「映画と共に歩んだ主人公の人生」ニュー・シネマ・パラダイス Mas Kudさんの映画レビュー(感想・評価)
映画と共に歩んだ主人公の人生
2度目の鑑賞
映画ファンの間で、高く評価されていることは知っていたが
なかなか機会が無く、2019年に初めて見た
舞台は戦後の貧しいイタリアの(架空の)村
村の唯一の娯楽施設は『パラダイス(パラディソ)』という名の映画館
主人公の少年時代はパラダイス座と映写技師アルフレードと共にあった
映画館は火災にあい、焼失してしまうが、再建を果たし
「ニュー・シネマ・パラダイス」がオープンする
兵役が終わったトトは村を出て、ローマへ行く
そして、映画監督として成功する
という物語
今回、なぜかストーリーがあっさりしてる気がして
インターネットで調べたら
前回見たのは完全版で、今回見たのは1時間短い劇場版だった
これだと、兵役に向かうときにエレナと連絡が取れなくなった原因がわからないままで、
ちょっと寂しい気がする
(ただし、完全版のエレナとのエピソードはコアな映画ファンの間で賛否両論あることを知った)
エレナとの別れが、謎のままというのも、青春の思い出なのかな?
兵役を終えて村に帰ってきたトトが
自分ではない技師が映写室にいる光景を見てパラダイス座へ行く事をやめて
アルフレードを訪ねるが
映写室へ行っていれば、エレナのメッセージに気づき
ローマへ行く事はなかったのか・・・・
ここがトトの人生の分岐点だったのかな?
アルフレードの残した遺品は
神父さんの指示でカットされた、「キスシーン」「ヌードシーン」を繋ぎ合わせたもの
主人公は、シネマ・パラダイスの映写室でアルフレードと過ごした
子供時代を思い出したに違いない
若いころはこのような
「純文学を映像化したような」映画は好みではなかったが
50歳を過ぎてからは好きになった
もう一度完全版を見たいと思った
今晩は。初めましてでしょうか。
完全版を鑑賞されたのですね。
私も、もう少し社会経験を積んだら、別の解釈の仕方があると言われている”完全版”を鑑賞しようと思っています。
これからもよろしくお願いします。返信は不要です。では。