「美しい映画美術」ニュー・シネマ・パラダイス SAさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい映画美術
クリックして本文を読む
鑑賞し終わった後に、あまりの美しさに声が出ない。すぐに感想を書こうと思ったが、出てこないほどに魅了された。最初から最後までとても美しく、素晴らしい。人生というものを描いたこの作品では、誰もが経験するであろう、何かに熱中したり、大切な友達が出来たり、愛する人ができ、そして大切な人の死、思い出の故郷。小さな幼少期から成長し青年へと、そして歳を取り、年寄りとなる、3部構成で物語は進む。小さな頃はただただ映画が大好きな子供、何度も映画館に足を運び映画を見たり、おじさんの働く姿を見て憧れ、夢をみる。ここから主人公は人生を成長し生きる、戦争も経験し、恋というものも知り、故郷を離れたりもする。「人生」は経験から成長し、愛は人の人生を素晴らしいものにする。幼少期には知らなかった、キスシーンがどういうものなのか、そして歳を取り成長してから見る、キスシーンの素晴らしさ、愛というものの素晴らしさ。ラストシーンでの映画鑑賞をしたトトの心情はどんなものだったのだろうか。そしてエンドロールのタイミングもお洒落で音楽も素晴らしい、なんとも声が出ないほどに美しい映画美術。
コメントする