2010年のレビュー・感想・評価
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丁寧に説明してくれるPart2
前作の続編。
前作の謎をわかりやすく補完する解決編!
(2001年は小説も読んだが小説2010年は未読。)
レオーノフ号のデザインが兎に角カッコいい。
機体の一部が回転して擬似重量を生み出してるのは、機能的にもデザイン的にもイケてる。
Zのアーガマの構造もこれの踏襲か。
博士がレオーノフ号からディスカバリー号へランデブーするシーン、両機が接続するシーンはめちゃくちゃかっこいい。
全体的に前作を補完するような作品。
ボーマンがサプライズ登場して、シーン毎に姿が変わるのは凝ってる。
前作ラストのようなトンデモ映像トリップ体験は出来ないかもしれないが、これはこれで良作。
最後、木星が第二の太陽に変化し、地球の環境が激変!タトゥイーンになりましたって解釈でいいのよね?
My God, it's full of stars. 薄味
2001年を観た勢いで続けて鑑賞。圧倒的な映像で意味がわからなくてもスゴいと感じた前作に比べると、とても薄味になっています。なんというか特撮感が増している❗
お話としては本作の方が分かりやすいんですけど、インパクトはあまりなかったです。前作の謎を何となく解決するためだけに作った印象すら受けます。前作でキューブリック監督がこだわってた宇宙空間で物音がしない描写なんかバッサリ切り捨ててますし、わかりやすさを重視した割に人々の記憶には残らない作品になってしまった印象です。
でも、これも何だかんだ言っても公式なんですよね~。今でも「スターウォーズ」や「ターミネーター」等々多くの作品が公式続編が出てはファンから「認めない」なんていわれてますが、本作も公開当時には「映画における公式とは何ぞや?」っという論争が巻き起こったりしたのではないでしょうか?
パイかケーキか、チキンかバカか、
HiltonかSheratonか…。
前作とはうって変わって、良くも悪くも「フツー」に。
言葉による説明が大変多いです。
前作を踏襲した演出により、続編であることを認識させ、明確な答えを用意してくれていますが、映画としては殆ど別物という感じでした。映像美も劣る気がします。
米ソが対立、地球を破壊しかねない戦争に突入する頃、米ソ合同チームは9年前に連絡が途絶えたきりのディスカバリー号に再接触。
前作でDaveが冬眠したまま亡くなった3名のご遺体を船外に捨てたシーンはなかったのですが…、単にDr. Floydの勘違いということ?
Monolithによって(厳密には使者となったDaveとHALによって)、人類へのメッセージが伝えられ、地球上から夜がなくなり世界平和でめでたしめでたし…。
地球上の争いの種など、宇宙規模で見たら本当にちっぽけなものだと感じました。
人類を核戦争で地球ごと壊滅させることもできたろうに。Monolithは何故人類を取りあえず?救ったのだろう。
もう誰も更なる続編は作らないのかなぁ。
「2001」と比べて•••
「2001」と「2010」を同時期に見ました。
2010では2001と違って、登場人物がよく喋るし、ストーリーがちゃんとしてる(笑)。
まあ「画期的なのはどっちか」とか「インパクトがあるのは」とか考えるとやはり2001には勝らないだろう。
2010年は残念ながら米ソの戦争状態になってない。てかソ連は崩壊してる。
あまりにも未来を予測しようとしてる感があって逆にスカッとしない。それなら2001のように潔く無責任な未来を描いてくれた方が見てる側としては楽しめる。それでいてiPadが出てきたり結構当たってるし。
いわゆる「レトロフューチャー」を描いた作品としても2001は特別に面白い。私が2010に求めたいのは、そういった作り手のロマンに溢れる未来像だ。
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