ニュー・シネマ・パラダイスのレビュー・感想・評価
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「人生は映画のようにはいかない」
映写室で来る日も来る日もフィルムを回し続ける職人。それは彼が望んだ人生ではなかったのかもしれない。何度も何度も同じ映画を掛ける。台詞を覚えて俳優に話しかけるほどに。自嘲気味に話す職人は、映画に取り憑かれ、映画を観に来る人を楽しませることを喜びにする。 映画に取り憑かれた少年。来る日も来る日も映画館に通い、フィルムを観ただけで台詞が出るまでになる。機転が利き、賢い彼は、小学5年で職人に弟子入りする。 小さな顔で、映写室の小窓からスクリーンと館内の様子を見る。映写技師の特権だ。 悲しい出来事を経て、少年は、職人の後を継ぐ。 やがて少年は成長して青年になり、恋をする。光を失った職人は、彼に語りかける。映画の台詞で。一度実った恋は、職人の予言通りに儚く散る。 そして職人は青年に自分の言葉で語りかける。 「人生は映画のようにはいかない」「この村を出ろ」「戻ってくるな」と。 映画で繋がった絆。職人は、青年の非凡な才能に気づいた。だから、立ち止まるな、と背中を押した。ずっと側に置いておきたい、息子のような弟子を。 映画が唯一と言っていいほどの娯楽だった時代。タバコをふかし、居眠りをし、授乳し、あんなことまでしながら皆で観た映画。 田舎の村から世界を知り、愛を、笑いを、悲しみを、怒りを皆と共有する空間、映画館。 身を立て、成功した青年は壮年になって職人の死を知る。 故郷に戻った彼の部屋には、映画の思い出が、母の手で大切に残されていた。 しかし、映画館は・・・。 職人が弟子に残したフィルム。 それは、職人と弟子にしかわからない、最高のプレゼントだった。映画への愛、そして弟子への愛が詰まっていた。 職人は、故郷の村で、誇らしかったに違いない。映画の世界で成功した弟子のことが。 そして、自分の仕事に誇りを持っていたに違いない。どんなに素晴らしい映画も、腕のいい映写技師がいないと、ちゃんと鑑賞できないのだ。職人も現場で映画を作っていた一人なのだ。観客の前で最後の仕上げをしていたのだ。 フィルムは燃えなくなった。そして、フィルムはデジタル信号に置き換えられた。 映写機は回さなくて良くなった。 街から小さな映画館が消えた。 それでも、映画を観に行く。人生は映画のようにはいかない。わかっている。でも、映画を観ている瞬間は、その世界に浸りたい。 あの曲がかかると、もう何度も観たこの映画を思い出す。たぶんこれからもずっと思い出すだろう。 大きな愛の詰まった、最高の映画。
故郷との関係を断つ必要性はあったのか
父親代わりのアルフレードが、サルヴァトーレに村を出て故郷との関係を断つよう勧めたのも、彼女と別れた方がいいと考えたのも、全てはサルヴァトーレの仕事における成功を真剣に考えてのことだという意図は分かる。しかし、そこまで徹底しなければいけない理由についての説明が不足していて、説得力に欠ける。故郷の人々との関係の継続と、仕事における成功は両立できるものだろう。また、本気の熱愛に発展する恋人を見つけるのは珍しいだろうし、実際サルヴァトーレも彼女のことを想い続けていた。そのような相手との関係を断ってまで仕事に打ち込むことは、人生の充実感の喪失につながり、幸せから遠のくと思う。それでも故郷とのつながりを断った方がいいと思わせるような、説得力のある説明が聞きたかった。 しかし、全体的には温かみのある良い映画だった。狭い映画館でみんなでワイワイと映画を観るのは気が散りそうだと思った。だが、それが細かいことを気にしない、社会全体の他者への寛容さや距離の近さの表れであって、今作全体の温かさに寄与しているように感じた。
「自分のすることを愛せ」
何度見ても心を揺さぶられるのは、トトに自分を重ね合わせてしまうからだろうか。映画を観ながら、来し方行く末を思い巡らせてしまう。 トトが帰ったと、ほつれる毛糸を引きずりながら外へと駆け出す母。夫を待ち続け息子を待ち続けた母、この作品で最も美しいシーン。トトが大切にしていた物が丁寧に保管された一室。都会で疲れた息子がいつ帰ってきても良いように、そして再び送り出せるようにと用意していたんだと思う。 久しぶりの帰郷でうける喪失感、疎外感、年老いた親を目にしたときの罪悪感。同時に自分が如何に愛されていたかを知る喜び、気恥ずかしさ、後ろめたさ。8ミリフイルムで蘇るかつて本気で愛した人の記憶。非日常となった故郷での時間は、様々な感情と思考をともなってトトの冷めきった心を蘇らせていっただろう。 そしてアルフレードの形見のフイルム。これは彼が旅立ちの日にトトに伝えた「自分のすることを愛せ。幼い時にあの映写室を愛したように」という言葉を形で表したものだ。失われていたトトの心の最後のワンピース、粋で心のこもったプレゼント。 … 私が最も好きな映画の音楽は、今も昔もアルフレードのフイルムとともに流れるこの曲です。マエストロに心から感謝
映画好きならこの映画は觀ておかないと。 映画好きならこの映画が好き...
映画好きならこの映画は觀ておかないと。 映画好きならこの映画が好きなはず。 と言われているみたいだからそんなに映画通でもないしなんとなく観ないで来たけど映画音楽としてクラシック演奏会でよく耳にするので観てみた。 主に男性に受けがいい映画なのかな。 愛だな。愛。 様々な愛が詰まった映画だった。
エレナはどうなった?
シチリアの小さな村を舞台に映写技師と映画好きな少年の交流を描いた1989年公開のイタリア、フランスの合作。 ローマで成功をおさめたサルヴァトーレのもとに、アルフレードが亡くなったと母親から連絡が有った。少年時代の彼はトトと呼ばれていて、多くの時間をニューシネマパラダイスで映写技師のアルフレードと過ごしていた。映画に魅せられたサルヴァトーレはその後島を離れローマに行き30年間実家に帰ることはなかった。そのサルヴァトーレの少年時代から青年期を経て熟年となるまでの人生を描いた話。 キスシーンが御法度だった戦時中、戦後もしばらくはダメだったのだろうという事がわかる。そして、トト少年はそのキスシーンに興味深々だったのがよくわかった。 アルフレードが火事の影響で目が見えなくなってから、トトが映写技師を引き受けるのだが、青年期に恋したエレナはどうなったのだろう? 親に反対されて連絡も取れなくなった、ということなのかな? その後サルヴァトーレは、仕事は成功したのかもしれないが、誰も愛さず結婚もせず、という生活を送り、エレナの事が忘れられない、という事なのだろう。 チャップリンの映像、キスシーンを集めた映像など、なかなか見所が多かった。
郷愁
20数年前に1度視聴しましたが、内容ほとんど覚えておらず楽しく2度目を観られました。 小難しい理屈はほとんどなくとにかく映画の楽しさを村中みんなが分かち合う陽気な雰囲気が伝わってくる映画です。名画の名ゼリフやこの映画ならではの名ゼリフなどよいです。地方から都会に出てきた人ならば、若い時に尊敬する大人に出会えた人ならば、何かしら感じることがあるのではないでしょうか。何よりもこのバックグラウンドミュージックが涙を誘います。
色褪せない名作
当時小学生でありながらその素晴らしさに30年以上経った今でも色褪せることなく私の目に焼きついている作品。主人公が映画に出会った幼少期のキラキラと、恋をした青年期の美しくも狂おしい思い出、そして大人になって彼が知る真実。何度見返しても涙が溢れてくる。そして、ニューシネマパラダイスと言ったらなんと言ってもこの素晴らしい音楽。私にとって映画が好きになったきっかけと言っても過言ではないこの名作は、公開から何年経とうとその素晴らしさが色褪せることはない。
私のナンバーワン映画
幼いころに父母や年上の人の言動から影響を受け、その後の人格の形成や将来の生き方を左右するに至るほどの強い感情や悟りを得ることがある。そういう貴重な経験は年齢を重ねてもずっと覚えているもので、良し悪しにつけその人の財産である。 シチリア島の片田舎に住む小学生のトトは感受性が豊かで、戦争に赴いて帰ってこない夫を待つ母と小さな妹との3人の貧しい生活を送っている。トトは無類の映画好きで、村に唯一ある映画館に行くことが楽しみで小遣いを貯めては頻繁に映画館に足を運んでいた。映画館には近所に住むアルフレッドというおじさんが映写技師として働いていた。映画好きなトトは邪魔だから来るなというアルフレッドを上手くあしらいながら映写室に忍び込んでは交流を重ね、次第に仲良しになっていく。幼かったトトは少年から青年と成長するなかで映画を通してアルフレッドから.人生とは何かを学んでいく。トトが独り立ちを決心して故郷シチリアから離れる際にもう帰ってくるな、ただお前が成功したといううわさを聞きたいと告げてアルフレッドは突き放す。年月が経ち映画監督として成功者となったトトのもとにアルフレッドの訃報が届く。 私が20歳代の遠い昔の頃、きっちりとスーツを着込み、仕事中に飛び込んだ新宿の映画館。 良い映画とは知っていたが、観る機会がなくリバイバル上映の際、時間つぶしのつもりで・・・。 始まりから涙・・。嗚咽が漏れ、最初は恥ずかしかったが、号泣しても全く気にならなくなり、見終わった後は泣きすぎて頭が痛いくらい。 映画全体が感傷と郷愁、映画への愛情が描かれていてノスタルジーでいっぱい。私事ではあるが自分を可愛がってくれた叔父とだぶり、また号泣。 アルフレッドとトトの絆と数々の会話、別離の場面でトトを見送るアルフレッドの言葉と態度、成功者として帰省し、葬式で交わした昔の知人らとトト、そして最高に有名なラストのシーン。全てに涙。・・・そう、完璧なラストシーンと涙を誘うBGM。 作曲家のエンニオ・モリコーネは残念だが昨年逝去してしまったが2004年に来日した東京フォーラムで彼が指揮したコンサートへは行くことができたのは幸運。この映画のテーマ曲の演奏ではまたまた涙が・・・。私のナンバーワンの映画です。
何故か見逃していた名作シリーズ
はい! まさかまさかの超今更ながらの2024年4月19日に鑑賞です笑 星8つはあると思います 名作名作名作名作名作ってみんな言うし 必ずそういうランキングで絶対に入って来る作品でいつか見ようと思いつつ20年くらい経ってしまいついに鑑賞となりました! 結論ですがこれ良い作品ですね(今更でごめんなさい笑) 音楽と映像と構成と特に後半が完璧過ぎです! 後半ずっと泣いてました笑笑 極め付けで最後のフィルムのシーンは本当にヤバいです(今泣いてる理由が頭で整理がついて無い状態で泣いてるとか怖ってなりました、まあ色々落ち着いて考えたらちゃんと感動してる理由と意味が解明できましたが!)これは逆に若い頃に見てたら面白いと思ったのか俺は? とも思いました。 感動させる手法が初めて体験過ぎて 久しぶりに戻った地元の人達の老いた姿で泣かせるとかあの思い出の映画館が取り壊しになるって部分で泣かせるとか感動の手口が自分には斬新過ぎてずーっと感動してました! 今更の鑑賞ですがマイオールタイムベスト10に普通に入ってくるくらいの名名名名名名名名作ですね。 これは劇場で観れる機会があれば絶対に行きたいです!
映画館とともに
3月いっぱいで取り壊しになっちゃう、中洲大洋映画劇場で思い出に浸りながら鑑賞。状況が状況で、映画と現実で重なる部分があってうるっと来る部分はあったけど、本作に影響を受けただろう「バビロン」や「瞳をとじて」の方が個人的には断然好き。リメイク元を楽しめないってのはどうかと思うけど、89年より前の映画はまるで知らないからノスタルジックな気分になれないんだよね。まだまだ映画知らないな〜と思わされます。 善人ぶりたいわけじゃなくて、いくら時代と言えど子どもに平気で手を出すような大人がいる映画がすっごい苦手。というか、無理。それが受け入れられなかった時点でダメだよね笑 それでも、映画を愛した少年の物語としては上質で、終盤なんて胸がキュッと締め付けられていたたまれなかった。ちゃっかし人間の愚かさを描いているのも良かった。何より、中洲大洋が無くなっちゃうことが悲しい😭
『思い出』を描く映画
アルフレードがトトに言う。 「人生は映画のようにはいかない」 「村を出ろ、ここは不毛の地だ」 「毎日 過ごしている場所が世界の中心に思える」 「何も変わらずに続くと感じる」 「村を出ろ」 「帰って来るな」 そこまで言わなくてもと、改めて思った。 思い出を描く『初恋の来た道』(1999)がまた観たくなった。(チャン・イーモウ監督、チャン・ツィイーのデビュー作)
トト可愛い💕アルフレッドはもっと可愛い❤ ❤ ❤
あまりにも有名過ぎる作品だけど観るのははじめて😊来週末にWOWOWの『W座からの招待状』で劇場公開時に見逃してた『モリコーネ 映画が恋した音楽家』が放送されるのを楽しみにしてたら、まさかの新文芸坐さんがニューシネの上映してくれるという運命的なスケジュール💕これは行かねばっ❗️観ねばっ‼️と即決✨✨ 結論: この先映画を観るときは五感をフルに使ってで楽しむようにしよう❤ そぉでないと損してる気がする、と思わせてくれた映画。 あまりにも聞き覚えのある曲の連続で驚き。そして日本人には馴染み深い(?)武田鉄矢の「おふくろ〜もう一杯!」が頭をよぎる😂 こんなに知ってる曲ばっかりなのに、受賞したオスカーは歌曲賞ぢゃないのね。1990年の外国語映画賞。もぉ不朽の名作としての不動の地位を確立してるから今更なんの賞でも変わらないか💦(ちな、モリコーネ氏がオスカー獲ったのはタランティーノとのコラボとのこと。翌日はタランティーノ作品を劇場観賞する予定なのもなんだか素敵な運命を感じる🍀) 曲の素晴らしさばかり書いたけど、ストーリーももちろん素敵。舞台はシチリア島の小さな村。大人も子どもも“共存”してる感じ。時代的なもので今だったらバッシング対象になっちゃう描写はあるものの、それでも子どもが子供らしく、それを大人が笑顔で見守る暮らしはとっても素敵。 宗教的観点からラブシーンをカットする神父様。見ちゃダメと言われたら余計に見たくなるのは大人も子供もみんな一緒w 作中劇にはクリス松村のそっくりさんが出てきてウケた😂 サルヴァトーレ君(愛称トト)の子供時代、青年期、大人になってからをみせる映画だけど、彼を周りで支える人達の顔触れは変わらない。同じ愛情を持って接し続ける。広場オヂサンも変わらないwww (ただ、残念な事に青年期のトトがあまり思い出したく無い元彼にそっくり過ぎて感情移入の妨げに……残念だゎ😭😭😭) 最後はサッカーくじのナポリ人館長の笑顔と泣き笑いが素敵。
戦時中の映画館の雰囲気を知りたいと思ったので視聴しました。 悪知恵...
戦時中の映画館の雰囲気を知りたいと思ったので視聴しました。 悪知恵が働く少年トトと寂しい老人アルフレードの熱い友情に感動しました。 本作は友情をピックアップした120分バージョンです。 トトの人生を中心に描いた180分の完全版は未視聴です。
アルフレード技師お許しください!女装映画鑑賞第4弾。これレビュージャナイ!
名作中の名作ということで、いつも女装映画鑑賞でお世話になっている名画座での鑑賞でした。 このたびも「いつもこんな恰好で観にきて済みません」と断りを入れてからの入館。 「いえいえ、どんな恰好でもいいんですよ。映画を楽しんでくださるなら」と、いつも優しいモギリのおねいさん。慣れてきたのか、引きつり気味ではなくなって。←困らせたるなよ! この人がチョー可愛い₍ᐢ⑅•ᴗ•⑅ᐢ₎♡から困る。 むしろ、アルフレードみたいな強面のおじさんの方がいいのに。 振り返ってみれば、女装映画鑑賞って ①この名画座での『フォレストガンプ』でデビュー からの↓ ②大阪の魔窟映画館での『カンフーモンスター』 からの↓ ③名画座での『秘密の森の、その向こう』(未レビュー) からの↓ ときて、本作の鑑賞です。 結論から言うと、ディレクターズカット版を観たかったなぁ…と思いました。 映画解説を読むと、やはり劇場公開版では物足りなさを感じてしまいました。 ところが、これが困ったことに完全版だと上映時間が、およそ3時近くある超大作なのですね。 普段なら何ということないのですが… 女装鑑賞だと、致命的に困るのが、緊急時のトイレ問題(笑) 勿論、しれっと女子トイレに入る訳にはいかず。かといってそんなナリで男子トイレにも入れずで、非常に困るのよん。 やはりエレナとのその後のエピソードを観てみたかったです。 ですが、トトの屈託のない笑顔を微笑ましく思い、何だか既視感を覚えて。 この子何だったっけ?と考えていると、ふいに連想しました。しょーもないことを。 TVアニメ『母をたずねて三千里』のアメディオやん!と思いました。←なんでやねんな! 真面目にレビュー書けよ!→それは真面目なれビュワーさんにお任せして。私如き女装崩れがあれこれ述べるまでもなく。 これでも大真面目なんだよ!トイレ問題チョー悩むんだよ! なら、もういい加減止めたらいいのに… まだ行くつもりだよ!次回もこの名画座での『音楽』鑑賞だよ!女装でだよ!
前を向くだけが全てじゃない
人は若いときは前に進むことに夢中で、失うもののことなど考えないものだ。それはそれでしかたない。でも年をとると、ふと足をゆるめて失ってきたもののことを思うときもある。残されたモノの上にも容赦なく時は流れているけど。この作品のどこに惹かれるのかといえば、そういうことかもしれない。 成長したトトが初めて家に帰って自分の部屋に入ったところで胸が熱くなった。それと、ラストシーン。とても有名なこのラストシーンは「映画を愛する人へのオマージュ」と言われることが多いけれど、それだけでない、何かもっともっと温かい涙を私にもたらしてくれるのだ。
ノスタルジーの塊
自宅で動画配信サービスを利用して視聴しました。 アルフレードの訃報をきっかけにサルバトーレが過去を振り返るという形で話が進んでいきます。 どのエピソードも心温まる話だったり、淡い恋の話だったり、とてつもないノスタルジーの塊ですね。映画館が村の唯一の娯楽だったこともあり、観客の大衆性というか俗っぽさが、また良い意味でノスタルジーを増してるな、と思いました。 また2,30年後に見たら心に刺さる具合が違うんだろうなと思いました。
私内不動のランキング1位
すばらしいです。 公開からもう何年もたったというのに 私の中ではトップの地位を譲りません。 もはやテーマ曲を聴くだけで胸がいっぱいになります。 この映画を作った当時監督は29歳だったとか。 おそろしいです。
自分のすることを愛せ〜映画こそわが人生‼️〜
公開当時、ケビン・コスナー主演の「フィールド・オブ・ドリームス」と共に、中学2年生だった私を号泣させ、脱水症状寸前にまで追い込んでしまった確信犯的名作‼️この作品は映画という芸術へのラブレターであり、映画を愛し映画館へ通う我々映画ファンへの素敵な素敵なプレゼントなのです‼️可愛いトト少年。映画が大好きで、フィルムの切れ端を集めて宝物にしている。映画館の2階にある映写室にも入ってみたい。そして映写技師アルフレードとの友情。アルフレードのケガによりトトは映写技師に抜擢される。成長したトトは初恋、戦場へも駆り出される。そして故郷を出たトトは有名映画監督となり、アルフレードの死をきっかけに30年ぶりに故郷へ凱旋する・・・何だこの映画ファンが一度は夢見るような人生は‼️このトトの様々な人生模様を美しく、そして切なく彩るエンニオ・モリコーネの素晴らし過ぎる音楽が、この作品を永遠に忘れられないモノにしています‼️数々の名作が映し出される映画館内の風景や、アルフレードが映写を反転させて外に映し出し、お金がない人たちに映画を見せてあげたり、トトとエレナの映写室でのラブシーンなど、一つ一つのシーンに製作者たちの映画への熱い想いが溢れていますよね‼️ラスト、トトがアルフレードの形見のフィルムを上映するシーンの感動は、映画を好きでよかったなぁ〜としみじみ痛感させてくれるかけがえのない瞬間です‼️映画こそわが人生‼️
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