慰行為をし、窓から首を投げ捨てる狂人から始まり、家族を惨殺、友人を誘拐・・
と目まぐるしく進んでいき、あまりの衝撃で言葉を失う展開であった。
また、散々怖がらせておいてのまさかのラスト。開いた口が塞がらないとはこの事を言うんだと改めて認識した。本作は間違いなくフレンチホラーを語る上で確実に観ておきたい作品であろう。
当時は野趣豊かな新種登場を思わされた
単純にスプラッターホラーだと思って観たら、ちょっと違うかった…トラックの殺人鬼オジサンが暴れまくるB級ホラー映画と思っていたが、実は狂っていたのはこの人だったと言う展開。
スプラッターに近いゴア演出は所々にあるのだが、なんと言うか…それらが妄想だったと言うのがこの作品の困った所である。
居もしない殺人鬼に怯え、友人女性アレックスに恋心を抱いているマリーの異常な妄想であった。
アレックスの家族を惨殺したのもマリー、アレックスを守ろうとするのもマリー(笑)
幻視、幻覚、幻聴はホントに危ない。
本人には本物だから始末に悪い。
これはいいサイコホラー
スリル満点だけどオチにうーん(ㅍ_ㅍ)白目
ホラー映画大好きな私もビビりな為に何度も目を覆った、スプラッター要素が苦手な方には絶対お勧め出来ないホラー映画です。
評価が高めなのは恐怖を感じさせる見せ方が上手くテンポも良くアッと言う間に見終わる為。
殺人鬼のオッサンの気持ち悪さを感じさせる演出なんかお見事だと思う。
しかしオチがねぇ…実に勿体ない、今迄観てきた話は何だったのかと(苦笑い)
突然襲撃してきた猟奇殺人鬼のオッサンは実は主人公の妄想で実際に友人家族らを惨殺しまくってるのは主人公本人だったと。
無理じゃね??(笑)
他の方も書いていたけど実は主人公本人が全部やっていたと考えると矛盾点が多すぎて説得力が丸で無いのだ。
だからあの時こうだったんだ!とかもう少し伏線を張って欲しかったなぁ…。
お話としては面白いけど……
親友アレックスの実家へ 勉強も兼ねて遊びにやって来た女子大生のマリー。
初日の夜に、突然見知らぬ男が訪ねて来て アレックスの家族を片っ端から殺し、アレックスを拉致しようとする。
マリーは アレックスを救い、2人で逃げようと試みるが………。
途中、マリーが殺人鬼から逃れるために部屋でガタガタしたり、温室の中で ガサガサしたり、とにかく息遣いが荒くて 絶対にバレるだろwww って感じなんだけど……
あ~…ふーん、そっか…みたいな。
少しハラハラするシーンもあり、展開としては 面白いけど、チョッと そこは辻褄が合わねーだろっ的なシーンの連続もあり…。
アレックスの反応も、この女 うるせーな(汗)って感じだけど、その辺の伏線回収は 後々やって来ます。
謎の殺人オジサンが人肉嗜食で、夜な夜な人を襲っては食す…。特に若い子のお肉は美味しい…みたいな方が良かったかも。
想像した程グロくはなく、平常心で観られるホラー作品です。
でも、切ない話だなっと思った。
フランス初のスプラッター?
女子大生のマリーが試験勉強のため親友アレックスの実家へ向かう。到着して眠りについた直後、謎の中年男が現れてアレックスの両親を惨殺、彼女の幼い弟も殺されてしまう。といったホラー。この後は何を書こうとしてもネタバレに繋がります。
リュック・ベッソンもびっくりしたという映画らしいのですが、ホラーというよりもサイコ・サスペンスといった雰囲気。たしかに血飛沫、血ノリ、剃刀、電ノコといったホラー要素満載なのですが、結末がアレですから・・・『サイコ』から始まって最近では『シークレット・ウィンドウ』の類の展開ですが、観客にバレないようにとかなり反則技を使っているような気がしました。ちょっとは推測できるようにしないと、後から考えても腹立たしくなってきます。強いて挙げれば、猿轡されていたアレックスがマリーを異様に怯えていたことくらいでしょうけど、とても二役なんてできるはずがありません。それでも途中まではハラハラドキドキ。ガソリンスタンドのシーンは特に緊張感あふれてました。
マリーがアレックス宅のベッドで寝てすぐに自慰行為に耽るのですが、その妄想癖が全ての残虐行為の原因となったのでしょう。と考えると、そこからの映像は全て妄想。よっぽど試験勉強が大変で疲れていたのかもしれません。
なんだか騙された感いっぱいになって、悔しくもなるのですが、CGもあまりなかったようですし、正統派ホラーの映像テクニックだけは評価できるのかもしれません。
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