ニュー・シネマ・パラダイスのレビュー・感想・評価
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今後この作品を越える映画が出てくるか?
この作品が出たとき映画館で見たかったー!!!
とにかくこんな後からじーーーんとくる映画はないな
音楽も映画を引き立てていて
映画を見ていなくとも
この音楽を聴いただけで
泣けてくる感じ。
この映画を見ていない人がいるなら
今すぐ見て欲しいな。
私の中で、とっておきの映画!
哀しい哀しい物語
見る年齢によって映画の捉え方はずいぶん変わる。
学生時代にこの映画を見たときは、少年の成長物語、映画賛歌が美しい話だなと思った。悲しいエピソードもあるけれど、全体として心温まるいい物語だと。
【以下ネタバレあり】
今回改めて見て思ったのは、この映画は本当に映画賛歌なのだろうか?
確かに映画館やそこに集う人々、往年の名画たちはとても印象的だ。主人公トトが、年の離れた友人アルフレードと心を通わせたのも、映画があってこそ。だけど、それらは単なる舞台装置であって(とても魅力的な舞台装置であることは間違いないのだけど)、ほかのなにかでもよかったんじゃないだろうか。本当に「映画って素晴らしい」なら、きっとニュー・シネマ・パラダイスはなくならなかっただろう。
そして今の私には、この映画を「心温まるいい話」だとまとめられない。
故郷を離れて30年、トトは本当に幸せだったのだろうか。愛、家族、友人…いろんなものを置き忘れてきてしまった、哀しい中年男性に見える。富と名声さえあれば、そんなもの犠牲にしても構わなかったのだろうか。
アルフレードの30年はどうか。そこに想いを馳せると、私はたまらない気持ちになる。
「人生は映画のようにはいかない」と、アルフレードは言った。明確なハッピーエンディングはない。いいことも悪いことも、時を選ばずやってくる。歳を重ねるごとに、たくさんのものをなくしていく。
とても哀しい哀しい物語だと思った。
映画との出会いが人生を変える
おまえの噂が聞きたい
夢も希望もなにもない町で、唯一の娯楽である映画に魅了された少年、トトと、映写技師であるアルフレードの、親子のような友情が胸にしみる今作。
学がなく、映写技師になるほかに道のなかったアルフレードの、トトに対する、親心のようなものに、心打たれました。
彼は、自分と同じ映写技師となったトトに、強く、厳しく、町を出るよう促します。それは、彼が、トトの抱く夢に気づいていたからでしょうし、また、自分と同じような、孤独で退屈な仕事をするだけの人生を歩んでほしくない、という気持ちもあったからに違いありません。
「俺はおまえに会いたくない。おまえの噂が聞きたい」というセリフが、なんとも父親らしく、心に遺りました。
映画のラストで、アルフレードがトトに遺した遺品。
ただの茶目っ気たっぷりな洒落た贈り物、というだけでなく、もしかしたら、彼もまた、トトと同じ夢を抱いていたのかもしれないと思うと、よりいっそう、彼を愛おしく感じました。
最高のノスタルジー
小さな村の映画館と少年とおじいさんの話。これもまた3時間という長丁場ですが長い映画には必ず理由がある。
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『ディア・ハンター』と同じく3部に分かれてて、最初の1時間は主人公の幼少期におじいさんと映画館で過ごした日々、次は青年期で恋をして村を出るまで、最後の1時間は中年になった主人公がまたおじいさんの死によって村に戻ってくる。
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全編にわたって、同じ音楽が何度も使われてるんだけど、初めて聞く音楽なのになぜか懐かしい。それと共に主人公の成長を見守っているから、最後廃れた映画館に戻ってきた時に同じ音楽が流れてて泣ける。
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そしてまた、映画館好きとしてはこの出てくる映画館が良いのよ。毎回満席立ち見状態で、皆で映画を楽しむ文化がある。いずれそれも廃れてしまうんだけどこういう時代に生まれたかったな。
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レビュー
アルフレードのばか!
私が映画館で観た時、既に一回観ていましたから、それほど気負うことも無ければ、何かを期待するという事もありませんでした。
私は友人と一緒に観に行きましたが、席はガラガラだったので、離れて座りました。
(男同士でくっつく必要もないでしょう?)
私が1回目に観たのは完全オリジナル版の方で、その時上映されるのはカット版でした。
行く前から友達とその事で盛り上がっていました。
「今回はカット版というのがネックだね」
「カット版は残念だけど、ニューシネマパラダイスをこのご時世に、映画館で観れるだけで十分 運が良いよ。」
そんな感じの、なんかの記念みたいなスタンスで鑑賞に臨みました。
この映画に2人とも泣かされるハメになるとは、知る由もなく。
私たちはそれぞれの想いを胸に描いていたんでしょう。はじめに泣いたポイントが違うみたいでしたが、やはりラストは涙を流さずにはいられませんでした。
離れて座って正解でした。泣いてるところを見られたくないですからね。
青春時代に観るべき映画だと思います。
友達と観に行ったのが、私にとって最大のポイントでした。
随分前に その友達とは仲たがいをしました。
私の方が一方的でしたが、恋のせいでした。
私は "恋よりも仕事しろ" の人間なので、相手にもそういうスタンスを強要していたのかもしれません。
それはまるでアルフレードがトトの恋愛を望まなかったように!フィルムの恋愛シーンをハサミで切ったように!
(私はその子の邪魔はしてません)
という、しっとりした恥ずかしい想いのある映画です。
3回目はどのシーンで泣いてしまうのか、あるいは 泣かないのか。
その子といつか仲直りしたら、3回目 を観ようかな と思っています。一生 観ないかもしれませんが。
そういう思入れの強い映画になるんです。
しかし、今になって考えれば、トトみたいな人生は嫌です。恋愛くらいさせてよ!未練が残っちゃったじゃん!アルフレードのばか!
未練が感じられにくい分、私はカット版が好きです。
20年以上前に鑑賞して以来2度目。 鑑賞中はそんなに惹き込まれる訳...
これぞ、傑作、
インターナショナル版
インターナショナル版のを見た。15年くらい前に見た時は途中ですが気持ちが折れて見きれなかったが、今回は楽しく見れた。良い作品だったが、完全版とかと比べるとかなり物足りないらしい。近々完全版見ようとおもう。
映画愛に溢れた作品。 映画が最高の娯楽であった頃。それにしてもなん...
分からない
「完全版」を観た直後、「劇場版」のテレビ放送があったので鑑賞。 ま...
「完全版」を観た直後、「劇場版」のテレビ放送があったので鑑賞。
まったく別物の映画になってる・・・。
これは、これで、幼少期(アルフレードとの思い出)を懐古するいい話なのかもしれないけど、映画として軽くなってる気がします。
ボッチャ(完全版ではエレナの夫になっている)の登場も生きてこないし。
(幼少期は、算数の授業で先生に叱られ、青年期では、エレナの落し物を拾って手渡す時に、トトと競いあってるシーンがあるのに)
エレナとの再会と、一夜限りの“夢”(エレナがそういっている)があると、ないとでは、
アルフレードが残したキスシーンを涙し、笑いながら観るトトの心情を考える鑑賞者の気持ちは大きく変わってくるんじゃないかと思います。
完全版のほうが、良いと思いますが、どちらを先に観たかで、大きく感想が変わってしまう作品だと思います。
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