「自分の生まれた年の作品とは思えない今の時代にも感じることの出来る寂...」ニュー・シネマ・パラダイス sdfghjklさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の生まれた年の作品とは思えない今の時代にも感じることの出来る寂...
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自分の生まれた年の作品とは思えない今の時代にも感じることの出来る寂しさや暖かさを感じる映画だった。小さい頃に魅入った映画館から始まり、街とともに少年時代を過ごしたトト。そういったなか、彼女の存在や兵役によって離れることで、時代から置いていかれている自分の街の状態に気がつかされ、アルフレッドはそこに劣等感に似た感情を持ち、それがトトにとって足枷になることも知っていた。だからこその「帰ってくるな、連絡もよこすな」。自分が田舎に帰った際の寂しさ、懐かしさと同じものを感じ、最後のキスシーンばかりを集めたフィルムはある種の走馬灯のように駆け抜け、寂しさと懐かしさを入り乱れさせ、美しい思い出へと変えてくれる。一つの映画のように変えていくように。
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