「斬新すぎて、私レベルではついて行けなかった・・・」の・ようなもの スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
斬新すぎて、私レベルではついて行けなかった・・・
一言で言えば変な映画・・・としか言いようがないかも(苦笑)
私レベルの頭では、この映画の良さがいまいちよく分からなかったです。
続編が製作されたと言う事は、当時ある程度ヒットした映画なんでしょうが、まあこれはかなり賛否両論あったんでしょうね。
万人受けはしない、私なんかとは視点の違う映画通が喜ぶ映画って印象です・・・。
森田芳光監督のデビュー作だそうですが、何とも挑戦的な作品を作ったようで・・・斬新過ぎる・・・。
これはもしかして、映画のようなものってことなの?
よくよく考えれば、落語にそれほど興味がないのに見てしまったので、作品に込められた意味もよく分かってないのですが・・・。
主人公達も落語家のようなものでしたし、結局「のようなもの」ばかりで構成された映画ってことだったのかなぁ。
一応話のメインとなったしんとととソープ嬢(当時はトルコ嬢)エリザベスの恋?も、恋のようなものでしたしね。
主人公しんととを演じた伊藤克信の棒読み加減も、役者のようなものを体現していたのかな?
しかし一応話の軸はエリザベスとしんととの恋と、女子高生としんととの恋でしたが、まあ話はあってないようなもの・・・それ以外の小ネタが妙に変態チックだったりで、いまいちついて行けなかった。
唯一尾藤イサオが演じたしんとと達の「あにさん」絡みのシーンは結構笑えましたが、それ以外は・・・(苦笑)
でんでんが若かったのと、関根&小堺がちょっとだけ出てきたのは印象深かったですけどね。
まあそんな訳で映画自体はそれほど楽しめなかったのですが、エリザベスを演じた秋吉久美子の存在感は特筆物!
これが大人の女、大人の色気だね~、ソープ嬢役嵌り過ぎ、若造からしたら、やっぱり恋のようなものでしょう。
麻生えりかの女子高生の方も、何気に可愛かったけど、秋吉久美子には敵わないでしょう。
あ、それと女子高生の家での一幕と、そこからしんととが帰る際の当時の東京の風景美は良かったですね!
尾藤イサオの主題歌2曲も心地良かったなぁ。
結局何だかんだで、それなりには楽しめていたのかも。