ニュー・シネマ・パラダイスのレビュー・感想・評価

全174件中、1~20件目を表示

4.5やっぱり映画はいい

2025年12月30日
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鑑賞方法:映画館

「午前10時の映画祭」にて。
映画って本当にいいな…と改めてしみじみ思う作品。
戦後復興期のシチリア、小さな村の映画館における映写技師と少年の交流を、市井の人々の暮らしの中に描く。戦争の傷痕や哀しみが残る中で、貧しくもたくましく生きる人々に、映画が一時の楽しみと共に夢や希望を与えている。
映写技師の先見の明と深い愛情が、その後の青年の成長と成功を後押しする。人との出会いは本当に大切だ。
少年トトが可愛らしく魅力的。そして映写技師役のフィリップ・ノワレがとてもいい。

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Kei

4.0懐かしい

2025年12月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

大き目の劇場がほぼ埋まってました。
過去2回ほど観たことはあったが、ほぼストーリを忘れていた。
トトとアルフレードのやり取りがいい。

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koji

5.0何度も…

2025年12月29日
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鑑賞方法:映画館

何度も何度も何度も観ています。久しぶりに映画館で観た感想を書こうと思ったのですが、好きすぎて感情がおかしくなりそうなので冷静に書いた?ディレクターカット版のほうを今一度レビューで載せます。↓

言葉にならない

この映画を初めて観たのは、実家を離れ兄と2人アパートで暮らしていた時でした。

自分が寝ている時に、兄がレンタルで借りてきて

「夜中に電気も点けないで、寝てるのに映画観ないで欲しい!」

と少し怒り気味に、うつらうつらしながら何気に見始めました。

見進めていくうちに、知らず知らずのうちに布団から起き上がり、夢中になっている自分が居て、後ろに居る兄も固唾を飲んで観ている様子が伝わってきました。

ラストシーンの時は2人とも号泣。

こんな素晴らしい映画があったのかと本当に本当に思いました。

あのラストシーンは反則級です。

ラストシーン前までも、既にとびっきりの映画なのに、ラストシーンで「感情のスイッチ」がおかしくなったのかと思うくらい涙が止まりませんでした。

この映画の良さを言葉に出来ない自分を恥じています

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Tententen

5.0初見、そして号泣、、

2025年12月29日
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素敵な映画です!
名作と聞いてましたが、初めて映画館で観ました。
庶民の生活の中にたくさんの愛が詰まっていて、その全てが尊く愛しく、映画を通じて人生の温かさに包まれました。人生万歳!という心境になります。こういう経験ができる映画はなかなかないと思います。
人生の中の本当の美しさや宝物、そんな事を教えてもらった気がしました!

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睦月

4.5アルフレードとトトの強い絆に涙腺が緩む

2025年12月29日
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泣ける

笑える

悲しい

何度観てもいい。ホントにいい。
ストーリー展開は判り切っているのにスクリーンに釘付けになる作品だ。
11歳のトトと熟年映像技師のアルフレードのコミカルな触れ合いが続く中で、時折りアルフレードから「これからの人生に於ける進言」を受ける。アルフレードの存在って、トトにとっては「父」であり、「師」であり、「歳の離れた友達」なんだろうなあ。
アルフレードの形見を受け取り、ひとり映写室で見入るトトの優しい表情が何とも言えないなあ。

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ちゃ坊主

4.0変わらないけど、変えなければならない

2025年12月27日
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午前十時の映画祭にて鑑賞。
観る前は映画讃歌的なイメージであったが、映画を知ることにより世界が広がるという現実とリンクする。わずか数時間の世界の中で、私たちは愛や友情を学ぶ。
屋外上映に懐かしかを覚えたが今でも存在してるのか。

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ななな

4.5不朽の名作。郷愁の名画

2025年12月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

不朽の名作と言われているも、観たことがなくたまたまリバイバル上映のタイミングが合ったので映画館で鑑賞。
映画館に通う子どもと映写技師の話、というぼんやりした知識しか持ってなかった。間違ってはなかったけどそれだけではない。
その時代の景色、娯楽、家族関係、喪失、恋愛、そして別れ。
名シーンはたくさんあるが、ささやかだけど素晴らしかったのが30年ぶりの母と息子の再開シーン。その場面はうつさず、毛糸がほどけてのびていく、そして止まる、長い毛糸をつけたままの母と息子が抱き合う姿を俯瞰で撮る。素晴らしい。
映画館がなくなるとき集まった人々の表情。
最後の形見のフィルムもあのときの!で壮年のトトと一緒に泣けました。あげるけど保管して置くといってたフィルム。
人の絆、成長、郷愁、人の幸せを思えばこその別れ。素晴らしい不朽の名作でした。

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Tkykskngy

4.0愛のある

2025年12月25日
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鑑賞方法:映画館

ザルバドーレとトトの大切な時間。
今の時代には亡くなってしまったのかもしれない、余白のある映画です。

良い映画。
何度も観たくなる。
友人が余韻を楽しんで…と言ってくれた。
まさに余韻を楽しみたい映画。

トト少年のくりくりと可愛らしい目が、本当に印象的ですね!
そして、30年ぶりに帰ってきた息子への母の言葉が、涙ものです。

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ぷぷぷ

5.0何度見たことか

2025年12月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

癒される

いつも居眠りに来ているおじさんが、「絆」だけはセリフをそらんじていましたが、私もこの映画については、主要シーンのセリフが頭に入っているぐらい見ています。
この映画では、トトとアルフレードのメインストーリー以外に、映画館の観客にそれぞれのストーリーがあるのがおもしろいです。上記のおじさんも、映画館で寝ているのを悪ガキたちに妨害されるだけじゃなく、アルフレードと一緒に小学校の卒業試験を受けに来ていたり、アルフレードの葬列にいて、トトに素通りされてちょっと残念そうにしていたり。卒業試験に来ていた別のヒゲの男性は、怪奇映画を見ている中、他の観客がスクリーンから目を背けている時、2階席の方を見つめ、2階席には女性がそれに応じるように視線を向けていて、その次にはこの2人が並んで映画を見ていて、その次には赤ん坊を連れて映画を見ていて、最後の葬列にもカップルできていました。2階席でツバを吐く男性、銃撃される地元のマフィア(銃撃時に座っていた席にグラジオラスが供えてあるのがおもしろいです)、共産党支持の父親と一緒にドイツに行ってしまうトトの同級生とか、「俺の広場だ」という男性等々。当時の社会情勢も垣間見えます。トトのお父さんと、「ひまわり」のアントニオは戦地で一緒だったのかなと思ったり。
完全版では、トトが成長する過程でのいろいろな物語(トトが「大人になる」シーンとか)や、トトとエレナが会えなくなったことの答え合わせが出てきます。その部分が余計だと言う人もいますけど、私は別の映画だと思っています。通常版でもエンドロールに中年になったエレナ(ブリジット・フォッセー)が出てきますけどね。
映画の前半、「キスシーンは一生見られない」と観客がぼやきますが、私としては公開当初にあった、映写口のライオンが吠えた後、スクリーンにMGMのライオンが映り、前列の子どもたちがそれをマネて吠えるというシーンが、いつの間にかカットされてしまっているのが残念です。もうあのシーンは見られないのでしょうかね?(我が家のレーザーディスクは、これがあるバージョンですし、日曜洋画劇場でやった久米明さん吹き替え版は、このバージョンだったと思います)
キスシーンをカットしていたのは、教会が映画館を運営していた時の話。その映画館は火事になってしまったのに、あのキスシーンのフィルムは、どこにあったのか? なんていう野暮なことを言うのはやめておきます。
今後も機会があれば、また見返す映画ですね。

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豊島区のはずれ

4.0余白のある人生を

2025年12月22日
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感想を述べるのが難しいタイプの映画。
主人公は、村を出て豊かな生活を得たが昔の生き別れた恋人と育んだような愛にはまだ出会えれてないように感じたな。

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はなてん

4.0ふるさと

2025年12月21日
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鑑賞方法:映画館

映画が大好きな少年が、年の離れた映写技師と映画を通じて育む友情が、深く、温かい。
大切なものを失った心に寄り添う音楽が優しかった。

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由由

4.0上映当時から「何だか懐かしい」と感じた

2025年12月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

カワイイ

時代を経ても、あまり色褪せた感じがしない名作。
この作品は、現代の主人公の視点から、40年前から30年前のシチリアの田舎町をノスタルジックに描いています。上映当時から「何だか懐かしい」と感じたし、その感覚が今も甦ってくるところに強みがあります。
思うに、製作当時の現代を描いた作品は、傑作であっても、意外に賞味期限が短いのかもしれないですね。

ちなみに、上映当時の輸出されたバージョンは2時間に編集されているけれど、大ヒットしたために、本国で上映された175分の監督のオリジナル編集版が、日本でも数年後に上映されたと記憶しています。
これが。。。
私は、2時間バージョンの方が圧倒的に好きです。
オリジナル編集版は、観たことがなければ話の種にでも、是非一度観てください。

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ねこたま

5.0今回の落涙ポイント

2025年12月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

カワイイ

第1位 ジャンカルド村に帰省、編物が・・
第2位 見知った顔が!オレの広場だ・・
第3位 イタリア男の高等教育は駆け引きだ!
ジャックペランパートの方が、年齢柄グッと来る。映画館の話だからハコで観るべき、更にエレナとの焼けぼっくい未遂カットバージョン。フルマークにせざるを得ない。

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トミー

5.0映画終活シリーズ

2025年12月18日
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鑑賞方法:映画館

1989年度作品
アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞
映画好きなら至宝の作品
何度みても涙

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あきちゃん

4.0再び午前10時の映画祭

2025年12月13日
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鑑賞方法:映画館

自分もリクエストしたひとりですが、たくさんの人に愛されてる映画なのですね。これからも時々スクリーンで上映して頂きたいです。
エレナとのエピソードがあるらしい完全版は見ていないのですが、わたしはこのままで良いと感じてます。過去は届かないから美しいと思うので。フィルムに閉じ込められたエレナは本当に綺麗。でも観ちゃったらコロっと意見変わるかも笑
ノスタルジー満載の物語なのに、ノスタルジーに囚われるな、この町にあるのは幻、と言われてしまう。郷愁に身を任せたくなるのに、拒否されてしまう。ツライ‥
それなりに歳をとって、居を移すことを繰り返し、失った場所ができた身にはこたえます。
トトと一緒に、古い映画館、初恋、新しい映画館と、失くしてしまう経験を追うと、あの「この広場は俺んだ!」とうろついてるおじさんに、あんただけは変わんないでくれ、と思っちゃいますね。
エンドロールが流れてきて、あの町のみんなみたいにブラボー!とかやんやしたかったけど、流石に令和の映画館は静かでした。

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chili

5.0心に沁みる

2025年12月11日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

午前10時の映画祭で久々に
ーーーー以前観たのが完全版(ロングバージョン)だったので、後半アルフレードの葬式あたりからの〜エレナとの再会が無し。「なんで再会無いのか」と気になってしまった。全体感がかなり異なるが、この120分版も「心に沁みる」名作である。
完全版のDVDがあったので、これも観ます^_^

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ドラゴン99

4.5映画館で観るということ

2025年12月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

午前10時の映画祭にて鑑賞 沁みました
36年前に映画館で観た時の感動を、まったく色褪せることなくまた味わえるとは……
だいぶ前にレンタルDVDで見たときは、こんなに沁みなかったのですよ
けれど今回はやはりラストシーンで泣けてしまいました
映画館で観るということの大切さを改めて認識させられた映画です
36年前はトトの側に立って観ていたけど、今回は気がついたらアルフレードの側に(あるいは母親の側に)立って観ている自分に気が付きました
どれほどの年月を経ても色褪せない
これが名画というやつなのでしょうね
どんなに楽になっても、配信での鑑賞に安易に流されることなく、映画館の暗闇で観ることを続けたいという気持ちを新たにできた作品に感謝です

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窓牛

4.5言わずとしれた名作ではあるが年を経て観るとかなり印象が異なる。

2025年12月6日
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鑑賞方法:映画館

1989年の公開時点に映画館で観て以来なので36年ぶりということになる。自分で驚いてしまうが私はまだ30歳だった。
アルフレードが17歳のトトにいう「お前はこの街ではもうどうにもならない」「出ていって一切帰ってくるな」「将来、戻ってくることがあれば街も人々の印象もきっと変わっている」(ジョン・ウェインでもなくゲーリー・クーパーでもないアルフレード自身の台詞)が今となっては身に染みる。サルバトーレにとっての30年振りの故郷という設定が、36年振りに観るこの映画の印象と重なるから。
36年前は、子供時代のトトの可愛さ、アルフレードとの友情、そして全編を覆う映画への愛に目を奪われた。今回、改めて観ると青年トトの不器用で苦しい、でもあまりにも真っ直ぐな恋に心打たれる。そして、30 年ぶりの帰郷で変わってしまった街や人々の様子、そして自分たちを捨てた息子の帰郷を喜び、なお息子の幸せを祈ってやまない母親の愛にも。
中年サルバトーレを演じた名優ジャック・ペランは三年前に亡くなった。合掌。

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あんちゃん

4.5上質な泣かせノスタルジー映画

2025年10月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

癒される

ある映画監督が回想する故郷シチリア島での少年時代・青年時代の、映画館「シネマ・パラダイス」の老映写技師との交流を描いている。とにかくよく出来た泣かせ映画で、映画館と映画への愛に満ちたノスタルジックな映画であり、僕も最初に映画館で観た時には老年になった現在の主人公が教会によってカットされたキスシーンやヌードシーンのフィルムをつなぎ合わせて映写機で観ながら目を潤ませるラストシーンでこらえきれずに泣いてしまった。

映画の中の現在で描かれているように、この頃はレンタルビデオの普及で地方の映画館の経営が苦しくなっていった時代だったが、それが今は配信の時代になってるんだから時の流れと時代の移り変わりを感じさせる。一時は映画館が閉館になる時にかなりの高確率で最終上映作品になっていたため、映画館で何回も観ている映画でもある。

なおこれは実は短縮された国際版で、当初イタリア本国で劇場公開された155分のオリジナル版の興行成績が悪かったため、123分に短縮されて国際的に公開され成功したらしい。後に3時間完全オリジナル版(こちらは実際にはオリジナル版ではなくディレクターズカット完全版らしい)も公開されたが、そちらは国際版とはかなり印象が異なる。3時間完全オリジナル版の感想はそちらで。

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バラージ

4.5貧しくも活き活きと描かれた少年のすがた

2025年8月12日
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風に揺れるカーテンとその向こうの海
エンニオ・モリコーネの音楽が重なる

シチリア島の村

息子トトを心配する母の声がある
家族や村人の温かくも厳しい視線
それがこの物語全体を導いている。

トトが生涯大切にしていたもの
少年の頃の思い出と愛するもの

失ったものと得たもの
そして大切な人との約束。

最後は涙、涙
何度観ても涙

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星組
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